プロが教えるわが家の防犯対策術!

機材:EOS Kiss X7i(APS-C)、Canon 70-200mm F2.8 IS2 USM、三脚使用

屋外スポーツを主に撮影しています。

望遠で遠方の被写体を撮るとき、絞り値の設定は、ピント(及び被写界深度)に余り影響しないように感じています。

例えば高校野球地方大会で、外野手をスタンドから撮影する場合、絞り優先モードで、シャッタースピードに留意すれば、絞り値は特に意識しなくても構わないのでしょうか。いつも、f2.8にしようか、4.0にしようか、などと迷っています。

教えてください。お願いします。

A 回答 (4件)

被写界深度と絞り値の関係は、


絞り値2段分で被写界深度が2倍深になるのに対し、焦点距離は√2倍で被写界深度は2倍になります。

ですから、絞り値の被写界深度への影響は、焦点距離の変化に比べると弱いと言えます。
広角レンズは、パンフォーカスに適し、大きなボケを得るには望遠レンズと言われる所以です。

で、スポーツ系の撮影は、基本シャッタースピード優先の絞りオートです。
ISOオートに設定しておけば、屋内競技で絞り開放でも露光不足の時は、ISOオート設定上限まで感度を上げる事で露出不足がカバーできます。
それでも、露出不足になる状況では、セフティーシフト設定でシャッタースピードを落とします。

つまり、スポーツ系では、あくまで被写体ブレのないシャッタースピードを最優先に考えると言う事になります。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

kuma-gorou さん、ご回答ありがとうございます。

被写界深度と絞り値の関係について、勉強になりました。

お礼日時:2017/06/05 16:00

>被写界深度と絞り値の関係は、


絞り値2段分で被写界深度が2倍深になるのに対し、焦点距離は√2倍で被写界深度は2倍になります。

再度、整理
被写界深度と絞り値の関係は、
・絞り値、2段分の開閉で、被写界深度は1/2または2倍変化する。
・焦点距離は、1/√2倍または√2倍で、で被写界深度は2倍または1/2倍変化する。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

kuma-gorou さん、被写界深度と絞り値の関係について、詳しく教えてくれてありがとうございます。

お礼日時:2017/06/05 16:01

>外野手をスタンドから撮影する場合、絞り優先モードで、シャッタースピードに留意すれば、絞り値は特に意識しなくても構わないのでしょうか


構わないということはないです。
「花を撮るには」とか「野球選手を撮るには」とか被写体の種類で語られることって多いのですけど、実際には各種設定は現場の状況やイメージする狙いと擦り合わせて決めていくので、絞りに構うこともあれば、構わない… は言い過ぎにしても、他のことを優先して度外視することもあるのです。
そのときそのときで答えが変わることで、これだという正解はありませんし、単純に「〜を撮るには」では括れないのです。
だから難しくて分かりにくいのですが。

なので私ならどう考えるかを書きますけど、高校野球ですから大抵晴れた昼間でしょう。
それだとシャッタースピードには余裕があるはずですし、動体相手ですからどれだけピント合わせに神経を尖らせてもピントが外れやすい状況であることに変わりはありません。
ですからナンボかでも被写界深度でカバーできるように、絞りは絞れるなら絞ることを考えます。
そうですね… 私なら「ISO400あたりまでで1/500〜1/1000秒をf5.6〜f8で実現できればナイスかなあ」というところから設定を詰めていきますね。

露出モードは上記のケースだと私は絞り優先にします。
動体でも別のものだったり、スポーツでも別の競技だったり、撮影位置が近かったり遠かったり、晴れだったり曇りだったり… そういった様々な要素を考えた結果シャッタースピード優先を選択することも当然あります。

繰り返しになりますが、これはあくまで私個人の考え方です。
他の人には他の人の考え方があって然りですから、参考意見のひとつとして考えてみてください。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

luckyebisu さん、ご回答ありがとうございます。

写真撮影には記号的な答えがないのですね。

> それだとシャッタースピードには余裕があるはずですし、動体相手ですからどれだけピント合わせに神経を尖らせてもピントが外れやすい状況であることに変わりはありません。
> ですからナンボかでも被写界深度でカバーできるように、絞りは絞れるなら絞ることを考えます。

