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父から貰ったNikomatのELというカメラを使いたいのですが、ピントの合わせ方など初歩的(?)なものはわかりますけど細かいことがわかりません。
もしお時間があれば教えてください!

A 回答 (6件)

ELWはELにワインダー(巻き上げ機)を装着できるようにしたものです。


これを付ける事でフイルムを自動巻き上げすることができます。
お持ちのカメラの底の部分に厚さ3~4センチの箱状のものが着いていませんか?
それがワインダーです。
取り外しもできたように思いますが、どうだったでしょうか?
中はフイルム巻き上げ用のモーターと単三乾電池が入るスペースになっています。
ELWはその電池でカメラの電力も賄っていたのかもしれません(不確かです)。

似たような機能に“モータードライブ”がありますが
モータードライブが1秒間に5~7コマを巻き上げるのに対して
ワインダーは1~2コマと遅いです。音ものんびりしています。
でも一般の撮影には支障はありません。

ワインダーカメラの使用時は、フイルムを入れて裏蓋を閉めれば
自動的に数コマ分が巻き上げられて撮影準備ができるようになるものが多いです。
あるいは、裏蓋を閉めた後でどこかのスイッチを押すのかもしれません。
ただ、初期のワインダーにはフイルムを引き込む機能はなかったと思いますから
最初は一般のカメラと同様にフイルム装填作業をする必要があるかもしれません。

その後はシャッターを切るたびに自動的に巻き上げられます。
最後のコマを撮り終えた後は(たぶん)自動的に巻き戻しが始まると思います。
あるいは「巻き戻しスイッチ」のようなものがあるかもしれません。

私が使っていたのはELで、ELWは存在を知っているだけですが
基本性能は同じで、ワインダー機能が付加されただけだったと思います。
どちらかと言えば希少品に近いものだと思います。
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続きです。



「絞りを決める」のは、単に適正露出にするための手続きなのではありません。
それは「絞り」が「絵作り」にいちばん影響を及ぼす部分だからです。

例えば人物写真で、モデルの顔にだけピントがあって、背景が綺麗にボケているとか
風景写真で手前から奥までしっかりピントがあって写っているなどは
すべて「絞り」の設定(選択)しだいです。

絞りの数値は1、1.4、2、2.8、4、5.6・・・と変化していきますが
数値の少ないほうが絞りの口径が大きくなり、数値が多くなるに従って口径が小さくなります。
それに伴って、口径が大きいほどボケが大きくなり、口径が小さいほどボケが少なくなります。

それを撮影者の作画意図によって撮影者自身が選択できるのが
「絞り優先オート(自動露出)」の利点です。

自動露出の方式は、それ以外に「シャッター速度優先」と「プログラム」があります。
「シャッター速度優先」は、シャッター速度を撮影者が決めて、
それに合わせてカメラが絞り調節するものです。
動きのあるものを止めて写したいとか、手ぶれを避けたいなどの
作画意図というより撮影を無事に完了させることを優先したい場合に用います。
「プログラム」は、カメラがその場の明るさを判断して
絞りとシャッター速度の両方を決定してしまうものです。
露出の概念をまるで知らない人にでも“とにかく写せてしまう”ことを目的にしたものです。

どれがいいのか、は撮影目的にもよりますから一概には言えませんが
少なくとも「絵作り」を重視した撮影には「絞り優先」が最適です。

露出の概念は、
「光」の量を調整するのが「絞り」、
「光」を当てている時間を「シャッター速度」だと思ってください。
「適正露出」はすべてシャッターと絞りの組み合わせで決まります。
つまり、同じ量の光(フィルムが必要とする光=適正露出)を必要とするのに、
明るい光(絞りが開いている)を瞬間的(早いシャッター速度)に当てるのと
少ない光(絞りが小さくなっている)を長い時間(遅いシャッター速度)当てるのは
同じ事になります。ですから同じ光量を得るためには
絞りを開ければ、その分シャッター速度を速める必要がありますし
絞りを絞ればシャッター速度を遅く(長く)する必要が出てきます。

