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建機メーカーで設計開発をしている20代後半の男です。
業務のなかで特許の申請に関わることがあり、特許の仕事に興味を持つようになりました。

弁理士資格を取って特許事務所に転職するというキャリアもありかなあと思っているのですが、
知財部とかにいたわけでもなく、未経験から入っていけるものなのでしょうか?

また、特許事務所のホームページなどを見ていると、たいてい弁理士ごとに担当分野が書いてありますが、機械系出身だと機械分野の仕事ができるものなのでしょうか?分野によって転職しやすさや給与などがかわったりするんでしょうか。

お詳しい方アドバイスください。

A 回答 (3件)

転職コンサルタントの者です。

知財特許業界に特化した転職支援を行っておりますので、少し長くなりますが、ご参考にして頂ければと思います。

特許事務所で弁理士や特許技術者(両者の違いは主に弁理士資格の有無によるもので、業務内容そのものはほとんど同じと考えてください)として仕事をしている方の大部分は、知財特許業務未経験からこの世界に転身しています。

最も多いのは、大学(院)卒業後メーカー等で研究開発設計職として勤務し、X年後に特許事務所に転職するというパターンで、平均30歳前後くらいでこの業界に転身しているかと思います。
中には40代になってから転身している方もいらっしゃいますがそれは極めてレアなケースであり、転身されるのであればやはり30代前半くらいまでがベターだと思います。

20代であれば、転身される時点で弁理士試験に合格されている方は少数で、特許事務所に転職し、仕事を覚えながら弁理士試験に挑んでいる方が多数派です。

但し弁理士試験に関しては、特許事務所に転身する時点で「既に短答式試験に合格している」「初受験では落ちたが、次回の短答式には合格する手応えがある」「来年の初受験を目指して勉強を開始している」という方が多く、まだ試験勉強も始めていない、というレベルですと「本気度」の点で疑問を持たれることも有りますし、選考上有利とは言えないかと思いますので、やはり最低でも勉強はスタートしていた方がベターです。

また分野に関してですが、建機メーカーでの設計職という事は機械工学関連の学科出身で、機構・構造等の機械設計者ということでしょうか?
だとしますと分野的には非常に良いと思います。

知財特許業界希望者の方の分野ごとの比率でいいますと、圧倒的にバイオ系の方が多く(医薬・食品なども含む)、次いで化学系といった順になり、人は多いが求人は少ない為、特にバイオ系の方は採用面では競争率が高く苦戦する方が多いですね。

その点機械系の方は知財特許業界希望者が少ないという状況ですので採用面では有利になると思います。
建機メーカー勤務との事ですので、大型の機械や機械設備(例えば空調設備等)に強そうに思えますし、建築系の技術分野にも対応できるようですと、活躍の場は更に広がるものと思います。

給与に関しましては、大体400万円前後くらいからのスタートになるとお考えください。
この仕事は一般的に「一人前になるのに5年はかかる」などと言われており、転職1~2年後にポンと給与がUPするものではありませんし、「給与は能力と実績次第」という世界ですから、その点の覚悟は絶対に必要だと思います。

また弁理士試験に合格したから給与が上がる、高給取りになれる、というものではありません。弁理士資格のない特許技術者の方が給与が高い、というケースもよくある事です。

現在そこそこの給与があり、「給与は減らしたくない」「福利厚生も重視」というお考えであれば特許業界への転身はあまりお勧めいたしません。

尚、近年は外国出願も重要ですので英語力を求められるケースが非常に多くなっています。特許明細書を自分で英訳することまでは求められませんが、英訳された内容をチェックする必要がありますので、一つの目安としてTOEIC700点くらいはあるとベターです。

現在20代後半との事ですから、ご年齢的には丁度良い年代だと思いますので、ぜひ頑張ってみてください。

仮に転身後に特許業界がどうしても性に合わないと判断したとしましても、30代前半くらいでしたら元の業界に戻ることも十分可能と思いますし、特許業界での経験は機械設計職でも将来必ず役に立ちますから、特許業界勤務が無駄な期間になるという事は決してないものと思います。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございます。

未経験からのキャリアチェンジが普通なんですか!
また、資格をとる前にも転職する道もあるんですね、、

まさに機械工学出身で、分野的に問題なさそうで安心しました。
給与面も具体的な目安を教えてくれありがとうございます。
1人前になるのに5年はかかるということですが、1人前になればある程度給与が上がることも見込めるのでしょうか。
時間がかかるのは設計も同じなので、そういうものだと思うのですが、
将来、あまりに稼ぐ道がないようだと苦しいなとも思います。
他の方の回答にもあるように実力次第だとはおもうのですが、どうなのでしょう。

そのあたりスッキリしたらまずは来年の短答目指して勉強初めてみようかと考えています。

お礼日時:2017/05/30 23:11

理系大卒で、企業勤めを経て、弁護士になった人もいますよ。


弁理士なら、より現実的とは思います。

大手事務所なら、得意分野の分業は可能ですが、選り好みするのは、不利と考えてください。
弁護士や弁理士は、基本、一匹狼の仕事なので。
サラリーマンの様な給料制の事務所もありますが、成果報酬の事務所も珍しくありません。
もっと判り易く言えば、個人事務所も多いのですが、個人事務所で仕事を選り好みしたら、売上が減るのと同じ理屈です。

それと、弁理士は資格取得難易度の割りに、所得が少ない仕事とも言われます。
まあ、並みのサラリーマン以上くらいは稼げる場合が多いとは思いますが・・。
弁護士とか会計士に比べると、見劣りする場合も多いです。
でも最近は弁護士も多すぎて、実力の無い弁護士は、余り稼げないらしいので、弁理士の方が稼ぐケースもあるとは思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

選り好みすると不利なんですね。
弁護士なども、ある程度専門分野が別れているときくので、
分野などに特化している方が仕事が取れたりするのかとも想像していたのですが、
選り好みするほど仕事がないのでしょうか。

弁護士や会計士の仕事にはあまり興味が無いので、それらに比べて見劣りするのはかまわないのですが、
せっかく士業につくなら、実力次第である程度稼げるほうが夢があっていいなと思います。

とにかく、未経験でも道はありそうだとわかって良かったです。
アドバイスを参考にして考えてみます。

お礼日時:2017/05/30 22:48

弁護士資格が取れるなら、大丈夫だと思われます。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。やはりまず資格取れるのか、というのはありますよね。
調べている限りでは、時間さえ確保できればなんとかなるのではともおもうのですが、、

お礼日時:2017/05/30 22:37

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