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PM10やPM2.5の定義の中で空気動力学径が10μm(50%分離径)、2.5μm(50%分離径)となっていますが、(50%分離径)とはどういった意味なのでしょうか??

A 回答 (2件)

空気の流れを曲げた時、流れに逆らって直進する(慣性力が大きい、密度が高い)粒子を空気力学径が大きい。


流れに沿う(慣性力が小さい、密度が低い)粒子を空気力学径が小さい。
と言います。このような粒子の捕集効率と空気力学径に相関があり、捕集効率が50%の空気力学径を、
空気力学径が大きい場合PM10、空気力学径が小さい場合PM2.5と呼びます。
PM10の10μmやPM2.5の2.5μmは粒子の直径ではありません。
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大気中の微小粒子の濃度測定には、いろいろな方法があります。



環境省が公開している「そらまめ君」のデータは、おそらく「フィルター」で捕集した微粒子の重量を測定していると思います。
そのときに「微粒子の径(大きさ)」を「ふるい分け」して測定します。
http://soramame.taiki.go.jp/

「粒子径のふるい分け」にはいろいろな方法がありますが、フィルターの「目の粗さ」を何段階かに分けることで、粒子径ごとの重量を測定できます。

「空気動力学径」は、そういった「フィルターの目の粗さ」ではなく、一種の「遠心分離」で、空気の流れを曲げたときにどの半径の流れの中に含まれるかで分けるやり方だと思います。
その場合、例えば「真空中に電荷、質量、エネルギーの分かった荷電粒子を飛ばし、磁場をかけることである半径で曲げる」という原子物理の分野ではかなりの精度で可能だと思いますが、「粘性流体」である「空気」に吹き飛ばされている「微粒子」の場合には「一定曲げ半径には一定の質量をもった粒子だけが含まれる」というのは無理で(形状が「真球」ではないし、空気抵抗・空気との摩擦がどの程度かもわからないので)、ある「空気の流れの半径」で粒子を分離しても「その流れの半径に対応した質量できっちり分離できず、それより重いもの、軽いものもそれなりに含まれてしまう」ということになります。

ということで、そういった「粒子の質量分布」の「中間値」(それより大きいものが50%、小さいものが 50% ある値)を、その粒子群の「粒子径」と定義しているのだと思います(おそらく「真球と仮定する」とか「密度は○○と仮定する」という条件で「質量」から「粒子径」に変換するのでしょう)。
いずれにせよ、「ピッタリその値」ということではなく、「ある程度の分布をするときの中間値」といったような意味です。

専門ではないので、その辺の詳しい話や「換算手順」はよく分かりません。「考え方」だけの回答です。
下記に、その辺の説明があります。
https://www.nies.go.jp/kanko/news/20/20-5/20-5-0 …
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