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至急です!
ヴィオロンチェロとヴィオラ・ポンポーサの違いを教えてください!できたらイラストや画像もお願いしたいです。

チェロについてWikipediaで調べていたら、
当時はヴィオロンチェロとヴィオラ・ポンポーサのような楽器も広くチェロと呼ばれた。と書かれていますが2つの楽器を調べてもよくわからず、質問させていただきます

A 回答 (3件)

ご存知のこととは思いますが、楽器に規格や規準があるわけではなく、19世紀ごろまでは各職人が自分の、あるいはその地方の基準や方法で作っていました。

大きさや弦の本数、ピッチも様々でした。(現在でも、よい楽器は個人の工房で作られています)

弦楽器には、大きく分けて「ヴァイオリン族」と「ヴィオール族」に分類される流れがあったようです。
「ヴァイオリン族」としては現在のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、「ヴィオール族」としてはコントラバスが残っています。
見た目では「楽器の肩の角度」(「ヴァイオリン族」はネックに対してほぼ直角、「ヴィオール族」は「なで肩」)、調弦方法では「ヴァイオリン族」は「五度調弦」、「ヴィオール族」は「四度調弦」です。
↓ ヴァイオリン族
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1 …
↓ ヴィオール族
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3 …

ちなみに、そもそも「ヴィオラ」というのがこの種の弦楽器の総称で、「ヴァイオリン」のイタリア名「ヴィオリーノ」は「小さいヴィオラ」の意味、現在のヴィオラは「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ」(腕のヴィオラ)の省略形です。

バロック音楽などで使われる「ヴィオラ・ダ・ガンバ」(ひざのヴィオラ)は「ヴィオール族」です。

また、「ヴィオラ・ダモーレ」(愛のヴィオラ)なんていう楽器もありました。「腕のヴィオラ」のように肩に乗せて弾いて、弦が6~7本ある「ヴィオール族」の楽器です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3 …

「ヴィオラ・ポンポーサ」もその流れの中で、「肩に乗せて」弾いて、最低音が C という「ヴァイオリン族」で、現在のヴィオラよりも高い方の弦が1本多い5弦の楽器だったようです。(つまり、現在のヴィオラとヴァイオリンを合体させた楽器。音域的には現在のチェロとは異なる)
別名「ヴィオロンチェロ・ピッコロ・ダ・スパッサ」(肩掛け小型チェロ)、これを略して「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッサ」(通称として「ピッコロ=小さな」が省略された)と呼ばれることもあるので、「広くチェロと呼ばれた」と書かれているのでしょうか? それはちょっと誤解した記述ですね。(呼び名自体は、上の「現在のヴィオラ」でもわかるとおり、「通称」「略称」が「一般名詞化」することが多いので要注意)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3 …

上述のとおり、弦楽器にはいろいろなヴァリエーションがあって、呼称もいろいろなので、本の記述もいろいろなのでしょうね。

18世紀までは、ヨーロッパは「地域ごとの小国家」だったのでそれほど交流が盛んではありませんでしたが、19世紀以降、産業革命、フランス革命、交通の発達などにより、地域ごとの交流や楽器の「工業製品化」が盛んになり、弦楽器も「市場競争、標準化」が進みます。音の大きさや製造方法、演奏技法などの点で、「ヴィオール族」がすたれて4弦の「ヴァイオリン族」が主流となり、その大きさや調弦方法として
・最低音が G のヴァイオリン(低い方から G - D - A - E の調弦)
・その五度下のヴィオラ(低い方から C - G - D - A の調弦)
・ヴィオラのオクターヴ下のチェロ(低い方から C - G - D - A の調弦)
として標準化されていったのが現在の楽器なのでしょう。
(コントラバスだけは、五度調弦だと音程をとるのが大変なので、四度調弦の「ヴィオール族」が残ったのでしょう。通常は4弦で、低い方から E - A - D - G ですが、低音方向に C または H を追加した「五弦ベース」も多く使われます)

なお、「チェロ」という名称は正式名「ヴィオロンチェロ」の省略形であり、同じものです(「チェロ」そのものが Violoncello であり、略表記も Vc. )。決して「ヴィオロンチェロが現在のチェロに進化した」というような話ではありません。
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No.1&2 です。


少し写真を探してみました。

ヴィオラ・ポンポーサの写真は、こんな感じ。チェロに比べればかなり小さいです。
https://boreades.exblog.jp/m2005-04-01/
http://columbia.jp/artist-info/terakado/special. …

No.1に書いたように、「ヴィオロンチェロ」とは現在の「チェロ」そのものです。
下記にいわゆる「バロック・チェロ」と現代のチェロの違いが載っていました。
https://blogs.yahoo.co.jp/joint_manage/7752722.h …

このような改良はヴァイオリンでも行われていて、現代のストラディヴァリウスは、オリジナルの楽器に対して強いスチール弦を張って大きな音が出るようにネックの角度を変えて改造されているそうです。以前NHKのストラディヴァリウスの特集でもやっていました。
↓ 下記の記事の「改造と補修」を参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88 …
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No.1です。

あら、誤植。

「ヴィオロンチェロ・ピッコロ・ダ・スパッサ」(肩掛け小型チェロ)、「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッサ」は

「ヴィオロンチェロ・ピッコロ・ダ・スパッラ」「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」

が正しいです。
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