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石油化学の一大発明品とされるエチレンですが、石油以外からもエチレンは製造できるのでしょうか。

もし、できるならば石油に頼らなくともポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレンなどを製造する際に貴重な石油資源を使わなくても良いですよね?
コスト問題以外でお答えください。

A 回答 (8件)

エチレンは炭素と水素から成る単純な化合物ですから、基本的に炭素と水素があれば作れます。

コストを考えないというのなら、たとえばダイヤモンド(成分は炭素です)と水(水素と酸素の化合物)から作ることも原理的にはできます。

日本や欧州ではエチレンは石油から作りますが、アメリカや中東ではフツーに天然ガスから作られています。石炭から作ることも可能です。日本や欧州で石油からエチレンを作っているのは、石油が安価で大量にあり、品質が一定しているからです。エチレンは石油でなければ作れないということは、全然ありません。
最近では木材やサトウキビからエチレンを作る研究が行われていますし、地球温暖化の原因となるCO2からプラスチックを作る方法も研究されています。ただエチレンを作れというのなら、なんでもできちゃう。

ところで「貴重な石油資源」とおっしゃいますが、10年ほど前にアメリカでシェールオイルという石油の一種を採掘する技術が開発され、石油はほぼ無尽蔵に取り出すことができるようになりました。最近では石油資源が枯渇するとい言う専門家は、もういなくなっています。
また、石油の90%以上はガソリンや灯油や重油のような燃料として消費されています。これから地球温暖化対策として石油系燃料の使用が減れば、石油が余りはじめますので、石油以外からエチレンを作る必要はなくなってくると思いますよ。むしろプラスチックごみの問題や地球温暖化の問題の方が大きいですよ。
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車の排気ガスに大量に含まれています。

車は走るエチレン製造装置です。
石油は貴重な資源ではありません。アメリカなどは処分に困っていますが、そのように思いこませて
56ドル/バレルにもして、ふんだくっています。本当は、飲料水より安いと思います。
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採算を度外視するなら、エチレンを製造する方法なんぞいくらでもあります。


たとえば、お酒に入っているアルコールを脱水すればエチレンになることは高校でも習うはずです。
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石油以外、天然ガスからもエチレンは製造できます。

 近年米国では、主にシェールガス(従来のガス田ではない場所から圧力をかけて採取する天然ガス)に含まれるエタンを熱分解することで、エチレンを製造しています。 このエタンを熱分解する製造方法には高価な触媒が不要ですが、当初は熱分解のためのエネルギーコストがかなりかかりました。しかし今ではシェールガスの採取コストもエチレンの製造コストはかなり低くなり、主に石油を原料としている日本のエチレンはコスト競争力をなくしてきているのが現状です。
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商業化を視野に入れるなら、


今一番有望視されているのは、細菌やプランクトンなどの微生物に作らせることです。

新種の微生物を見つけるか、それとも作るか。
石油に関してはそのような研究が行われています。
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回答No.1にもあるように、たとえばバナナでも熟するときはエチレンガスを出します(エチレンガスが熟するのを促進もさせるので、バナナは1本ずつ切り離してラップで封入すると長持ちします)。

なので理屈から言えば、コスト面や量的面を問題にしなければ、出来ることになります。
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植物の成長ホルモンであることはご存知でしょうか。

特に熟れたリンゴから発散される量は多いので密閉した容器に一緒に入れた青い果物がすぐに熟れます。その他アセチレン経由で作ることもできます、アセチレンは石炭と石灰岩から作れます。
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リンゴの実が微量のエチレンを発生させることがよく知られています。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
もちろん存しております。クリマクテリック型果実のことですよね。

確かにそうですが、それだとあまりにも微量なので採算は合わないと思います。

お礼日時:2019/05/31 13:12

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