株を買ったら基本的に配当がもらえますが、企業側は不利ではないでしょうか?
例えば100円分の株券を買えば、〇年後には100円を超える配当を手にしている…それって企業は損していると言えますよね?
株を買ってもらった時にだけ得られる金額と、
永続的に支払わなければならない配当金を
比べたら、配当金の方が上回るのではという考えです。
株も株主が売買してしまうので企業には入ってこない。(=本をブックオフに売ってしまえば、著者にはお金は回ってこない)
私の考えは間違いだとは理解していますが、どこを誤解しているのでしょうか?
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
株式市場への上場は、市場を通じて資金調達をするのですが、金融機関からお金を借りるという資金調達もありますが、市場から調達する場合の違いとして、株券を発行して投資家の資産に変わります。
上場後は市場取引で投資家同士が競り方式で売買し、誰かが必ず発行済み株式を持つ形になります。
銀行からお金を借りれば返済義務があり、金利回収もされますが、株での調達は返済することがないので、利益が出れば配当金として支払い、利益が出なければ無配や減配となります。
借入の返済を長期で行うことに比べると配当の方が負担が少ないです。
また、配当金は利益剰余金から支払われており、配当分を留保すれば利益となるため法人税の負担が大きくなるだけです。
企業の大株主に系列親会社や自社及び自社株会もあり、自分の配当を自分で受け取る仕組みもありますので配当を出すことが何も不利益ではないのです。
>株も株主が売買してしまうので企業には入ってこない・・。
株は売られれば必ず誰かが買っており、誰かが必ず持っている状態で発行済み株式数は変わりません。
>株券を買ってもらった時に利益がもらえますが、それ以降はその人に利息である配当金を払い続ける必要があるのですか?
株券を買ってもらったときに利益は貰えず、配当と利息とをごちゃごちゃにしてはいけません。
No.9
- 回答日時:
#3です。
質問者様が根本的に勘違いしているのは、株主VS企業という認識であることなんです。
実際は「株主=企業」で、経営陣は「株主が『この人たちなら利益を出せるだろう』と考えて選んだ人達」なのです。
だから企業の本質は「株主に配当を出すために仕事をしている」わけで、取締役などは「株主が任命」するのです。別に取締役は株を持って居る必要性はぜんぜんないのですが、自分が100%出資して、株主として自分を代表取締役に任命するといわゆる「オーナー社長」になるわけです。
補足に
>株券を買ってもらった時に利益がもらえますが、それ以降はその人に利息である配当金を払い続ける必要があるのですか?
会社側が株式を売って得たお金を利益としているのでしょうか?だったらそれは間違いで株式を売って集めたお金は「資本」なのです。だから「資本金」と呼びます。
資本とは「稼ぐための元手」です。たとえば1億円の出資を集めて資本金として、そのお金で1千万円の高級車を10台仕入れ、2000万円で売り、1年で10台売り切れば、1億の資本金で2億の売り上げを出したので、倍になるわけです。で、1億円分の資本は回収しているので、翌年に10台、さらに売上で得た1億でさらに10台仕入れ、1年で20台売れれば今度は4億儲かります。
その次の年も最初の「資本」の1億円は残っていて10台仕入れることができるので、その分で儲けたお金は出資者に配当するわけです。
会社は「資本を使って、利益を作りだす」ものですから、資本金があり何度もそれを使う以上、その分の配当が毎年発生するのは当然なのです。
逆にいえば資本金を超える配当はありえません。一株100円なら配当金は高くても3%程度つまり3円です。
経営状態がよければ毎年3%の配当があるかもしれませんが、それは出資した100円が毎年資本として使われて毎年新しいお金を生み出すからです。
No.8
- 回答日時:
株を買ってもらった時にだけ得られる金額と、
↑
市場に出回っている株を買っても
企業には一円も入りません。
株を売った人に入るだけです。
会社が資金を調達する方法は大きく
三つあります。
一つは銀行から借ります。
しかし、返さねばならないし利息も必要です。
一つは社債ですが、これも返さねばならないし
利息も必要です。
その点、株式発行の場合は、返す必要もないし
利息を払う必要もありません。
払うのは配当だけです。
つまり。
企業は紙切れを発行するだけで、お金を
手に入れることが出来ます。
これがあるので、配当を払っても
お得になるのです。
No.7
- 回答日時:
累計の配当金が出資金を上回ることは普通にあります。
企業は利益を上げることが目的ですが、利益を無駄にため込んでも仕方ありませんので、
その利益を関係者に還元することになります。その一つが会社の持ち主、つまり株主への配当です。
企業は製造用機械のようなものと考えれば良いかもしれません。
誰かが出資して、製造用機械を購入し、機械を動かせば人件費や経費を差し引いても利益が出るとします。
その利益は誰がもらうのかと言えば、出資した人ですよね。
これはいい機械だから、別の人が買い取ることもあるかもしれません。
そしたら、そのあとの利益は買い取った人の物でしょう。
株価が上昇しても直接企業には利益はありませんが、新たに発行する株の価値は上がり、
資金が調達しやすくなります。
No.6
- 回答日時:
>株を買ったら基本的に配当がもらえますが、企業側は不利ではないでしょうか?
