
世界的には 死刑廃止の流れが進んでいる中、日本には死刑支持の考えが 根強く残っております。
しかし、死刑を実際に執行するかどうかはともかくとして
「死刑」
という刑罰は残すべきです。重犯罪抑制のためにも。
そこまで犯罪者に甘くなってはいけない。
「先進国で死刑のある国」として世界に誇ってもいいくらいです。
それに、したことに対しての償いですから。
悪いことをしたら、相応の報いを受けるべき。
いつまでも死刑が執行されないと税金もそれだけかかります。
それでは 死刑反対派の人に質問です。
① 死刑を廃止するとすれば、他にどんな刑罰が相応ですか?
② 自分の家族を皆殺しにされたら、それでも死刑反対者になれますか?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
死刑反対派です。
まず、なぜ「反対」なのかを書きます。一応法学部出身ですので、法理論などはちゃんとやっています。
死刑に反対なのはそれが民主主義の理念に反するからです。そして法体系というか社会全体のシステムと照らし合わせても「死刑には矛盾がある」と考えるからです。
民主主義の理念に反するというのは「民主主義はそもそも『個人の権利』を実現するために生まれたものであり、国家が個人を殺すことはいかなる理由があっても許容できない」と考えるからです。
民主主義以前は殆どの国が人治主義でした。人治主義というのは「国を治めている個人が絶対」というものです。多くの国では王様が居て、王様が「あいつは俺に歯向かったから死刑」というようなことができました。また死刑だけでなく焚書や財産のはく奪なども簡単にできたわけです。
これでは力を持たない庶民はたまらないので、啓蒙主義的な考えができ、民主主義国家が誕生したのです。
民主主義国家は「国家が個人の権利をはく奪することを可能な限り抑制すること=個人が自由であること」を目指した政府ですから、常に可能な限り「個人の権利に敏感であること」が必要になります。
ですから「死刑」という方法で「個人の命と言う究極の権利(というか権利の源)」を国家が奪うことは、そもそも「民主主義の理念に反すること」だと私は考えます。死刑を廃止するのは民主主義として正しい方向性であり、常にそれを求めていくことが「ありとあらゆる個人の権利の追求」にとっても重要だと考えているのです。
次に「社会システムとしての死刑の矛盾」について説明します。
死刑を望む多くの人と議論をしていると「とにかく、人を一人殺したら死刑でいい」という意見が良く出ます。気持ちは分かるのですが、これは私たちが暮らす社会システムと大きく矛盾します。
分かりやすい例でいえば、自動車でひき殺しても死刑にはならない、ということや、過重労働を放置して過労死しても経営者の責任は50万円程度というようなものです。「個人が人を殺したら死刑」が成立するなら「個人の殺人以外で清だ人々」にとって、これらの刑罰は著しくバランスが悪いことになります。また、個人が人を殺す場合でも事情は様々なのです。
こういう場合はどうでしょう。
ーーある女性を男たちが3人がかりで拉致乱暴し、証拠隠滅のために殺してしまった。しかし永山基準に照らして、彼らは誰一人死刑にならなかった。それに不満をもった遺族である父親は、彼らが出所した後、3人とも殺してしまった。3人殺したので永山基準に照らして父は死刑に処された。ーー
このような場合、この父が「死刑」になるのは社会正義として許容されると考えますか?
私は著しく不当だと思います。そういう矛盾が社会にはあり、法律では解決できない問題がある、ということを踏まえて「死刑」を議論する必要があると私は考えます。
また、刑法上の矛盾も存在します。それは「体罰刑は禁止」という矛盾です。死刑は究極の体罰刑です。
もし死刑と言う究極の体罰刑を許容するなら、他の体罰があってもいいはずです。法律というのは「平等」が原則ですから「ある特定の刑には体罰があって、それ以外は禁止」というのは矛盾があります。
体罰を取り入れるなら、たとえば
・スピード違反は1キロ超過ごとにむち打ち1回
・窃盗は5回やったら手首を切り落とす
などが考えられると思いますが、実際にはそうなりません。なぜなら民主主義は「個人の権利を国家がはく奪することは禁止」だからです。むち打ちだって、その後後遺症が残るかもしれませんし、手首を切り落とされたらまともな職には就けないでしょうし生活そのものに支障が出てしまいます。
だから体罰は刑法にまったく存在しないのに「死刑」という究極の体罰だけは許容されている、というのは法律を学んだものとして許容できません。
上記のことから私は「単純に死刑を求めるのは、かえって社会正義と個人の権利の追求をゆがめる」と考えますので、死刑に反対しています。
という考え方の元、個別に回答します。
① 死刑を廃止するとすれば、他にどんな刑罰が相応ですか?
終身刑です。もっともいくらなんでもスェーデンのような「快適な刑務所」はやりすぎでしょう。死刑ではない代わり、刑期中は「個人の権利のはく奪(幸福追求権のはく奪)」は許されると思っていますので、普通の刑務所でいいです。
また終身刑の反対者は「死刑にせずに生存しているとコストがかかる」と言っていますが、私は必要なコストであり、実はそれ以外も国民はいろんなコストを払っている、と言う点に気が付いていないと思います。
必要なコストというのは「国家が個人の権利に介入しない」ということを担保するために必要なコスト、と言うことです。またいろんなコスト、というのはたとえば「犯罪なら死刑なのに、自動車事故では死刑にならない」というような矛盾のことです。電通の過労死事件で会社が払うのはたった50万円、遺族の悲しみはこれもコストです。50万円では絶対に癒えないでしょう。でも、社会と言うのはそもそもこういうコストを許容することで成り立っているのです。
ですから単純に「税金で食わせてやるのは・・」という議論はとても視野が狭いし、死刑の是非は社会全般へ影響するのですから、もっと広いコスト構造で考える必要があると私は考えます。
② 自分の家族を皆殺しにされたら、それでも死刑反対者になれますか?
