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合計特殊出生率の数値には、単位として「人」は付けないのが一般的だそうですが、なぜですか。
年齢別出生率を合計した「特殊」な数値だからですか。
確かに、厚労省のホームページなどでは「1.29」だけで何の単位も付いていませんが、新聞などでは「1.29人」と書いてあるものもあります。
素人目には「人」を付けたほうが分かりやすくて、イメージしやすいと思うのですが。

A 回答 (4件)

 No.3です。



>「母が15歳の出生児数/15歳の女性の人口」の結果を
15歳の女性1人あたりの平均出生児数ととらえれば、それに「人」を付けるのは間違いでしょうか。
年齢別出生率を合計した結果である合計特殊出生率に「人」を付けるのも間違いでしょうか。
 
 厳密に言えば間違いでしょう。でも,一般の方にそこまで正確さを求めるのはどうかと思います。帰って分かりにくいような気がするからです。「人」を付けた方が,説明しやすいですし,読んだ方も分かりやすいですよね。
 
 恐らく,国の統計は,「実数」と「計算数値」を区別するために,単位を付けたり,付けなかったりしているんだと思います。(少数点以下があれば,実数でないと言うことは分かるとは思いますが。)
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この回答へのお礼

No.3様、再度のご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2004/11/27 14:24

 こんにちは。

以前統計を作成する部門にいまして,合計特殊出生率も計算していました。思い出しながら書かせて入ただます(間違いもあるかもしれませんがお許しください。)

 まず,今までの方の書かれている事はほぼ正しいです。
確かに,計算の結果ですから,単位を付けないのが正しいと思います。ただ,この数字の意味は,ひとりの女性が,一生のうちに何人子供を産むかという数値ですから「人」を付けた方が一般的には分かりやすいと思います。
 「1.29人」とかきますと,「なるほど,今の女性は一生のうちに平均1.29人の子供を産むのか」と分かりやすいんですが,「合計特殊出生率が1.29になりました」といわれてもぴんと来ないですよね。

 ちなみに計算方法は簡単で,
 15歳から49歳までの女子の年齢別出生率を合計したものです。
 つまり,

 母が15歳の出生児数/15歳の女性の人口+……+母が49歳の出生児数/49歳の女性の人口

です。

 ちなみに,当然2.0(若年での死亡を考慮すると,2.0+α)以下になるとなると,人口が減少します。2人から2人以下しか生まれなくなるからですね。
 先日テレビのニュースでやっていましたが,はっきり覚えていなくて申し訳ないですが,この傾向が続けば,理論値として,何百年後かには日本の人口は100人以下になるそうです。日本が無くなっちゃいますね。ん~

この回答への補足

親切なご回答、ありがとうございます。
しかし、まだ、なんとなくすっきりしません。

数学や統計の考え方で、除数と被除数の性質によっては、答えに単位を付けられないケースがあるのはわかるのですが、年齢別出生率が、例えば
「母が15歳の出生児数/15歳の女性の人口」の結果を
15歳の女性1人あたりの平均出生児数ととらえれば、それに「人」を付けるのは間違いでしょうか。
年齢別出生率を合計した結果である合計特殊出生率に「人」を付けるのも間違いでしょうか。

こんなことを聞くのは、実は、仕事で、不特定の人に読んでもらう資料を作成することになり、合計特殊出生率の推移などを説明しなければならないのですが、
学術的な正しさを優先させるか、読む人の分かりやすさやイメージのしやすさを優先させるか、悩んでいるからです。

補足日時:2004/11/27 11:14
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数学の問題ですね。


「合計特殊出生数」ではないからです。
あくまでも割合を表す「率」なのです。言い換えれば、
・129 パーセント
・12割 9分
・100分の 129
となります。これらは、それぞれ単位が付きますが、少数で表す場合は単位が付かず単に、
・1.29
となります。「1.29 人」としたのでは、割合ではなく、人数そのものを指すことになります。
ただ、この場合の分母が、「1人の女性」(正確でないかも知れません) で、「1」であるため、少数で表した率と絶対数が同じ数字になってしまい、一部の新聞では「1.29 人」の表記も見られるようです。

もしこの分母が、「1組の夫婦=2人」であれば、率と絶対数が同じ数字になることはなく、ご質問のような疑念が生じることはないかと思います。
もっとも、「合計特殊出生率」とは、未婚の女性も含まれるはずですから、この仮定は当を得ないことになります。
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統計、と言うか数学的な原則だそうです。


比率は、数だけで表記します。
あえて単位を付けるとすれば「倍」ですけど。

たとえば、ある企業の自動車で4ナンバーの「割合」を調べたら、24台中6台だったとして、
6台/24台=0.25です。0.25台じゃないのは当然ですよね。

数学的な常識として、分子と分母が同じ単位の「人」だったら、それは比率だから結果の数値には「人は」付けられません。

どうしても付けたければ「2人につき1.29人」と言うしか無いわけです。
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