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No.2
- 回答日時:
これらの言葉は「人間が利用する形態に合わせて意味が違う」という説明が最初に必要だと思います。
灘
「灘」はサンズイに「難」と書くように「水・海で難に合う場所」と言う意味です。
昔の船は小さく、風の方向にも左右され、嵐に弱かったので、天候を見ながら移動し、嵐が来そうならすぐに避難する必要がありました。ところが「灘」と呼ばれる場所は「ほとんど避難場所が無い」ので「難に遭いやすい場所」として「灘」と付けられています。
有名なのは神戸・大阪の灘や静岡県の遠州灘・茨城県の鹿島灘など、地図を見てもらえば分かりますが、湾がまったくないので、ここを通るときには「天候が長く続き、風も順風」であることを見極める必要がありました。
湾・浦・入江
これは基本的には同じものです。
湾は外海に張りだす半島のような地形に囲まれた部分をいい、一応「一番外海に張り出した部分の長さを直径として、湾内の奥行が半径よりも大きい場所を言います。
東京湾は房総半島と三浦半島に囲まれた大きな湾です。
浦は湾か湾にはならない(奥行きが半径分に満たない)場合でも「人が住んで利用できる」または「ランドマークとして利用できる」なら浦と呼んだようです。
たとえば千葉県の屛風ヶ浦は湾にはなっていませんが、沖合から見ると、長い砂浜の九十九里の隣に切り立った屛風ヶ浦の崖が見えるので、その右側が銚子漁港と容易に判別が着きます。こういう「人間が利用しやすい地形」は浦と呼んだようです。
入江
入江は基本的に「湾」なのですが、湾は東京湾とかペルシャ湾のように巨大なものも言いますので、非常に小さな湾は入江と称したのです。どこまでが入江でどこからが湾なのかは特に基準はないようですが、昔の船が嵐で避難でき、荷物の積み下ろしができるレベルであれば「湾」と称したようです。
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