はいはい、よくこの質問出ますね。その答えは「分かりません」です。
そもそも「私たちは誰も当事者ではない」ということを踏まえる必要があると思います。たとえば死刑の議論に遺族が参加したとします。まともな議論になりますか?私が上記に書いたように「でも自動車事故では死刑にならないんですよ。矛盾してませんか?」なんて、遺族に質問できないでしょう。
遺族は感情的に被害者を失った悲しみと自分の経験から「死刑」を主張しています。中には遺族であるがゆえに「死刑反対」の方もおられます。どちらも違憲としては傾聴に値するとはいえますが、議論の中心に「感情論」を置くと社会システムとしての死刑議論にはならないわけです。
私たちは「誰も当事者ではなく、そして国を良くする方法として、あるべき社会のあり方として死刑を議論している」という前提を忘れてはなりません。
ですから、②の質問はまったくナンセンスで「議論の中の設問として不適当」徒しか言えないのですが、もう少し具体的に考えを述べます。
分からないと書いたのは正直な話分からないからですが、さすがに大切な人を殺されて「死刑反対」と自分が言うかどうか自信はありません。「ほら!!」と思ったでしょう。いやそう単純ではないんですよ。
私は先ほどから「社会システムで考えよ」と書いています。②の状態でも「報復」と社会システムの整合性は常に意識はするわけです。そこで私が「やはり死刑が必要」と考えることは十分にあり得るでしょう。でももっと過激な「社会システムの変革」を要望するかもしれません。
---たとえば考えられるのは「仇討の許可」とか「私刑の許可」などでしょうか。もし仇討が可能になるなら、仇を抹殺するためには武器の携帯は認められるでしょうね。常に銃器を携帯し「見つけ次第殺せる許可」じゃないと意味がないでしょう。
でも、その場合相手にも「防衛の許可」がでるのが普通ですね。そうしないと不公平だからです。
でその対決が東京のど真ん中で行われたらどうします?流れ弾で関係ない誰かが死ぬかもしれませんよね。でも、仇討の許可に対する「社会が払うべきコスト」なら許容されるわけです。ーーー
なんてことを遺族になった私は妄想するかもしれませんし、本気で「仇討を認める運動」をするかもしれません。いずれにしても感情的に制御できないならどんなことだって起きるわけです。それを議論の中に含めますか?そういう人を見て「ほや、やっぱり死刑は必要だろう」となるのでしょうか。
②の質問は「まともな議論の土台」をぶっ壊す禁じ手だと私は思います。いや、そもそも感情論過ぎて、これを出す人とは「論理的な議論ができない」と私は判断します。
それが最終的な②への回答です。
大変失礼ながら、ほとんどの人の「死刑は必要」というのは感情論です。感情論で社会システムを考えることは社会にとって、とても有害です。
死刑を議論するなら、最低限「法律の平等」という概念や、刑法の抑止論や報復論などを勉強してほしいのです。そのうえで、きちんと議論して「必要」なら私も意見を変えるかもしれません。
特に、今のところ決着がついていませんが「死刑は犯罪抑止に確実に有効」なら死刑維持にも必要性がある、と私も認めるかもしれません。そういうきちんとした論理的な議論がない、のが日本の一番悪いところです。
No.2
- 回答日時:
自殺願望や精神疾患の犯罪者が、死刑になりたくて、周りを巻き添えにして通り魔やテロを起こす…。
欧米みたいに警察官が犯罪者を、即射殺・撃ち殺す制度は日本には無いからなぁー。諸外国では、未成年でもテロ等の凶悪犯罪者を射殺するのは当たり前らしい。
No.1
- 回答日時:
荒れやすいテーマなので、淡々と回答します。
①終身刑です。
この話になると必ず、税金の話になりますのでそれについての私見を。文明社会は、弱肉強食の競争と言う要素を排しては存続しえないと思ってます。そして、競争があるからこそ、社会全体での労働量が増え、豊かな生活が送れると言っていいでしょう。人間は生態系の頂点にいて増えていきますし、地球には全人類が富めるほどの資源や物はないのです。そしてその競争の軋轢の中で、人の命に手を掛ける者が必ず出てきます。当然、人を殺しても何にもならないのだったら、強盗殺人でも何でもしてやろうと考える者が出てくるでしょうから、刑罰は必要です。そして、死刑にはしないが、一生自由が制限される程度の威嚇をしておくことが必要だと考えます。つまり、文明社会に生きて豊かさを享受する当然の負担として、我々一般市民は、終身刑にかかる費用を負担するべきではないかと思います。
②はい、なれます。なれるように努力します。
そもそも、刑罰は、社会の秩序の維持を目的としてあるものです。被害者の復讐の肩代わりのためではありません。むしろ、被害者に復讐をさせないためにあると言ってもいいかもしれません。社会の秩序の回復を図るため、被害者の処罰感情を考慮するのです。そして、犯人の命と自分の家族の命なんてとてもつり合いなんて取れません。家族の命の方がずっと私にとっては重いものです。また、犯人家族も皆殺しにしろと考えるかも知れません。そして、何をしようが自分の家族は帰ってきません。そうやって考えていくと、犯人が死刑になっても何一つ変わりません。自分の中で家族を弔い、人生を前に進めるためには犯人を許す努力をすることにしかないという答えにたどり着く。そう思うのです。すると、死刑にするのは意味がないから死刑にはするなと思うのです。
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