No.5ベストアンサー
- 回答日時:
あまり知られていないかもしれませんが、84番の藤原清輔朝臣の和歌です。
永らへば またこの頃や 偲ばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
この和歌には「過去ー現在ー未来」と言う時間が見事に詠まれています。
歌の意味は、
もしこの世に生き長らえていたなら また(この辛いことの多い)現在が なつかしく思い出されるであろう あの辛かった昔が 今になってみると恋しいと思えるのだから
自分は昔辛かった時期を過ごしていたが、長く生きてきたことによって今ではそれもしみじみと思い出すことが出来る過去になった。
と言うことは、今現在がたとえ辛いとしても、未来にはまた(過去になった)今をなつかしむことが出来るのではないだろうか。
人間とは気持ち一つで過去の「辛さ」を未来の「慈しみやなつかしみ」に変えられるものである、と言うことです。
平安時代に詠まれた歌ですが、人は心の持ち様によってどんな風にも変われるものだと言うことがしっかりと伝わってきます。
この回答へのお礼
お礼日時:2020/01/05 20:55
ご回答ありがとうございます。
および解説も感謝です。
>人は心の持ち様によってどんな風にも変われるものだと言うことがしっかりと伝わってきます。
→確かにその言葉は今の時代にも十分通ずるものですよね^^
No.3
- 回答日時:
おおえやま
いくののみちのとおければ
またふみもせずあまのはしだて
当時、小式部内侍の和歌をお母さんの和泉式部が代作をしているという噂があり、和泉式部が天橋立のある丹後に行っているときに、藤原定頼が、「お母さんがいなくて心細いでしょう。」とからかったのに返した和歌です。
私が一番最初に覚えた句です。いわゆる十八番ですね。
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