 なるほど、よくわかりました。

> 動体でも別のものだったり、スポーツでも別の競技だったり、撮影位置が近かったり遠かったり、晴れだったり曇りだったり… そういった様々な要素を考えた結果シャッタースピード優先を選択すること> も当然あります。

 以前、体育館でミニバスケットボールを撮影したときがまさにこれでした。絞り優先にすると、照度によってシャッタースピードが遅くなりすぎ、ブレが激しかったのです。時にはマニュアルモードも試しました。

お礼日時:2017/06/05 16:07

すばらしいレンズをお持ちですね。


自分的には、好天時(ピーカン)のときはシャッタースピードを最大限速くしても余裕があるときが多いため、画質優先でF4.0 を選択します。シャッタースピードは1/1000近く欲しい所ですので、そのあたりは天候と相談でしょうか?
しかしながら、望遠端200mm(フルサイズ換算300mm)でも寄りが足りない事があるために、後々トリミングが必要(トリミングをしたい)時が往々にあり、すこしでも解像性を向上するために多少絞る事もあります。
一般的にF4 ~8に解像・画質の最大があり、このレンズも1~2段絞りが良いようですのが、トリミング耐性を考慮してならば、一度御自身で等倍観察をされて、許容できるところを確認してはどうでしょう?
また気を付ける事では、高照度下・逆光下で、白いユニフォーム・強い反射光などを撮影すると、フレアやフリンジ(このレンズではかなり抑えられていると思いますが)が出現しやすくなり、その際はある程度絞る必要も出てくるため、使用環境を考慮した絞り値を決めておく必要があります。また絞る方向性を考えられるのであれば、ISO値の変化による画質変化なども予め御自身の許容できる所を絞り値・トリミング倍率同様に確認する事をお奨めします。そうすれば、よりよい写真を得るための絞り値・ISO値・トリミング倍率もおのずと決まるのではないでしょうか?

ただ、等倍評価のような事をするとレンズのグレードに応じたボディをより切望するようになる事は必定ですが、それはそれでよいかもしれません。そうしたらさらに望遠が足りなくなりリアコン、満足できずにさらなる長玉とか。。。欲しくなるのです。
なお、現在のお悩みの事は、フルサイズになれば、よりボケ味・被写界深度の変化として強く認識される事になりますが、現在のインナーズームの取り回しの良さとトリミング耐性と高い階調性と相まって、よりレンズを生かせる事になるかもしれません。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

41-hana さん、ご回答ありがとうございます。

 先日、かなり強い日差しもと、陸上競技をスタンドから撮影しました。ISO200 か 400 で迷いましたが、200にするとコントラストがはっきりするものの、影の部分がつぶれてしまうと感じたため、400にしました。適宜、露出補正を+0.3~1.5の間で行いました。

> しかしながら、望遠端200mm(フルサイズ換算300mm)でも寄りが足りない事があるために、後々トリミングが必要(トリミングをしたい)時が往々にあり、
> すこしでも解像性を向上するために多少絞る事もあります。

 私もこれには悩んでいて、カメラ本体が APS-C ですから、フルサイズ換算で300mm程度になるものの、遠方のもの(たとえば陸上競技の例ですと、フィールド競技)はトリミングすると解像感が損なわれています。

> 一般的にF4 ~8に解像・画質の最大があり、このレンズも1~2段絞りが良いようですのが、トリミング耐性を考慮してならば、
> 一度御自身で等倍観察をされて、許容できるところを確認してはどうでしょう?

 習うことも大事ですが、慣れることも同様ですね。場数を踏むようにします。

 フルサイズについては、予算的な面のほかに、私は撮影場所を何度も移動しながら撮ることが多いので、APS-C の機動力(軽さ、小ささ)が捨てきれず、現在は購入を検討していません。

お礼日時:2017/06/05 16:17

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!