生活クラブに入っている友人たちは、よく石けんを手作りして、苛性ソーダを扱っているようです。
先ごろこのサイトで苛性ソーダについて教えていただき(その節はお世話になりました)、そのままの状態(個体)ではそう危険なものではないが、濡れた手でさわったり、粉末が目に入ったら大変だということがわかりました。さわった指をうっかりなめた人はえらい目にあったそうです(笑)。
では素朴な疑問ですが、手作り石けんって、なぜそんな危険な材料で作らなければならないのでしょうか。同じようにアルカリの物質で、苛性ソーダほど扱いに気を使わなくてもいいもの、ってほかにないんでしょうか。コストの関係ですか? 苛性ソーダは製造(生成?)しやすいのでしょうか?
工業製品として作る石けんならコストも重要ですが、家庭で石けんを作るぐらいなら、多少高くついてもより安全な方がいいんじゃないかと思いますが、強アルカリの物質はみな危険なのでしょうか。それとも安定しないとか?
難しいことぬきで(理解できませんので。汗)教えていただけると嬉しいです。
No.1
- 回答日時:
手作り石鹸を作るという過程では、アロマオイルを使ったアロマ効果(その空間が好き)、手作りをしたという満足感も重要です。
多少高くついても…という部分が許せない人間もいます。スーパーで玉子を買わずに鶏を自分で飼った方がマシだと考えるのと同じです。他人が作ったものには何が入っているのか保障がありませんから。
石鹸作りにはオルト珪酸を使う方法もあります。苛性ソーダに比べるとバカ高いです。わざわざ自分で作るなら安くあげたいと思うのは普通だと思いますが…
お答えありがとうございます。
苛性ソーダだけじゃなく、オルト珪酸というのを使う方法というのもあるということですね。それって危なくないんでしょうか? バカ高いのなら論外ですが、多少割高、ぐらいで他にはないんでしょうか、、、。
No.2
- 回答日時:
苛性ソーダこと水酸化ナトリウムが危険なのは強塩基(強アルカリ)だからといえます。
廃油から(安価に)石鹸を作る以上、強塩基を使うことは避けられません。高校化学で「鹸化」ということを学びますが、食用油などに水酸化ナトリウムなど強塩基を作用させて分解することを言いますが、分解後石鹸が出来るから鹸化と言います。
水酸化ナトリウムは海水から得られる食塩水を電気分解すると作れますので非常に安価に製造出来ます。
おっかなびっくりするほどの危険性はありません。むしろ不安を感じながら扱うことの方が危険なくらいです。
目に入れて安全なものなどは世の中のごく一部限られたものです。
濡れた手で触ってもすぐに大量の水や流水で流してしまえばなんてことありません。
万が一ひとかけら口の中に入ったところですぐにはき出して水ですすぐか、飲み込んでも倍に薄めた牛乳を飲んでおくようにすれば、最悪下痢をする程度ですみます。死に至るほどの物ではありません。
お答えいただきありがとうございます。
すごく危険だと言う方と、たいしたことないとおっしゃる方と両方あるみたいですね(笑)、慣れ、の問題なんでしょうか。死に至らなくても十分怖いと思うんですけど、、、。
苛性ソーダが安価な理由は納得できました。ありがとうございます。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
石けんは化学的には「脂肪酸のナトリウム塩」ですから、油脂から石けんを作るのなら、工程のどこかで水酸化ナトリウム(別名、苛性ソーダ)などの強アルカリ性のナトリウム化合物を使うしかありません。
水酸化ナトリウム(別名、苛性ソーダ)は劇物ですので、石けんづくりには代用品としてオルトケイ酸ナトリウムがよく使われています。法的には劇物に指定されていませんので、オルトケイ酸ナトリウムを使用した「廃油石けん手作りキット」がいくつか市販されているようです。オルトケイ酸ナトリウムは劇物ではありませんが、水と反応して水酸化ナトリウムを生じるので、人体に対しては水酸化ナトリウムと同じ危険性があります。どちらにしても、石けんを作るのなら、安全性を考えた手順を工夫し、充分に注意して作るしかないと思います。
水酸化ナトリウム、オルトケイ酸ナトリウムなど、強アルカリ性の物質はタンパク質を溶かします。目に入ると角膜を溶かすので失明に直結します。飲み込むと、胃に穴を開けることがあります。これはすぐに命に関わります。
オルトケイ酸ナトリウムの危険性については、つぎのページの「廃油石けんキット(玩具)」に詳しい説明があります。
http://www.j-poison-ic.or.jp/tebiki.nsf/SchHyoda …
また、オルトケイ酸ナトリウムでGoogle検索すると、これによる石けん作りの方法や、関連商品に関するページが多数見つかります。
また、以前に、関連する質問が出ています。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=904894
参考URL:http://www.j-poison-ic.or.jp/tebiki.nsf/SchHyoda …
お答えありがとうございます。
参考URL拝見しました。オルト珪酸というのもけっこう危険なもののようですね。苛性ソーダとあまり変わらない? ♯1さんのおっしゃるようにバカ高いのなら、使う必然性が全くないように思いますが。劇物指定とそうじゃないのって、どこで線引きするんでしょうね??
関連質問は、苛性ソーダの質問を立てる時に読んだものでした。そのときはわけがわからず、すっかり忘れていました(汗)。すみません。
とにかく石けん作るには、多少の危険性は避けられないということ、わかりました。ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
#2です。
そこそこに気をつけて使う分には怯えなくても大丈夫と言う意味です。
「さわった指をうっかりなめた人はえらい目にあった」というのは気をつけていなかっただけの話です。子供と一緒にどろんこ遊びしたその手を洗いもせず舐めるなんてことは普通しませんよね。
温泉によっては肌がぬるぬるする泉質の物があります。これは弱アルカリ性の温泉によくあります。アルカリはタンパク質を溶かす作用がありますので皮膚の表面が若干解けているのです(とけだした成分が油を溶かし出すので美人の湯などと呼ばれる)。
水酸化ナトリウムではその作用が非常に強いため、皮膚が解けすぎて、場合によってはただれてしまうと言うこともあります。すぐに流水で洗うなどすればまず起こりえないことですけれど。
水酸化ナトリウム自身はキッチンハイターなどの塩素系漂白剤にも含まれています。ハイターを使う程度に気をつけていれば、非常に安全に取り扱うことが出来ます。
何度もご丁寧に、ありがとうございます。
はい、舐めるなんてことは普通やらないと思います(笑)。
失明の危険、なんて聞くだけで化学音痴の私などは怖くなりますが、ハイター程度の注意、と言われると具体的でわかりやすいですね。ハイターでも失明の危険性はありそうだし。ありがとうございました。
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