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学芸員(古文書)の方でないと分からないと思いますが、この文章が何と書いてあるのか判別できる方がいましたら教えてください。オーストラリアの友人から教えてほしいと言われていて、全く判読できず困っています。

「古文書的なもの(解読依頼)」の質問画像

A 回答 (2件)

「親の子を思ふ事 松をそたてゝ見るかことし


嬰子の春見しよりも 立のひたる夏木の
末頼もしう社候へ 実に尤にて候 父正清
此世にましまさは 武芸の道を社御たしなみ
有へきに 今は偏に顕密の両弟子共 愚仰
も頼み入候へは 御心安く思召れ候へ 嬉しや
な 此御詞を聞よりも いとゝ泪の正清の」

No.1の方の回答を参考にして、下段の見えない部分も補って解読してみました。
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画像は、謡曲台本の一部かなと思います。

文字の右側に付いているゴマ点(謡曲の節回しを指定する記号)や、セリフのところに「ワキ」と書いてあるのがその根拠です。ワキは謡曲(能楽)の役割の名称です。
出来る範囲でくずし字を解読してみました。濁点などは付いていないままにしてあります。〓は、私の不勉強ゆえに判読できなかった箇所です。[]は、文字があると思われますが、紙が折れていて見えない箇所です。
間違っている箇所もあるかもしれません。一度、謡曲に詳しい人に聞いてみると良いと思います。

「親の子を思ふ年々松をそたてゝ見るかことし
嬰子の春見しよりも立のひたる爰木[]
末頼もしう社(=こそ)候へ 〈ワキ〉実らひ(む?)にて候 父正[清]
此世にましまさは。武藝の道を社御たしな[]
有へきに今は偏に顕密の南弟子共。〓[]
も頼み入候一〓〓心安く〓〓れ候へ 〈〓〓〓〓〉嬉し[や]
な此御詞を聞よりもいとゝ泪の正清の」

私は謡曲は詳しくないので、曲名の特定はできませんでした。「父正清」とあるので、謡曲に出てくる「正清」といえば、源義朝の乳兄弟である「鎌田正清」で、それなら「烏帽子折」かなとも思ったのですが、該当の詞章がうまく見つけられませんでした。詞章は流派によっても少し違いますし、活字化されていない台本もあったりしますし…。
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