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卒論のテーマについて。私は日本近世史を専攻している大学3回生です。そろそろ卒論について考える時期が来たのですが、興味のあることが多過ぎて決めきれません。武士っぽいものが好きなのですがそれだけだと決められないし、皆さんの卒論のテーマの決め方や日本史についてのアドバイスなどいただけたらと思います!今思っているのは将軍や大名の政治などかなぁと考えてます。

A 回答 (2件)

例えば江戸幕府において、大名はご存知のように関が原の貢献度合いによって「親藩」「譜代」「外様」とランク分けされましたが、この中で外様大名は立場が弱い、常に幕府から睨まれている状態だったわけです。


そんな中で外様大名は、それなりに生き残る術を身に付けて、お取り潰しがないようにしてきました。
そういう「努力してきた外様大名」に焦点を当ててみたらどうですか。
例・・・
http://careersupli.jp/career/away/
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明治維新政府について2つの見解があります。



1つは、絶対主義政権の樹立と見る立場ですし、

他の1つは、不十分ながらもブルジョア政権(資本主義政権)が成立したとする意見です。

現状分析の違いから、革命戦略も異なるものが主張されました。

絶対主義政権樹立であるとする講座派マルクス主義(今の共産党)は、2段階革命論を戦略として立てました。

まず、絶対主義政権を倒し、資本主義政権を立ててから、次にその資本主義政権を打倒して社会主義革命を起こすというものです。

それに対して、労農派マルクス主義(後の社会党最左翼=社会主義協会、今はほとんど残存勢力が消滅に近い状態)は、封建遺制を残してはいるが、

ブルジョアジーの政権であるから、1段階革命論です。

明治維新政府はどんな政権であったか、研究してみてはいかがですか。

もう一つの案は、自由民権運動の研究です。

明治初期からあった植木枝盛などの自由民権運動があって、

それを研究していた鈴木安蔵が、高野岩三郎に誘われて、

憲法研究会をつくり、憲法草案を作りました。

その憲法草案がGHQの目にとまり、それを下敷きにした現在の日本国憲法の原案を作成しました。

明治初期の自由民権運動が、今の立憲主義や民主主義に直接繋がっています。

当然江戸幕府が倒れてか10年立たないうちに、植木枝盛は天皇制ではなく共和制を主張していました。

現在の憲法は象徴天皇制ですから、ある意味では植木枝盛らが、より進んだ民主主義を唱えていたわけです。

なぜ、世界でも最も先進的な憲法である日本国憲法の神髄を把握して、部分的にはそれを超える憲法を主張できたのか。

たったの10年でそれができたとする説を採れば、

歴史を知らない人の幼稚な見解と言われてしまうでしょう。

江戸末期に源泉があったと考えるべきでしょう。

興味を感じませんか。
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