電子書籍の厳選無料作品が豊富!

今週末のプロ野球ストが回避されましたが、何か選手会が及び腰になっているような気がしているのは私だけでしょうか。当初の「合併が1年間凍結」という問題はクリアになっていないのにそんな柔なスト宣言なら最初からすべきではなかったのではと私は思うのですが、皆さんのご意見はどうでしょうか。お聞かせ下さい。

A 回答 (9件)

私はストはすべきだと思ってましたし、回避(延期)されたのは選手会側の賢明な判断だったと思います。



いくつかポイントがあると思います。
1,通りそうも無い要求をスト回避の条件にしてますが、スト決定以前に経営者側が全く交渉に応じる気配が無かったので、交渉させる手段としてストに難しい条件をつけ、結果労使交渉ができたのでこの点は妥当な条件です。

2,要求が通っていないのにストを回避したことは別に弱腰でもなく、交渉に応じたこと自体を評価したものと考えていいと思います。つまり、スト回避条件は要求の受け入れでなく、問題提起・検討議題という位置づけと思います。

3,したがって、ストというカードを持ちつつこれらの議題について交渉を継続していくことができれば、ストは順次延期していくものと思われます。

4,もちろん交渉に進展が無い場合、経営者側に誠意が無い場合はストに突入するでしょう。

5,選手会側は経営者側よりもファンの気持ちを理解していると思いますし、ストに伴う痛みを経営者側よりも十分理解しているはずです。

6,ファンにもいろいろありまして、熱狂的なファンは選手会絶対支持だと思います。ただ、球場に見に来たりグッズを買ったりと、いわゆる「お客様」としてのファンは全員が熱狂的とは限らず、ストによる野球離れは熱狂的でない「お客」から順に始まっていくと思います。
熱狂的なファンだけに後押しされて戦っていくのか、それとも熱狂的でないファンでも野球から離れていかないようにしていくのか、今回の「スト延期」はまさにそのあたりの妥協点だと思います。

7,ストライキによるファン離れよりも、オーナーたちのわがままな言動やファン、選手不在の再編構想の方がよっぽどファン離れの原因としては重大で、ストライキで離れるくらいのファンはすでに離れているか、あれば見る,無ければ見ないようなファンだと思います。

8,賢明なファンならば、ストをする前も後も、敵は選手会でなく経営者側と考えていると思います。今回の合併という問題は球団経営の赤字という問題で、それは球界の構造問題で、その問題がある限り合併はなくならないです。極端に行くと、それこそ4チームとかになってしまいます。だから、根本は構造改革が必要なのに、それをしようとせずとりあえず今の苦しさから抜け出すための合併再編は全くお粗末だと思います。

9,構造改革は、これこそ経営権の問題でしょう。選手会が要求できるものではないと思います。本当は言いたいのかもしれませんが。選手会の12球団維持は雇用の問題という範囲に収まるための言い方であって、球界として12球団維持するための共存共栄システムは、経営側が考えるしかないと思います。

10,プロ野球は一般の会社と違い、プロ野球機構にしか職場が無いわけですから、一般の会社のイメージでストを捉えるのはちょっと違うと思います。普通なら、こんな経営側が腐りきった会社なんか辞めてしまいますよ。でも、いち労働者としてお客がいる以上それに応えなければならない。でも経営側は一向に改善しようとしない。この機会にストなどの意思表示をしておかないともっと悪い方向に事態が向かうと危惧してのことです。選手たちのわがままな発想だけではないと思います。

11,プロ野球の問題、とくに多くが慢性赤字という構造的な問題は言われて久しく、その他ドラフト、FA権、代理人交渉問題など様々な問題がありますが、ここまで問題が山積みし放置している現状のプロ野球という組織は、様々な面ですでに手遅れだと思います。プロ野球ピーク時の人気からすればJリーグなどに押されてすでにかげり気味ですし、ここで痛みを伴ってでも改革をして、来年再来年の球団数安定を考えるよりも、長い将来を見据えた方がいいと思います。

12,今回のストは、あくまでも労使交渉を行うことが最大の目的でありますが、その後交渉が行くところまで行き、選手会側が経営の現状を納得して年俸を下げるとか球団数を減らすとか、そういうことも選手会側の妥協案として視野にあるかは不明ですが、合併は明らかにプロ野球という業界の市場規模の縮小を意味します。業界人として業界の規模縮小は自らの首を絞める行為であり、当然反対すべきで、経営者側、プロ野球機構側はいったい何を考えているのか、プロ野球の将来を本当に考えているのか、それがよくわかりませんし、ファンとしては残念でなりません。

