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火災受信機の応答線(A)とは何でしょうか。

A 回答 (1件)

応答線というのは「発信機」につながる線のことをいいます。



自動火災報知設備の中で「発信機」には特殊な役割があります。
・人間が火災を確認して押すので、即時に火災であることを知らせる必要があること(遅延解除が必要)
・屋内消火栓設備がある場合、消火栓起動スイッチを兼ねることがあること(受信機で感知器と発信機を区別)

この二つの役割を果たすために、感知器船であるC-Lとは別に、発信機には応答線Aが設置されます。
L線は各警戒ごとに1線ですが、A線は全体で1本、また送り配線の必要はありません。

通常感知器は反応するとC-L間が短絡して警報を発しますが、発信機はC-L・C-Aが短絡して受信機で「発信機が押された」ことを確認できるようにしているのです。

なお、C-Aを短絡と書きましたが、実際には抵抗が入っており、単純にC-Aを短絡させるとヒューズが飛びます。

また1985年以前の蓄積機能を持たないP-2型受信機はA線を持たないので、リニューアルの時は注意してください。メーカーごとに独自のA線を補完する器具を取り付けることで解決しています。
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この回答へのお礼

あなたに会えてよかった

詳しく説明して頂き有り難うございました。
教えて頂いた知識を礎に熟知したいと思います。

お礼日時:2017/12/30 20:04

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