ヒトゲノムは約30億塩基対である。一方で20塩基の認識配列をガイドRNAが認識しうる塩基配列の全ての

ヒトゲノムは約30億塩基対である。一方で20塩基の認識配列をガイドRNAが認識しうる塩基配列の全ての組み合わせは約10の何乗通りか？ という問題の解説をお願いします。

質問者からの補足コメント

• すいません、上の方は間違いです

    補足日時：2019/04/06 22:34

No.1 回答者： tnlu 回答日時： 2019/04/10 00:10

生物学、医学系の研究者です。

RNAはA、U（DNAのTに対応）、C、Gの四種類の塩基で構成されるので20塩基がどのような塩基の配列になるかは
４の２０乗通り＝約1兆通りあるので答えは約１０の１２乗ですね。
ついでに問題の趣旨を推測すると、ガイドRNAということはCRISPR/Cas9によるゲノム編集技術についての話ですね。
ゲノム編集の場所を決めるガイドRNAの長さが２０塩基あればゲノム中にピッタリ同じ配列が単純計算で一カ所しかないと言うことができます。
ゲノム編集で問題になるオフターゲット（本来ゲノム編集したい場所と別の場所を編集してしまうこと）を十分否定できるということを
言いたいのだと思います。ただ実際はヒトゲノムはランダムな配列ではなく似た配列が沢山あったりするので
単純計算の確率以上にオフターゲットが出やすいと考えられます。