いいえ。まず、(上場企業の)株を買ったからといって配当がもらえるとは限りません。全く基本的なことではないです。前提が間違い。
投資家は多くの場合、配当をもらうことを期待して株を買います。が、急成長期にある企業の場合、いちいち投資家に配当を返すようなことなく、その資金を事業の拡大に使って
利益を増大させた方が有利になるという場合もあります。そうした場合、投資家は別に配当は当面期待せず、企業の成長(とそれによる株価の上昇、場合によっては株式を売却する
ことによる利益)を期待する場合もあります。
また、いくら配当を期待しても、この度のコロナショックのようなことでも起これば、会社の業績が大きく悪化し、無配になるということもあり、また、最悪、企業が倒産すれば、
電子化された株券は紙くずにすらならないということもあります。投資家はそういうリスクを負って、配当を期待したり、企業の成長による株価上昇を期待したりしているわけ。
だから、企業側が不利で投資家が有利とかいうことではなく、それはそれぞれの立場で利用する意味があると判断したところがそのようにしているということ。
株式をもらって得たお金はまず銀行からの借り入れのような返却の必要はなく、会社の資本になります。
が、短期的には、とりわけこの超低金利の状況下においては、機動的に金融機関からの借り入れをした方がよいと判断される場合もあります。
企業は株式の発行によって得た資金で事業を行い、利益が出たら、ほとんどの場合はその全部ではなく一部を株主に還元するというだけのことです。
原則として利益が出ない状態が続けば配当はなくなります。
>それ以降はその人に利息である配当金を払い続ける必要があるのですか?
配当は利息ではありません。企業が得た利益の一部であることが原則です(一時的に赤字であっても、それまでの利益の蓄積の中から配当が支払われることはあります)。
No.5
- 回答日時:
ぱっと見正しいこと書いてるようで間違ってる人ばかりで草
総資本回転率…いや、配当と関係無くて草
株価が下がれば配当は貰えない…全く関係無くて草
借金と同じ…なわけなくて草
まず大前提としての話なんですけど、
>株を買ったら基本的に配当がもらえますが、企業側は不利ではないでしょうか?
