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No.1
- 回答日時:
混合2スト車乗りです。
但しKTMでなくモンテッサやBSA、ベスパなどなので、御質問に対する直接の回答ではありませんが、混合2ストエンジンの一般論として。>ピストンを交換しないで走ってると エンジンが焼けますか?
ピストンを交換しないと何故焼き付くとお考えなのか理由が判りませんが、ピストンやピストンリング、シリンダを交換したところで、条件がそろえば焼き付きます。定期的に交換していれば焼き付かない、なんてことはありません。(逆に言いますと、エンジンが調子よく回っているならピストンを交換する必要はありません。)
>混合オイルでも焼けるの?
この場合の『焼ける』というのが何を指しているのか判りませんが、とりあえず『焼き付き』のことだと解釈して話を進めます。
※公道では、混合ガソリン『だから』焼き付きます。混合ではアクセルを開かないとガソリンがクランクケースに入らず、ガソリンが入らないと潤滑油も入りません。
例えば・・・長い坂道を下っている時を想像してみてください。無意識にエンジンブレーキを使いながら降りてくるので(2ストでも、回転数が高いとエンジンブレーキはよく効きますよね)、アクセル全閉時間が長くなり、混合ガソリンがエンジン内に十分入ってこないので、焼き付きの可能性が高まります。
※これが分離給油なら、オイルポンプはアクセル開度にかかわらずエンジン回転数でもオイル量を調整しているので、坂を下りてきてエンジン回転数が上がっていくと、アクセルを開かなくてもクランクケース内に吸い込まれるオイルの量が増えます。
※故に混合2ストでは、ツーリングでの峠越えなどの長い下り坂を走行する場合、運転に工夫が必要になります。
これらは昔の混合2スト乗りが焼き付き防止の為にやっていた『テクニック』であり、言い方を変えると『これらを知らなければ、公道では混合2スト車を長持ちさせることが出来ない』という話です。
混合2ストでエンジンを焼き付かせないためには、とにかく可能な限りアクセルを開けるしかありません。それは・・・下りでもアクセルを積極的に開けて『攻める走り』をするか、或いはギヤをTOPに変速してエンジン回転数を低く抑えつつ、時々アクセルをガバッとあけて混合気をエンジンに送り込む、っという運転が必要になります。
極論すると、混合2スト車の峠の下りは『気持ちよく走る』などとは無縁で、『エンジンを焼き付かせない様にする走り方』を工夫する必要があるということです。
混合2ストエンジンの『アクセル全閉でエンジンブレーキを使うと焼き付く』という問題は結構深刻で、混合2ストエンジンを載せたクルマでは、ミニ四駆の様な『ワンウェイクラッチ』を仕込んだモデルまで作られたほどです。(ワンウェイなのでエンジンからタイヤを駆動することは出来ても、タイヤがエンジンを回すことは出来ない様になっています。この車で坂を降りようとするとエンジンブレーキが全く働かず、アクセルを全閉にするとエンジンはすぐにアイドリング回転数まで落ちて、車両の速度と関係なくアイドリングを維持します。)
※レーサーが混合ガソリンだから、混合の方が焼き付きに強い、なんてことは公道ではありません。
混合2ストではアクセルを閉じている時間が長いと焼き付く、っという様なことを述べましたが、そういう状況は、サーキットでもモトクロスでもレース中はありません。レース中ならアクセル全閉でブレーキングしている時間はせいぜい数秒ですが、上述した様に公道でツーリングなどに行ってダラダラ峠を降りてくるときは、すぐに分単位でアクセル全閉のまま走ってしまいます。
混合2ストエンジンに関しては、サーキットと公道では条件が違い過ぎます。サーキットでOKだから公道でもOK、にはなりません。公道に於いては、2スト車は分離給油システムが装備されたことにより『アクセルを閉じると焼き付く』という恐怖から解放され、やっと4スト車と同様の使い方が出来る様になったと言えます。
>どんな症状がでるのですか?
実際には、小排気量車では焼き付いた瞬間に焼き付き部が剥がれて、『後輪がロックしっ放し』にはなりません。(昔は『抱き付き』と呼ばれていた状態です。一旦焼き付いたところがムリヤリ引き剥がされるので、その部分が溶けて一体になったり、溶着部がむしれた様になって破片がエンジン内に飛び散ります。)
実際ワタシは、過去に何度か『焼き付き』をやらかしていますが、50~200㏄程度の2ストエンジンでは、焼き付きで後輪がロックしたことはありませんでした。(いわゆる『抱き付き』となりました。)
峠の下りは普段から特に注意しているので、焼き付き(というか抱き付き)が起こったのは、専ら直線での全開走行中です。
急にエンジンに抵抗が出て失速し、最終的にクラッチを切って路肩に寄せましたが、失速が『経験したことが無いほど』急激で、後ろから突っ込まれる危険性があります。
抱き付きが起こるとシリンダ壁に深いキズが入ることが多く、圧縮が『クランク側にダダ漏れ』になるのでエンジンは始動不能となります。
抱き付きを起こしたエンジンは、シリンダとピストンAssyを交換すればよいので修理自体は容易ですが(空冷の2ストのシリンダ&ピストン交換は、タイヤのパンク修理よりも簡単です)、ピストンリングが砕けていたりシリンダ壁がえぐれていたりすると、バラバラに飛び散った破片を取り除くため、クランクケースを割る(分解する)必要がありました。この作業ではエンジンをフレームから降ろさなければならず、非常に面倒です。
凄く勉強になりました!
最近自粛中バイクも乗れないので 車庫でしばらくアイドリング状態でかけっぱなしでした これマズイっすよね? 質問して良かったです
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