
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
そもそもの成り立ちはヒンドゥー教の方が(原典と言う意味では)先なのです。
厳密には、仏教以前から存在した「バラモン教」から聖典やカースト制度を引き継ぎ、土着の神々や崇拝様式を吸収しながら徐々に形成されてきた多神教で、仏教以降に再編成されて出来たものが「ヒンドゥー教」になります。
だから改宗したと言うより回帰したと言うのが正解になります。
因みに「釈迦(仏教の開祖である釈迦牟尼)」もヒンドゥー教ではヴィシュヌ神の9番目の化身とされています。
ですので日本人が(明治以降の神道ではなく自然信仰的に意味での)神道を捨てなかったのと似ているのかもしれません。
No.3
- 回答日時:
1,外的な理由
バラモンとの権力闘争に敗れた。
バラモンは王権と結びついて、仏教を攻撃しました。
2,内的な理由
仏教の僧たちの生活を支えていたのは商人たちでした。
しかし、6世紀ごろからインド全体の経済活動が沈滞化していって、
暗黒の時代と呼ばれるようになっていきます。
そうすると商人たちは、仏教の信仰活動をやっていた
仏教僧たちを支えることができなくなってしまいました。
3,もともとの仏教を信仰している僧たちは、どんな信仰生活を
送ったかというと、人里離れた山や森の中、あるいは洞窟の中とか、
そういう所でやっていたわけです。
そうしますと、人々を救おうというよりは、
むしろ自分たちがその信仰の中で救われていこうという、
そういう欲求が非常に強くなります。
このように、バラモン教が王権や民衆に近づいていったのに対し、
仏教の僧たちはそこから離れてしまいました。
こうした背景から、社会からのサポートを得られなくなっていった
仏教はインドで衰退してしまいました。
(以上 NHK 高校講座 世界史)
No.2
- 回答日時:
いくつか理由があります。
1)仏教の教えの「無我」が誤解された。
「無我」の教えが「魂が無い」という意味に誤解されて広まった。
仏教としては、人間に魂があるのは当たり前すぎて、あまり明確に教えてなかったようです。
当然「魂が無い」なんていう教えと思われたら、一般民衆の支持は失うでしょうし、他宗に負けるのは当然でしょうね。
2)「殺すなかれ」を尊重しすぎて、正当防衛さえもしなかった
外部からの攻撃・侵略があっても、日本の憲法9条みたいに敵であっても、「殺すなかれ」の教えを守った。
そのため、ブッダの生まれた国さえも、防衛戦をやらず、滅ぼされてしまいましたね。
いちおう仏陀が敵軍の前に出て、出身国の侵略を防いだのですけど、それは3回しか有効ではありませんでした。
このことから「仏の顔も3度まで」なんて諺が生まれたようです。
僧侶たちが殺されてしまえば、廃れていくのもしかたないでしょう。
ちなみに、仏教系である幸福の科学は、侵略軍と戦って敵を殺すことは正しいとして、「殺すなかれ」という教えを条件付に修正しています。
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