ですので、勝手に絞りを選べばいいという訳ではありません。

明るい場所で絞りを開放状態にすれば早いシャッター速度が足りなくなりますし
暗い場所で絞りを絞ってしまえば、これもまた遅いシャッター速度が足りなくなったり
カメラがブレたり、被写体が動いてしまったりという弊害もあります。

それらを加味しながら、撮影者の意図する絵作りに近付けるように絞りを設定します。



「ピントを合わせる」のは、このカメラの場合はご自分の目で見て行います。
一般的には、ファインダーの画面中央にあるフォーカスイメージを利用します。
NikomatELの場合は画面中央はどうだったでしょうか?
ギザギザの部分があるようでしたら、そのギザギザが目立たなくなった時がその部分に合焦した時です。
または上下か左右に映像が分割されて見えているようでしたら
その映像が繋がった時がその部分に合焦した時です。

その時に勘違いしやすいのは、それは「その部分」にピントが合ったことであって、
画面の中の全ての箇所にピントが合ったわけではないことです。
特に、「画面構成」で触れた「主要被写体を画面の隅に置く」ような場合には
中央のフォーカスイメージに主要被写体が重ならない場合がありますから
そんな時にフォーカスイメージに頼り過ぎるとピンボケになってしまいます。

で、これからが一眼レフの何よりの利点なのですが
一眼レフの場合は、ファインダー内のすべての場所でピント確認ができます。
ピントを合わせたいものが画面内の何処にあっても
それがクッキリ見える状態であれば、そこに合焦したことということです。
コンパクトカメラではファインダー内に見えている映像は素通しの実像ですから
ピントが合っても外れていても見え方に変化がないのですが
一眼レフは実際にレンズを通った映像が写し出されていますから
ファインダーで見えている通りに写真になります。
つまり、ファインダー内でハッキリ見えていれば、そこにピントが合った写真になるのです。

オートフォーカスのカメラでも中央でしかピント合わせができないカメラがあって
例えば二人が並んだ写真を撮った場合に、
中央の背景にピントが合ってしまった、ということがよくありますが
一眼レフでファインダーをしっかり覗いてピント合わせを行えばそうしたミスは防げます。

ひとつだけ留意しておきたいことは
ファインダー内の映像は「絞り開放状態」での映像だという部分です。
実際に撮影するときには設定した絞りまで絞り込まれますから
その時点で「ピントの合っている範囲(ボケ具合)」が変わってきます。
ファインダー内では背景が綺麗にボケでいたのに
実際に上がった写真はそれほどでも無かった、というのは
絞り開放のファインダーを覗いて、絞りF16(例)で撮ってしまったなどの場合です。



「シャッターを切る」のが撮影の仕上げです。
ここで気を付けたいのが「手ぶれ」です。
せっかく細心の注意を払ってフレーミングやピント合わせをしても
この段階で手ブレを起こしてしまえば全てが無駄になります。
それを防ぐにはカメラをしっかり保持することです。
コンパクトデジカメのCMにあるような「片手撮影」は絶対に避けるべきです。

基本的な保持姿勢は、左手で下からレンズを支えるようにします。
カメラの手ブレの多くは上下方向ですから、まず、その方向の動きを防ぐために
カメラを下から支えます。
ひじを腹部に置いて、そこから垂直に腕を立てて、その上にカメラのレンズを置くようにします。
しない方がいいのは、両手でカメラを挟み込むようにして持つことです。

右手はカメラボディの右側(シャッターボタン近く)で、あまり力を入れないように持ちます。
そして、顔をカメラボディにしっかり着けて(これで前後方向のブレを防ぎます)、
両手と顔の3点でカメラを保持すれば大丈夫です。