の時点で正しくありません
配当というのは、株主としての権利でしかなく、企業の義務ではありません
仮に「100円分の株券を買えば、〇年後には100円を超える配当」という企業を仮定しますけど、まぁ有り得ないですね…
配当というのは、支払いを保証したものではありません
取締役会で配当を払うと宣言しても、株主総会で否決されたら配当の支払い自体が無かったものになってしまいます
特別配当金や記念配当という形で払うこともありますけど、100円の株価で100円って…うん、無いです
それに、仮に利益が出ていても、そもそも法律に規定された分の積立金が無ければ配当を出すと違法になってしまいます
飽くまで、十分に利益が出たときに、その一部を出資者に還元するお金の形の一つが配当金です
ただし、
>株を買ってもらった時にだけ得られる金額と、永続的に支払わなければならない配当金を比べたら、配当金の方が上回るのではという考えです。
正しいです
ただ、これって20年30年単位でみないとこの理屈は成り立たないんですよね
上場企業は、上場企業であるということがステータスですし、また銀行から融資を受ける際に上場企業であることも一つの判断材料ですし、
また上場企業というだけで取引先の規模も大きくなります
上場企業は、基本的には出た利益から必要な留保分を除いてから残りの部分を配当するわけですけど、
この割合を配当性向と言います
仮に株価100円で公募、10円の利益が出たので3円の配当を出すと、
配当利回り3%、配当性向30%で、今のジャップランドの多くの上場企業の平均値くらいですね
ですから、これが永遠に続くと100円でこの株を買った人は34年かければ出資額を超える配当を得られることになります
34年も待てますか?
企業は、単に配当を払わないといけないから、という理由だけでは上場を取りやめたりしません
経営者もバカではありませんから、株主に配当金を払い続けたとしてもそれを大きく上回る価値があるからこそ上場するのです
よくオーナー社長の受け取り配当金の額が取り上げられますけど、
配当を沢山出しているということは、イコール創業者本人も相応の配当金を受け取っています
それに、配当金というのは永遠に貰える保証もありません
リーマンショックやコロナショックといったことが起これば、最悪は会社は倒産します
倒産すれば、配当どころではありませんね
すなわちそういうリスクを孕んでの配当金ですから、企業側が不利とは言えません
配当金は株券を持っていれば、ずっと入ってくるものなのでしょうか?(例外あり)
そしそうだとしたら、企業は損していると思うのです。
なぜなら、株券を持っていれば、数十年前、数百年前に発行した株券にも配当金を考慮する必要があると思うからです。
発行すればするほど、配当金を出さなければならなくなるので、個人的に見た時には大したことはないかもしれませんが、全体的に見た時に多くのお金を払っていることになりませんかね?
実際は違うのでしょうけど。
No.4
- 回答日時:
株式会社は株主のものですから利益はすべて株主のものです。
どこを損するのですか?>株も株主が売買してしまうので企業には入ってこない
売られた株は誰かが買っています。会社の所有権が移っただけです。
>=本をブックオフに売ってしまえば、著者にはお金は回ってこない
創業者が株を売ってしまえば、創業者には配当は入らない。どこが違います?
No.3
- 回答日時:
>株を買ったら基本的に配当がもらえますが、企業側は不利ではないでしょうか?
ここが間違いです。なぜなら株を買った人は「企業側」になるからです。
株を買うということは「会社のオーナーになる」ということです。大企業の株を1株ぐらい買っても影響力は持てませんが、発行株式の33%以上を持つと経営に参加できますし、100株あれば株式総会に呼んでもらえます。
つまり株主は「自分達で会社をコントロールすることが可能」ということになっているので、配当金は「自分達が会社をコントロールした結果」であるわけです。
>株を買ってもらった時にだけ得られる金額と、永続的に支払わなければならない配当金を比べたら、配当金の方が上回るのではという考えです
会社が立ち上がる時に株を買うことを「出資」といいます。株券が売れた金額だけ出資金になりそれが会社の資本金になる、ということです。
で会社(株式会社)は「資本金を使って、利益を得る」ものですから、たとえば1000万円の資本金を使って「1年間で資本金何回分の売り上げを上げたか」ということを考えて居ます。これを「総資本回転率」といいます。
つまり配当金というのは「出資したお金でどれくらい利益を出したのか」で、1000万円の資本金で1億円の売り上げなら10回転したことになり、利益からそれなりの配当金を得られることになります。
会社が配当をするのは「株主から預かっている資本金を何回も回して利益を得ているから」なのです。
配当をもらったら、その株券を使ったことになり、それ以降は配当がもらえなくなるのですか?
もしそうでなければ、前回、前々回の株券にも支払う必要がありますよね?
株券を発行すればするほど、配当を支払う数が増えるので不利になる?
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