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化学です。
硫酸銅水溶液の電気分解の実験を行ったのですが、もし銅極板の代わりに陽極に鉄板を使うとどのような変化が起こるか、陰極に鉄板を使うとどのような変化が起こるか、という課題について教えてください。

A 回答 (1件)

陽極では酸化反応が起き、陰極では還元反応が起きていることは理解していますね。


陽極:酸化される物質に注目しましょう。
銅電極の場合は銅が酸化されますが、鉄電極では何が酸化されるでしょう?
※こちらでは起きている化学反応自体が変わることになりますね。
その結果、溶液の色が変化するかもしれません。

陰極
還元される物質(イオン)は銅電極を用いた場合と同じです。つまり、起きている化学反応に変化はないでしょう。
ただし、銅電極を用いた場合は銅の表面に銅が析出するだけですので、色の変化は観測されなかったと思います。
鉄電極の場合は鉄の表面に銅が析出しますので色の変化がみられるでしょう。
※金属鉄と金属銅の色の違いは知ってますよね?また、最初に析出する微細な結晶は黒く見える場合もあります。

ここに書いた回答は「電圧をかけたまま電極を液に浸ける。」「過剰な電流を流すことが無く、余計な反応は起きないようにする。」等の理想的な状態での変化です。
例えば、電圧をかけないで鉄電極を硫酸銅溶液に浸けた場合、鉄の表面で銅イオンの還元は自発的に起きてしまうので両方の電極で銅が析出し色が変わるでしょう。
過剰な電圧をかけると硫酸銅の電気分解の他に水の電気分解が起きる可能性もあります。
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