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研究者の質は所属している大学のランクで決まるのでしょうか?
極端な話
中堅有名私立大卒→同大院博士課程修了→同大学教授
という経歴と、
東大卒→同大院博士課程修了→Fラン大学教授
という経歴ではどちらの人物の方が学界での評価が高いのですか?
前者は縁故採用、後者は某企業研究所から倍率の高い公募で採用だと仮定します。

実際僕が通っている私立大学でもアカデミックポストは縁故採用が殆どらしく、果たして本当に縁故採用で採用された人に研究能力があるのかどうか不思議に思いました。(僕の通う大学はそこまでレベルが高くありません)

大学のランクと研究者の質は完全に一致しないのではないかと思ったため質問させていただきました。

質問者からの補足コメント

  • ふと思ったのですが、日本のノーベル賞受賞者やその候補者の所属大学(研究機関)は圧倒的に東大や京大、又は旧帝大が多く、地方の弱小国立大や私立大学などではその様な研究者はあまり存在しておりません。
    この事からも、やはり大学のランクと教授の質は比例するのではないかと思ったのですが、違いますか?…

      補足日時:2018/09/17 00:43

A 回答 (8件)

既に回答出尽くしていますが、旧帝大特に東大京大は研究費が多く集まりますよね。


相対的にはいい研究者を集めることが出来ているはずなんですが、学問の中で
着想のユニークさで突き抜ける人が出にくいような環境ではないでしょうか。
せっかく科研費を多くもらえているのに、失敗はしたくないでしょうから。

極端な例ですが、東大は建築方面など大卒ではない人を教授に迎えることもある。
縁故採用はどういう社会にも蔓延していますが、それだけではなく日本では
まだまだ東大を頂点に大昔の師弟関係の裾野であの教授のお弟子さんだから科研費を
出すという力学は作用しているのが現状でしょうか。

一時、博士号がどんどん与えられて一方では指導教官である教授の言う通り
留学までしたのに修士どまりの人も多くいます。研究者の質を論文で測るとしても
学問の分野にもよりますが研究者が公平に評価されているとは思えません。
お金になる分野はそこそこ発展していけますが、基礎研究は厳しいものです。

どの学会も世代格差が激しいです。いつまでも今や60歳越えが若手のように
学会の世話役をしていることが多いですね。
本当の若手がなかなか育っていない。3年ごとの雇用が多く落ち着いて研究できて、
雇用が安定している人なんてほんの僅かばかりですから。
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>東大や京大、又は旧帝大が多く


それはシステムの結果なのです。東大や京都大で学位を取った研究者は地方国立や首都圏・関西の私立からキャリアを始め、次に地方国立の准教授となり最後に母校に戻ってきます。外国で活躍している方を除くと母校に帰ってきてから賞を受けることが多いのでどうしても母校の受賞実績を押し上げることになります。
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昔から私立の理系大学で教員を縁故関係で取るところは多くありました。

それどころか地方国立の教授の半分は縁故のところが残っています。
そのレベルの国立は東大、京都大どころか旧帝大からも嫌われて、レベルがスパイラルで落ちていくところがあります。
大学の国際順位などがありますが、もうそうなるとお話にならず、以前はその周辺の高校から優秀な学生を集めることが出来ましたが、現在それらの学生は首都圏の私立大へ行ってしまいます。
残っているのは、貧困で首都圏へ行けないか、国立大でも最近は当たり前になった指定校推薦の学生です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
中々面白い情報をありがとうございます。

