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マスコミもバカのひとつ覚えのように、火災原因はなんだったのかについて
ばかり論じていてイヤになります。

300億円以上かけた施設に、スプリンクラーが設置されていなかった
ことに呆れました。
たしかに法律で義務付けられていないのなら、設置していなかったのは
法律違反ではなかったのでしょう。

法律を論点にしてしまったら、どうでしょうね。
例えば、入り口のドアに鍵がなくてセキュリティもなかったとします。
ある日、泥棒に、ごっそり文化財を盗難された後に
「ドアに鍵をつけるのは法律で定められていなかった」
という呆れた弁明になります。

管理者は、火災が生じた場合に、このような事態になりうる危険性を把握していたのか?
または、管理者でなくても、
全焼のようなリスク、スプリンクラー設置が必要であることを指摘した人は
いなかったのか、それはどうでしょうか?

A 回答 (4件)

無論、「施設管理責任」と言うものはありますよ。


しかし、その「責任」を問う上でも、「火災原因」が重要なのです。

また、「法律を論点」にするのであれば・・。
加害者が存在する窃盗は、放火に該当しますが、犯罪の性質や対策も異なりますので、これを同列に並べて「施設管理責任」で問うのは、かなり無理があります。

一般家庭でも、施錠せずに盗難被害があれば、悪いのは当然、窃盗犯ですが、確かに被害者側にも瑕疵や責任が無いとは言えません。
しかし、施錠していても、放火はされる可能性はあり。
この場合、法令に定めなきスプリンクラー等の設置が無いことを理由に、被害者(施設管理者)の瑕疵や責任は、ほぼ問えないです。

それと、報道によれば、火災を通報したのは警備会社らしいので、それなりの防犯,防災対策はしていたとは思われますことと。
あるいは、対策は万全にした方が良いことは間違いないのですが、それには費用を要すことも事実です。
簡単に言いますと、本件に限らず、災害が起きれば行政責任なども問われるし、それも当然のことではあるのですが。
とは言え、「万全を期すために増税します!」と言われたら、全ての国民のコンセンサスは得られないでしょう。

要は「バランス」の問題であって。
もし今回の火災が「バランスが悪い!」と言う結論であれば、指摘の通り、行政責任や施設管理責任は問われると思います。
でも、「バランスが悪いとまでは言えない」と言う結論であれば、それらの責任は問われないでしょうね。

それ以外だと、後は「予見の可能性」なども問われるとは思いますが。
たとえば、割と最近にも、ノートルダム大聖堂の火災がありましたので、全く予見は困難とは言えないでしょう。
日本にも、世界遺産クラスの有名な古い木造建築物も多いので、これを教訓に、対策を見直そうと言う動きでもがなかったことは、ちょっと残念です。
ただノートルダムは、世界的な大事件であって、決して多い事例ではないですし、日本でそのクラスの建築物が焼損した例は、ほぼ記憶にないです。

これを「事前に予見して、万全に対策せよ!」と言うのは、やった方が良いことは賛成できますが、やや理想論であり、現実的には過酷な要求と言う色合いも強くなると思います。
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この回答へのお礼

ヒューマンエラーも含め、「火災はおこりうるもの」と考えなければいけない。

1)「火災の発生」を抑えること、2)「もし、火災が生じた場合には、どう対応するか」
管理者として、基本的な危機管理の姿勢があったのかどうかが、
今後、検証されると思います。

こういう重要な文化施設についても、管理者(施設長、館長)というのは、
名誉職ではなく、管理する責任があるという社会の目が必要だと思います。

お礼日時:2019/11/04 02:17

なんか、こうゆう時にバカの一つ覚えみたいに、責任、責任って騒ぐヤツいるよね?


論点がおかしいよね、責任の前に原因だよね。
原因も分からないのに責任の所在も分からないよね?
放火かも知れない、失火かも知れない、工事不良かも知れないのに管理者がどうとか、法律がどうとかさ。どの責任よ。警備の? 役場の? 工事の?
管理者は火災の専門家なの?
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この回答へのお礼

やはり、ずさんな管理だったことが明らかとなって、管理者の責任が問題となっていますね。

琉球新報ニュース
「首里城の火災保険詳細、県把握せず 県議会審議で管理責任に批判集中」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1020876.html

お礼日時:2019/11/06 11:31

>管理者は、火災が生じた場合に、このような事態になりうる危険性を把握していたのか?


その辺を責任体制まで含めて客観的に明らかにし、同じことが起こらないようにするのが「原因究明」だろ。

ちょっと違うが、航空界は70年代に事故率が横ばいになり、機体の設計や運用、パイロットへの注意喚起だけではこれ以上下がらないことが明らかになった。
そこでアメリカが取り組んだのが「事故調査体制の強化」と「セイフティ・リポーティング・システム」である。

事故調査は従来のように「パイロットエラーでした」だけで終わるものではない。
「何がどのように関係してパイロットエラーを引き起こしたのか」
まで徹底的に追及するものである。
この結果「何をどうすれば事故を防げるのか」が具体的に浮き彫りになった。

「セイフティ・リポーティング・システム」は、インシデントやトラブルについてパイロットに自己申告させるものである。
ただしこれを申告したからと言って”処罰の対象とは一切ならない”。
それを徹底するために申告先はラインでなく専門のスタッフとなった。
これにより事故につながる豊富な事例が集まり、機体設計や管制システム、勤務体制などの具体的な対策につながることになった。

関係者を処罰するだけではこのような果実は得られない。
ロンドンは大火が起こった後町を石造りし、結果大火は大幅に減った。
江戸幕府は放火犯人を磔にしたが、その後も江戸の町は大火にたびたび見舞われた。

古代ローマは敗軍の将を罰しなかった。
社会的に恥をかいたことですでに罰は終わっているということもあったが、
本当に有能な将なら次回は反省の上に立って勝つことができるからである。
たとえ有能であっても「時の運」といういかんともしがたい要素があると、2千年以上も前の人間が知っていたのである。
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世界遺産とか国宝は現状維持が原則なので、スプリンクラーが無い城とか多いよ。


これから付けると思います。
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