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過去の質問を見ました。
私も単純に、作家で自殺した人は多いと思っていました。それを不思議にも思っていました。
でも過去の、作家と自殺の関係を尋ねる質問では、回答された方はみんなその意見に批判的で、有名な作家が結構自殺している(芥川龍之介とか太宰治とか)から、作家と自殺を結びつけるのかもしれないが、実際は数多くいる作家の中で自殺したのはほとんどいないとか、作家が自殺するんじゃなくて、自殺する原因のある人が物を書くとか、そんなことが回答されてました。
なるほど~とも思ったのですが、私はまだ作家で自殺する人が多いと思ってしまいます。
それが不思議なんです。
そのことをつい先日、文学部に通ってる友達に話したところ、その友達はこう言ってました。
「その作家たちは、こうあるべきだと自分の中で思い描いてる世界(?)があって、その世界と現実とのギャップに悩んで、どうしようもなくなって死ぬんじゃないか」と。
なるほど!とまた思ったのですが、じゃあその作家が思い描く世界って?とも思ってしまうのです。
その作家が理想とする世界とはどのようなものなのでしょう?
それとも死にたくなる理由が他にあるのでしょうか?
それ以前に、やはり私の、作家で自殺する人が多いという考えは間違っているのでしょうか?
批判的な意見でもなんでも構いませんので、みなさんが作家と自殺との関係で思うことがあったら教えてくれませんか?

A 回答 (9件)

作家で有名人だし話題に上るから


多いように見えるんだろうな。
統計的なデータを採らない限り
不毛な質問かと。
卒論のテーマとして研究してみたらどうでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
やはり気のせいなのでしょうか。
私も知ってる作家で自殺したのは昔の3人くらいしかいません。
でもなぜか気になるのです。

お礼日時:2004/12/01 23:07

自殺で亡くなる人は非常に多いです。

死因別に見たとき、国内の死因の第5位が自殺であるとどこかに書いてありました。そんなに多いと感じないのは、自殺は隠蔽される傾向が高かったりするためと思われます。
そう考えると、作家に占める自殺者の割合は低いと思われます。むしろ自営業者、会社経営者に自殺者の割合が多いのではないでしょうか。多額の借金を抱えてどうにもならなくなり……という理由によるものです。
その点、作家は気楽な商売なので、自殺者の割合は少ないと思われます。
有名人はスキャンダルを大々的に報道される傾向がありますから、印象に残るだけでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も実際、自殺した作家と言うのは、昔の3人くらいしか知らないのですが(現代の作家はあまりいないように感じます)、なんか今の時代に自殺する方はだいたい経済的な問題が理由だと思うんです。
でもなぜ芥川龍之介や太宰治など優れた文学作品を残した方に限って自殺したのでしょう?
経済的な理由ではないような気がします。
例えば同じ芸術家でも、作曲家や画家が昔自殺したというのはあまり聞かなくて、やはり「作家」だと思ってしまうのです。
質問のところに「昔の作家」と付け加えるべきでした。
すみません。

お礼日時:2004/12/01 23:11

自殺の原因


●頭を使いすぎる→エネルギー不足→欝→自殺
●ネタギレ→作品が思い浮かばない→作家で飯が食えないorアイデンティティの喪失→自殺
●作風が時代に合わない→作品が思い浮かばない→作家で飯が食えないorアイデンティティの喪失→自殺
●家にばかりいるので頭がおかしくなる→自殺
●内向的な人が作家になりやすい→自殺

 一番最初のやつは経験があります。あなたにもありませんか?ひょんなことで喜んだ後とか興奮する音楽を聞いたりだとかしたあとにすごく落ち込んだりしたときとか。神経伝達物質は有限ですからね。
 それにしてもなんか友人の説は綺麗すぎてどうも胡散臭い説に聞こえますね。それだけ私が庶民的だからでしょうか。
 作家が理想とする世界ですか?それはもちろん彼らが培ってきた私哲学ですよ。一概にこれとはいえないでしょう。あなたにもありませんか?これはこうあるべきだとかあれはそうであって当然だとか。でもものの考え方って人それぞれなんですよね。そういった葛藤ってありません?
 作家って特殊な仕事で一日中構想とかねってるんですよね。まさに象牙の塔。変わり者が多いのはそのため。変わり者というかそれは個性。個性なかったらだれも彼らの本なんて読まない。いつのまにか世間とづれ続ける。孤立する→自殺。これまた結構な労力かもしれません作家業は。
 なんかきりがないのでこのへんにしておきます・・・。
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この回答へのお礼

なるほど。
なんか難しいですね。
私は友達の意見を聞いて「おぉ~」と思ってしまったのですが…。
やはり、例えば芥川龍之介なら芥川龍之介、太宰治なら太宰治の小説を読んで、個々の世界観というか、彼らひとりひとりの理想とした世界みたいなのを探っていったほうがいいのでしょうか。
作家ってひとまとまりにしてしまわないで…。

ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/01 23:16

一般人の自殺は生活苦、病苦、失恋など理由が分かりやすい場合が多いのです。

そういう自殺は単なる統計的数字になり人々に忘れられるのです。

しかし、作家の自殺は不可解の場合が多いのです。だから、いろいろ原因が分析されるのですが、それでも謎が残り、人々の印象に残るわけです。

一般の人は死ねば存在が無になるのですが、作家は死ねば伝説として名が残ります。それで作家の自殺が多いように思うのではないでしょうか?
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太宰治は作家として世に出る前から何度も自殺を繰り返して未遂に終わっています。