以上、長文失礼しました。
    • good
    • 0

労使の利害は共通する部分も多々ありますから、強硬ならいいってものでもないでしょうが、そもそも今回は最初のスト設定を失敗したと思いますね。



月曜にスト予告してそれが土曜日からでは、交渉期間が短すぎます。経営側が12球団みんなで相談しないと回答できない非効率さもあります。

ストは9/18からの設定で、事前交渉が9/9,13、回答指定日が9/16、タイムリミットは9/17という感じで。
    • good
    • 0

#3です。



>本当にファンを敵に回すのでしょうか?

回すでしょうね。
ファンは選手を応援してるように見えますが、勝手でわがままな存在です。
今回もしょせん「総論賛成各論反対」じゃないでしょうか?
自分が行く予定だった試合のチケットが、ストでパーになったら
怒りますよ(笑)

日本のプロ野球の問題は、なんだかんだいって観客動員の少なさ、
需給バランスが取れていないことが、絶対の問題でしょう。
球団側の努力もあるかもしれませんが、どこがやってもたいして変わらない
ってことは、やはり無理があるんです。

そもそも、そんなに合併や縮小がイヤなら、
もっとファンが球場に足を運べば済むだけです。

それをしないで「縮小はイヤだ」と言うばかりのファンは、
総論賛成・各論反対、わがままの典型です(苦笑)

誰も乗ってない赤字ローカル線が廃止になるときに、
乗りもしない人が反対を訴える、
これと根は同じじゃないでしょうか?
    • good
    • 0

今回の選手会のスト云々ではありませんが、以前に労働組合の幹部を経験しましてストを決行したこともありますので一言感想を・・・



ストは一回決行すると、その後は簡単に決着することが少ないし泥試合が長引くことが多いです。
1年後に次ぎの要求が出来たとき、また2年後に次ぎの要求が出来たとき、ますます要求の妥結が難しくなります。
今回の要求が1回のストで妥結しても、来年また何か要求事項が発生したとき2回3回とストをしなければ妥結に至らないことが多いです。

ファンの後押しがあるからストを決行するなんて考えでいたら大変な間違いです。
ストは経営者に打撃を与える事は間違いありませんが、それ以上に組合員(この場合選手たち)が打撃をうけます。
外部の応援なんて(この場合ファンも含む)野次馬的なものと理解しても的外れではありません。
所詮高額所得者の指導するストなんて、そこらへんを理解しているか疑わしいものです。

だからあれほど「合併を1年間凍結」が実行されないとストだと宣言していても、だんだんそこら辺に気付いてきたのかな。

この回答への補足

日本のプロ野球選手にそこまで労使問題に頭の回る奴がいるとも思えませんが。まあいろいろ入れ知恵されて結局は「使」に闘わずして負けたんではないでしょうか。プロ野球は子供の頃から三度の飯より好きでしたが、もうあまりにもくだらなさ過ぎて(モスクワ五輪じゃないですが、プロ野球ごときにまで政治力がといった感じでしょうか)「プロ野球なんていっそやめたら」というのが今の気持ちです。やめてみて本当にわれわれに必要なものであるならば今度はもっと素晴らしい形でよみがえることもあるでしょうし(甘いかな)。

補足日時:2004/09/10 22:26
    • good
    • 0

スト回避はがっくりするできごとでしたね。

そういう意見は私の周りでは多いです。どうも口だけの政治家を連想させてしまい、プロ野球人気にマイナスでしょうね。私はアメリカとは逆にストに入った方が人気は上がると考えています。経営陣の理の通らない発言を見てると、ストをかましてギャフンと言わせたいがファン意識でないでしょうか?それはまさに我々、労働者が安い給料で休みなく働かされ、経営者はベンツ通い。
今回のストは経営陣のギャフンとなる様を見たいと望んでいるファンは多いでしょう。