お礼日時:2018/09/17 00:39

ご質問は,大学教員の(国研のではなく)質ということでしょうか。


 まず大学教員は教育・研究をしなければなりません。というのも大学は教育機関ですから。その中の教育能力の質というのはなかなかいい尺度がないので難しいです。そこで,ご質問は研究能力の質ということになっていると解釈しました。教員としての質は,教育と研究の両方の尺度(他にもものさしはありますが,主には教育と研究です)で判断すべきであることは書いておきます。
 さて,他のご回答にもあるように,研究の質は発表論文の被引用数というのが一番よく用いられるものさしです。所属大学とは「全く」関係ありません。ただ,ジャンクジャーナルに出版してお弟子さんがそれをたくさん引用するという「手」もありますから,あてにならないこともあります。また,インパクトファクターという論文集自体のレベルを考慮すべきだと言う人もいますが,現在のところ,インパクトファクターは物理系などで高く(3 以上),工学系例えば建築学とか機械工学などなどとかいった分野ではさほど高くない(1 未満)ジャーナルもあります,が!,決してそれも遜色の無いジャーナルなのです。要は相対評価なのは当然ですが,ある分野毎に,インパクトファクターが比較的高い(どんぐりの背比べ等は丸めて評価して)ジャーナルへの出版数と,それぞれの被引用数で評価するというのが,研究者としてのレベルに対するどちらかといえば客観的な評価になると考えられています。ただ,そういう人が人格的にいい人か?というと,ムニャムニャ・・・単なる守銭奴だったり,金集めだけして弟子に研究させてたり・・・ムニャムニャ
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
他の回答者様の仰る様に要は論文の質が大事なのですね。
納得しました。

お礼日時:2018/09/15 00:13

大学のランクは関係ないと思いますが、伝統はあるかも知れないとは感じます。


この分野なら他の大学に絶対に負けたくないという大学があり、他の大学だろうが学閥が違おうが優秀であれば受けいる素地がある所もあります。
実際に院の後輩はそこに進学しました。

また、私は、大学で学生時代から同じ研究を続けてその権威になった恩師も見てきましたし、
会社では、小説か何かに取り上げられるような猟官運動を繰り広げて大学教員の座をゲットした人も見てきました。
猟官運動は傍で観ていて酷かったですね…会社の研究部門を私物化して大学教授のご機嫌取りに会社の資産を投入して、文句が出ないように会社役員の学位論文の代筆のようなことまでもして。
学内学外にポストを狙っている色々な人が居ると思いますね。

論文の質で研究者としての評価が出るのですが、そこも今の花形分野だったり、たまたま斜陽産業の分野になってしまったりで運不運があります。
斜陽産業の一番ひどい時代は経験したことがあります。
大学では企業の支援が打ち切られて金がない…、会社も業績悪化で金がない…役員の命令で研究費は他の部門に無心しろ…金策ばかりで研究する時間が削られる。
研究者が育つ育たないで、色々運が作用する場面ですね。
研究者の質を見極めるのは大変難しいです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2018/09/15 00:11

大学のランクと研究者の質は「完全」に一致しない、ではなく、「全く」一致しません。


研究者の質は、論文の質です。
論文の質は、他の研究者の引用件数です。
大学のランク=研究者の質なら、ノーベル賞はそのほとんどが東大教授になるはずです。
実態は全く違います。
それが研修者の質の実態です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
全く一致しないのですか、、、
ですが東大を筆頭とする旧帝大は研究者も粒揃いではないのでしょうか。

お礼日時:2018/09/15 00:10

アカデミックポストは不足しているので、大したことのない大学に若手の優秀な人が着任することはあります。


まあ、そういう人は、そのうち有名大学に移ったりすることも多いですけどね。
その一方で、国立とかの一流大学であれば、縁故採用などありませんので、ひどく質の低い教員は排除されるでしょうね。

大学教員が所属大学で評価されるようなことはないでしょうね。
もちろん、それは研究業績などを公正に判断できる人が評価した場合の話です。世間一般の人は所属大学名でしか判断できないかも知れませんけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはり大事なのは研究業績なのですね。

お礼日時:2018/09/15 00:08

学会での評価なら実力だけですね。


学会誌やサイエンス、ネイチャーなど権威のある雑誌への論文の数ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
評価基準は大学名より個々の実力なんですね。

お礼日時:2018/09/15 00:07

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