遅刻の「言い訳」選手権

光電管を含む回路で、波長λ1の光を一定の強度であてると電圧計ではかった電位差はV1となった。
次に波長λ2の光をあてると電位差はV2となった。このとき、λ2を求めよ、という問題があり、答えは
λ2=hcλ1/ hc-e(V1-V2)λ1 らしいです。(hはプランク定数、cは光速度、eは電気素量)
答えから逆算してもなぜそのような立式になるのかわかりません。
わかりやすくお願いします。

A 回答 (1件)

光電管は、光電効果を利用して光エネルギーを電気エネルギーに変換します。



光のエネルギーは、振動数を ν 、波長を λ として
  E = hν = hc/λ
です。

波長が λ1, λ2 の光のエネルギーは、各々
  E1 = hc/λ1
  E2 = hc/λ2
です。

発生する光電子の数(=電流)はエネルギー(光のエネルギーから電子が飛び出すためのしきい値エネルギー(仕事関数)を引いた差)に比例し、発生する電位差は電流に比例するので、結局「発生する電位差は光のエネルギーに比例する」ということで
  V1 = (E1 - W)/e = hc/(e*λ1) - W/e   ①
  V2 = (E2 - W)/e = hc/(e*λ2) - W/e   ②
となります。
 光電効果には「しきい値がある」というのがポイントです。

①②より「W/e」を消去すると
  V1 - hc/(e*λ1) = V2 - hc/(e*λ2)
これより
  hc/(e*λ2) = V2 - V1 + hc/(e*λ1)
→ λ2 = hc/{ e[V2 - V1 + hc/(e*λ1) ] }
    = hc*λ1/[ e*λ1*(V2 - V1) + hc ]
    = hc*λ1/[ hc - e*λ1*(V1 - V2) ]
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この回答へのお礼

わかりやすかったです。
すぐ理解できました。

お礼日時:2017/07/11 18:47

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