シャッターボタンを押す時には「指の先」ではなく「指の腹」で、
ボタンを「叩く「ようにするのではなく「押し込む」ようにします。



くどくなりますが、写真と言っても、必要な素地は「画面構成力」です。
そのためには常に35ミリカメラのフレーム比率(3:2)で周囲を観察することです。
カメラを持っていないときでも、
そうしたクセを付けておくことで画面構成力が養えます。



と、お望みの「撮影技法」はこんなものだったでしょうか?
的外れな事を書いてしまったようでしたらごめんなさい。

足りない事があればご遠慮なく。
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この回答へのお礼

またまたありがとうございます!
教えてくださったサイトに行ってみたら、ニコマートELではなく、ニコマートELWのような気がします・・・。どうなんでしょう、ELとELWはやはり違うのでしょうか?

お礼日時:2004/12/14 22:12

遅くなってしまい申し訳ありません。


撮影技法と言っても被写体によって様々ですが、
取り敢えずNikomatELの機能に限って、その活かし方をいくつか・・・

まず、このカメラは「絞り」を撮影者が決めて、
それに合わせてシャッター速度が自動的に変化して適正露出になるカメラです。
自動化されている箇所はそれだけです。ピント合わせは目で見て行います。

ですので、撮影までの作業は
・フイルムを巻き上げる。
・フレーミングを決める。
・絞りを決める。
・ピントを合わせる。
・シャッターを切る、の5動作です。

現代のカメラと比較すればしなければいけない事がたくさんありますが
それは言い換えれば“それだけ撮影行為に深く関わる”事ですから
撮影行為がお好きなら苦痛に感じることではないと思います。

では順を追って撮影の参考になりそうな事柄を・・・



「フィルムを巻き上げる」のは出来ますよね?(笑)
注意点としては、最後までしっかり巻き上げレバーを回すことくらいです。
ちょっとディープな部分では、巻き上げ時期は撮影の直前か?直後か?なんて話もありますが
それは特に意識しなくてもいいです。
もちろんどちらにもちゃんとした理由があるのですが、ここでは触れません。

あ、NikomatELはもしかしたら巻き上げレバーがシャッターロックも兼ねていて
使用する時には収納状態ではなく、少し引き出しておくのかもしれません。
NikonFEと混同していて、記憶が曖昧ですが・・・。



「フレーミングを決める」のは、画面構成の事です。
特に昔のカメラを譲り受けたのでしたら、着いているレンズがズームレンズではないと思いますから
被写体を大きく移したい時は前に出て、広い範囲を移したい時には後ろに下がる必要があります。
それはそれで手間だと感じるかもしれませんが、いいこともあるんです。それは
常に1本の単焦点レンズ(ズームレンズの反対語です)だけを着けて撮っていると
慣れてくると、ある場所に立って瞬時に「写る範囲」が分かるようになります。
「ここからあそこを写すと、あそこからあそこまでの範囲が写る」と分かるんです。
それがどうした?と言われればそれまでですが、スナップなどには有利です。

「画面構成」のセンスを身に付ける方法のひとつとして
「主要被写体を画面の中央に置かない」を実行してみることがあります。
主要被写体が画面のスミに行ってしまうと、当然画面のどちらかに空間ができてしまいます。
そのときに、その空間をどうやって(或いは何で)埋めるか?を考えることで
「主要被写体の周囲に漠然と散らばっている背景や空間」を
「意味のある背景や空間」にすることができます。
それを常に考えながら撮るようにすれば、同じ被写体でも無数の撮り方があることに気付きます。
同時に「画面構成」の重要さを知ることもできますし
他人の写真作品や絵画などを鑑賞するときにも、これまでと違った見方ができるようになります。



長くなりますので、まずはここまで。まだ続きがあります。
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電池が入っていなくて良かったですね。


古い電気式カメラのトラブルで最も多いのが
電池を入れたまま放置してしまって、電池の液漏れで内部が腐食してしまう事です。
電池が入っていなければその心配はありませんから
とりあえず古い電気式カメラの第一のトラブルは防げた事になります。

