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No.6
- 回答日時:
回答は別にして、1311tobiさんと私とで少し食い違った点がありますので、ここで調節しておきます。
前回答でのべたように、形容詞と形容動詞が併存している語は相当数あります。参考のためにこの際「日本文法大辞典」より転載しておきます。
暖かい←→暖かだ・意地悪い←→意地悪だ・黄色い←→黄色だ・気軽い←→気軽だ・毛深い←→毛深かだ・四角い←→四角だ・手荒い←→手荒だ・手重い←→手重だ・手軽い←→手軽だ・生暖かい←→生暖かだ・ひ弱い←→ひ弱だ・間近い←→間近だ・真っ黒い←→真っ黒だ・真っ白い←→真っ白だ・真ん丸い←→真ん丸だ・やわい←→やわだ。
これらは形容詞として活用させても、形容動詞として活用させても、一応成り立ちます。(実用上はどうかなというのもありますが。)
食い違いがあったのは、私が活用がないとした「細かな」は上記の一覧には出てこないが、「細かだ」「細かな」のように一部の形容動詞の活用形は持っていると考えられます。(「細かだろう?」「細かに?」)ただ、全部ではないので、上記一覧には出てこないのでしょう。1311tobiさんが挙げられた「おかしな」は他の活用形がありませんので、こちらは完全に連体詞になるようです。活用のない「連体詞」としては「大きな」「小さな」「おかしな」を挙げた方がいいと思います。「細かだ」はあっても「おかしだ」は絶対にありませんから。
(「細かだ」は「細やかだ」かな?)
No.5
- 回答日時:
以前、同様の質問に答えました。
詳しくは下記をご参照ください。【”大きい犬”と ”大きな”とは、どのように使分ければ良い、のでしょうか?】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9075399.html
結論だけを書くなら、「小さい」と「小さな」は同じように使えます。
前者は「い形容詞」で、後者は連体詞です。
ニュアンスがかわると言う人もいますが、一般にはわからないとされるので、無視してよいでしょう。
似た例には以下のものがあります。
↑のリンク先から抜粋します。
論文を再読して、メモしておきたいことが出てきた。
================================
「大きい⇔大きな」のように語尾イとナが交替形をもつ語彙は、管見の範囲では下記の8組である。
「大きい⇔大きな」「小さい⇔小さな」「おかしい⇔おかしな」「細かい⇔細かな」
「やわらかい⇔やわらかな」「あたたかい⇔あたたかな」「間近い⇔間近な」「手近い⇔手近な」
================================
後ろの2組はめったに見ないが、その話はパス。
8組もあるんだ。考えたけど5組しか出てこなかった(泣)。
この8組は2グループに分けることができる。
A「~な」が連体詞のもの
※もう少し正確に書くなら、連体詞説と形容動詞説の両方があるもの。「~な」を「~だ」にできないもの、が正確かも。
1)「大きい⇔大きな」
2)「小さい⇔小さな」
3)「おかしい⇔おかしな」
B「~な」が形容動詞の活用形のもの
4)「細かい⇔細かな」
5)「やわらかい⇔やわらかな」
6)「あたたかい⇔あたたかな」
7)「間近い⇔間近な」
No.4
- 回答日時:
「小さい」は形容詞ですが、「小さな」は形容動詞ではなくて、連体詞です。
「大きな」「細かな」も同様です。以下はこの説明(分からなければ{ }の中は読み飛ばしてください)
{古語では「大きし」という形容詞がなく、「大きなり」という形容動詞がありました。(同根と思われる「多し」はありました。)
形容動詞「大きなり」は、
「なら(ず)・なり(けり)/に(て)・なり(。)・なる(人)・なれ(ば)・なれ(命令)
のように活用したのですが、後に、「大きい」という形容詞ができたため、一部の言葉(大きに→大いに・大きなる→大きな・大いなる)を残して消えてしまいました。これにならって、この「大きな」への類推によって「小さい」「細かい」という形容詞にも、「小さな」「細かな」という「連体詞」ができました。言葉の歴史にはこういう厄介な側面もあったわけです。
整理しますと、「大いに」(副詞)、「大きな」(連体詞)、大いなる(連体詞)、「小さな」(連体詞)、「細かな」(連体詞)。
これに対して「大きい」・「小さい」・「細かい」は普通の形容詞です。外の形容詞には影響がなかったと思われます。
上のような事情で「小さな」は連体詞で、当然活用はありません。}
話の中に「小さな」という例が出てきたためにこんな話になりましたが、「形容詞」と「形容動詞」の二つの顔をもつ語は、実は多数あります。
暖かい←→暖たかだ、意地悪い←→意地悪だ、黄色い←→黄色だ、(中略)まん丸い←→まん丸だ、やわい←→やわだ。
黄色い旗(イ形容詞)←→黄色な旗(ナ形容詞)のように使われます。もう一度言います。「大きな」「小さな」「細かな」だけは除いてください。この三つは活用しません。
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