この回答への補足

電鉄会社の「春闘」と比べてもこれだけ盛り上がった「スト」話は空前絶後でしょう。やはりおっしゃるとおり「プロ野球」という身近な媒体が「我が身と会社」の構図を思い出させたのかもしれませんね。そういう意味ではもっと強気で、一度更地にするぐらいの気持ちで闘ってほしかったというのが世の特にスポーツを愛し、野球を見ながらのいっぱいを愛している小市民全て(全ては言いすぎでしょうか)の感情ではなかったのではないでしょうか。

補足日時:2004/09/10 22:15
    • good
    • 0

こんにちは。


先の方のおっしゃるように、ストはやればいいという物じゃないですよ。
労働者にとって、要求を実現する為の最後の手段なんです。

「最後の手段」ってのは、選手会じゃなくて一般の会社でもそうですが、例えば賃上げなどで、徹底的に完全に要求を飲ませるまで、ストで闘っちゃうと、会社がその損失で倒産する場合だって珍しくないんです。

そこまでやって共倒れしちゃったのでは本末転倒です。

だから、ストを構えた時は、どこまで闘うのかをしっかり仲間同士で考えをまとめておかないといけないんです。
選手会もその為に今まで何度も会合を持っていたのではないでしょうか。

もちろん労働組合としての経験は本当に駆け出し並みの浅さですから、本当に判らなくてやってる部分が大変多い事でしょう。
でも、日本のプロ野球がファンにも選手にも開かれた物になるためには避けられない道だと思います。

それに私個人としても今までどおりの球団数でやって欲しいと思いますし・・・

#蛇足ですが、再生機構ホークスはどうしてダメだったんでしょうね?(爆)
#日本のお役人は頭が硬いからでしょうか?

この回答への補足

本当に皆さん模範解答有難うございます。あくまでも私的な意見として言わせていただくと「ストのやり方がどうの」「労使関係がどうの」だけの一般企業的なものの見方は違うのではないかと思っています。日本にスポーツという文化が今後根付けるのか根付けないのか、そこに経営、労使など様々な問題も絡んでいるのではというのが私の感想です。
本当に野球を愛し、またそれをビジネスとして成立させようという努力をしないのであればプロ野球など一昔前のプロレスのように(お若い方はご存じないでしょうが昔プロレスはゴールデンタイムで毎週OAされていました)廃れてしまっても仕方ないのではないでしょうか。ストのテクニックより選手会の弱さを今日は感じたのでこんな質問をしてしまった次第です。

補足日時:2004/09/10 22:03
    • good
    • 0

 ストというのは「やるぞ!やるぞ!」と脅しをかけて交渉し、


実際はやらないのが正攻法なんですよ(笑)

 とりわけ、このケースでは、一般の企業vs労働者という構図だけではなく、
ファンが動向を見守っていました。
 実際にストを打つと、ファンを敵に回すことになり、選手会としては
立場がなにかと不利になりますからね。これで正解でしょう。

この回答への補足

本当にファンを敵に回すのでしょうか?こんなところまで来てしまったプロ野球、ここでやらなかった方が影響あるんじゃないでしょうか(私的な考えですいませんが)。「やっぱり長いものには巻かれるのか」とね。

補足日時:2004/09/10 21:55
    • good
    • 0

選手も、それほど馬鹿じゃなかったようです。


3億以上貰っていて労働者だ、ストライキ権だというのも図々しい話だし。
そもそも、選手の年俸を2千万以上の分を返上すれば、ほとんどの球団は黒字になるはずです。
それと、純粋に金の計算をすると、ストをやっても選手には損だけです。
ストをやって合併を阻止できると、合併できなかった球団は倒産します。

この回答への補足

ストをやったらやったで言われるし、やらなきゃやらないで言われるし(多分やらなかったことがファンの反発を買うことに明日あたりのマスコミではなってますよ)。選手も大変でしょうね。ただ何かオーナー側の思惑通りに進んでるようなところが腹立たしいのですがね。

補足日時:2004/09/10 21:52
    • good
    • 0

ストは、単なるポーズだと思いますよ。


真剣になっているのは、近鉄とオリックスの2流以下選手だけ。
リストラの危機だしね。
    
それに近鉄ファンやオリックスファンのためにやっているのであれば、あの条件でのスト回避はありえないので、ファンのためのストでないというのは確実だと思われます。
              

この回答への補足

ポーズですか?真剣になってるのは近鉄とオリックスの2流選手以下だけですか?本当にそうですかね?

補足日時:2004/09/10 21:49
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!