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いまさらなんですが、オバマ前アメリカ大統領が導入したオバマケアとはどのような医療制度なんですか?
日本で言うところの国民会保険制度のようなものだと思っていたのですが、どうも違うようです。
調べてみてもいまいちよくわかりません。

質問者からの補足コメント

  • 誤字の訂正です
    国民会保険制度→国民皆保険制度

      補足日時:2018/02/15 12:11

A 回答 (2件)

日本型の公的な皆保険制度を目指したものではなく、


あくまで現状の保険制度(個人が民間保険に加入)をベースにして、低所得者の保険加入率を上げるための施策です。

具体的には、
1.保険会社各社に安くて入りやすいプランを作らせること
2.理由なく無保険の国民の税負担を増やす(要するに罰金)こと
の2本立てです。

結果として、低所得者の加入は増えましたが保険の支払い額も激増し、
逼迫した保険会社は全体の保険料を値上げ、さらに税負担も増えて増税を招きました。
割りを食ったのが今まで普通に保険に加入していた中間層(特に白人)で、
非常に強い不満を抱えることになりました。

そしてそんな白人中間層の支持を強く受けていたのがトランプです。
だから彼はオバマケアを廃止しようとしているわけですね。
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この回答へのお礼

早い回答ありがとうございました。
日本や他の国の保険制度と違って、税金や社会保障費を徴収してそれて運営される保険制度ではないんですね。
あくまでも民間の保険に入りやすくした制度で、それをしない国民はペナルティとして税金が増えてしまうということなんですね。
強制的に民間保険に入らせる制度とも言えますね。
トランプ大統領の考えている保険制度がどのようなものが知りませんが、
何にせよ税金や社会保障費などの裏付けのない制度ではあまり上手くいかないと思いますが・・・

お礼日時:2018/02/15 14:02

オバマケアは日本や他の国のような国民皆保険制度とは違います。


国民に民間保険に入るように義務付けた制度です。
民間保険に加入しない人はペナルティとしてかなりの罰金を払わないといけません。

オバマケアで民間保険の保険内容を充実させ、さらに加入条件も緩和させ、民間保険に加入しやすくしました。
その結果、民間保険加入者は増え、アメリカで問題となっていた無保険者は減りました。

しかし、保険会社に保険料を上げることはまったく規制しませんでした。
するとそれだけ保険内容が充実して加入条件も緩和されれば保険料は大きく値上がりしますよね。
それまでのほぼ二倍になってしまいました。
オバマ大統領はオバマケアで保険料が下がると言っていたのに公約違反ですね。

さらに大きな欠点としてアメリカは基本的には自分が加入している保険会社の指定している病院にしか行けないのですが、
保険会社は保険を使われては困るということで指定病院の数を減らしてしまったのです。
それに国からの払い戻し率が6割くらいしかなくて、残りの4割は医者の持ち出しになってしまうのです。
その為、医者側がオバマケアを拒否することも多いのです。
こうしたことから自分の住む町には保険が使える病院がないということも多く、自分で好きな医者や病院を選ぶこともできません。

他にも、正社員50人以上の企業は保険会社に加入して「企業保険」を社員に提供することを義務化したのですが、
そのせいで企業が社員を50人未満にしたり、正社員ではなくてパートにしたりする問題も起きました。

そんなわけでオバマケアへの不満が高まっているわけですね。

日本の国民皆保険制度は、日本のどこの病院でも質の高い診療・治療を3割負担で受けられ(自由診療以外は)、
さらに高額な医療費を支払ったときは高額療養費制度で(基本的には)払い戻しが受けられます。
それでいて、ヨーロッパなどに比べると税金や社会保障費などの国民負担も軽いわけです。
この日本の制度はWHOや世界中から絶賛されています。
もっとも、これは現時点でのことであって、これから先の日本がどうなるかはわかりませんが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
保険会社が指定病院の数を減らしてしまうとかちょっと酷いですね・・・
そもそも指定された病院しか保険が使えないのは問題です。

お礼日時:2018/02/15 21:24

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