都新聞(東京新聞)の就職試験に落ちたという理由でも自殺を図っているので、この人の場合は作家云々以前に、そういう体質?の人だったかと。太宰の場合は完全に作家だから自殺、ではないと思います。
http://www.geocities.jp/showahistory/history2/23 …
 
芥川龍之介は私生活に問題が山積、詳しくは下を見てください。下には書いてませんが、芥川の自殺の前後は非常に蒸し暑くて寝苦しい夜が続いたそうです。焦燥感を煽るにはうってつけの季節だった??芥川は実母の発狂に非常にこだわっていて、作家になる以前に自分の血というものに対して神経質であった人のようです。芥川の場合は「自分の世界と現実とのギャップ」が原因というよりか、自殺の理由がありすぎて、どれがどれだかわかりません。一気にそうした自殺の理由となりうるものが押し寄せてきて、蒸し暑い夜に潰されてしまったのが実態ではなかろうかと。
http://www.geocities.jp/showahistory/history1/02 …
 
意図的に演出された三島由紀夫の自刃に比べて、川端康成の場合は多分に衝動的だったようです。「自分の世界と現実とのギャップ」、小説世界というより政治的な動機なら強いてあてはめるなら三島が近いかと。
http://www.geocities.jp/showahistory/history3/45 …
 
作家で自殺をする人は多いです。多いですがその理由は必ずしも皆、同じではないと思います。1人1人つぶさに理由を調べてみるのも興味深いのではないでしょうか。
 
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補足ですが…


作家の自殺、今年に入ってから森村桂さん、鷺沢萠さんと女流で2人も自殺されて、どちらも作風から全く想像できなかっただけに絶句でした。
平成に入ってからは文芸評論家の江藤淳などもいます。
太宰の墓前で命を絶った田中英光(田中光二の父)、ずっと自殺の事実を伏せられていた火野葦平(麦と兵隊)、別荘地で心中して腐乱死体で見つかった「失楽園」モデルの有島武郎、飛び降り自殺の田宮虎彦、それこそ明治の北村透谷から順番に挙げていけばキリがありません。
いちばん最近の森村桂さんの場合は病苦だったかと。理由はそれぞれ千差万別です。
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おはようございます。



興味深い質問ですね。
様々な要因も考えられますが、その中に作家特有の「死の美学」と言うのもあるのではないでしょうか。

吉田松陰は「死して不朽の見込みあらば、いつでも死ぬべし」と、高杉晋作に書簡を認めました。「もの」を造りだす人間であれば、一様に皆感じるところだと思いますが、作家達も自分の才能の枯渇にかなりの恐怖心を抱いていたと思いますし、それならばいっそ「現在」を自己の完成形として終止符を自ら打つことが「美しき」と感じる部分もあったのではないでしょうか。美しき今、自ら美しく幕を引く事ことの潔さと陶酔・・・と言った心象もあったのでしょうね。

蛇足ですが、松陰はあの一文の後に、「生きて大業の見込みあらば、いつでも生きるべし」と続きます。自ら幕引きをした人たちは、大業成す見込みがなかったとは思えないのですが・・・

ご参考になれば幸いです。
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私見ですが自殺するのはそのひとの特性によると思います.概して全てのことが分かると思っている人の一部の人が自殺するのではないかと思っています。

普通の人は自分のことだけは原理的にわからないということをいわば直感で知っているのではないでしょうか。自分とは何かがわからないのですから死ぬ気にならないのは当然でしょう.自殺する人は分かったつもりになっているのではないでしょうか.華厳の滝に飛び込んだ藤村操の例などはその典型ではないでしょうか。また自分のことだけはわからないということを不安に思うのは分かるはずだと思うからであってはじめから分からないと思えば別に不安になる必要はないのではないかと思います.この理由から自殺するということは多くの場合良いこととはされないのではないでしょうか.
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 すくなくとも高度経済成長期以降、自殺する作家はずいぶん減ったと思います。

むかしの作家は貧乏だった。スランプが来てかけなくなると食うのがたいへんだった。あまり高尚ではありませんが、おなかがすくと人間悲観するものです。
 それから、自殺した作家というのはなかなか英雄的である。話題とするに足る。そのせいで特にそういう人ばかり持上げられすぎているきらいがあると思います。たとえば太宰の自殺はあきらかに衝動的な心中で(作品上のゆきづまりはあまり感じられない)、しかしそれにもかかわらず芥川とか川端の自殺とおなじ範疇でくくられる。「作家だから(芸術上の悩みで)自殺した」という人と、「作家がたまたま(生活上の悩みで)自殺した」という人がごちゃごちゃになりすぎているような気もします。
 きちんとした統計をとったら、絶対に自殺しなかった文学者のほうが圧倒的に多くなると思いますよ。日本にかぎっても、大伴家持、紀貫之、藤原定価、紫式部、清少納言、式子内親王、世阿弥、井原西鶴、近松門左衛門、芭蕉、一茶、蕪村、太田南畝(蜀山人)、為永春水、十返舎一九、馬琴、幸田露伴、尾崎紅葉、正岡子規、夏目漱石、森鴎外、谷崎潤一郎、志賀直哉、みんなふつうの死にかたです。ただ、明治以降になると急に自殺する人が増えますよね。これはたしかに注目に値すると思う。
 明治の気風として「理想と現実がズレたらそれをなおさなければならない」という理想主義的な部分があるように思います(たとえば維新もそうだけど)。江戸時代のような「本音と建前ちがってていいじゃない」という気軽な生きかたが廃れてしまったことが、作家にかぎらず、明治の人々を追いつめた原因ではないでしょうか。
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