ただ、私もよく記憶にないのですが、NikomatELは30年くらい前のカメラだった思いますから
外観は無事なようであっても内部の異常や遮光機能の劣化が考えられます。
一度点検をしてみたほうがいいように思います。

実際のところ、点検整備にもそれなりの費用がかかりますし
そこまでして使い続ける意味があるのか、と言う疑問もあります。
もちろん、まだカメラが贅沢品だった時代の製品ですから
作りも現代のカメラと比較すればはるかに手間のかかった製品です。
点検整備をすれば充分現役として使えるものだと思いますが
同じくらいの金額で新品のカメラが買える時代ですので
特別な思い出のあるカメラでなければあまりお勧めはできません。

なお、既に修理は受付けていないようですので、
点検の結果、異常がなければ使えるものの、異常があればそれまでらしいです。

それと、使用する電池も現在流通していない製品です。
これは「4SR44 酸化銀電池」で代わりが利くようです。

その他、↓このページが参考になるかもしれません。

http://www.nikon.co.jp/main/jpn/society/itoko/it …



技法については承知しました。少し時間をください。

それと、今カメラに入っているフイルムは恐らくダメだろうと思います。

参考URL:http://www.nikon.co.jp/main/jpn/society/itoko/it …
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私も持っています。

あまり使いませんが、今、偶然PCのそばにおいて有りました。

まず巻き上げレバーを引き出せば電源が入ります。
基本的な使い方、絞り優先のAEなら、シャッターダイヤルを"A"に合わせれば、あとは絞りを適宜あわせるだけです。ファインダー左に細い針が見えますが、その位置がシャッター速度です。
マニュアルであれば、緑が設定しているシャッター速度、針が今の絞りでの適正シャッター速度です。2つが重なれば適正露出です。

レンズ交換ですが、非Ai方式なので、取り外し/取り付けは、絞りを5.6に合わせて行ってください。(F5.6より暗いレンズは? すみません、知りません・・・)そして、交換後、絞りを一度最小(数字の大きな方)にして続けてと開放にと、一杯に回してください。これで開放F値が設定されます。

詳しいことは、ニコンのサービスセンターでマニュアルが買えると思います。私のELも、偶然手元にまわってきたものでして、500円でマニュアルを買いました。コピーで作ったものですが、ちゃんと製本してあります。

私も良いカメラだと思います。
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懐かしいカメラですね~。



露出は「マニュアル」と「絞り優先オート」の2種類です。

「マニュアル」は絞りとシャッター速度の両方を撮影者が決めるものです。
適正露出に対する理解がないと使いこなせません。

「絞り優先オート」は絞りを撮影者が決めて、
それに合わせてシャッター速度をカメラが変化させて適正露出にするものです。
「絞り」の表現効果についてある程度の知識がないと「使いこなす」までにはいきませんが
作画の基礎を身に付けるには最適の撮影モードです。

切り替えは「シャッター速度ダイヤル」で行います。



撮影技法については長くなりますので省きます。
必要があれば補足しますのでご遠慮なく。



他には同様のカメラと特に変わった部分はありません。
最も簡単な手順は「絞り優先オートにしてピントを合わせてシャッターボタンを押す」だけです。



ただひとつだけ、このカメラだけの特徴(というのかな?)があります。
それは内蔵電池の交換方法です。
一般のカメラは電池室が底にありますが
このカメラはレンズを外したミラーボックスの内側にあります。
交換の際はミラーアップをして、内側の底にある蓋を持ち上げて行います。



いいカメラです。大切に使ってやってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
いまみたら、電池が入ってませんでした。でも知らなくてフィルムを入れて撮ってしまって・・・!
よろしければ、撮影技法おしえてください。お時間があるときで結構です!

お礼日時:2004/12/12 21:35

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