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源氏物語『桐壺』の当時の発音について
当時の発音と現代の発音が違うと授業で習ったのですが、具体的にどんな発音だったのかを知りたいです。
ちなみに、知りたい部分は「はじめよりわれはと思ひあがりたまへる御かたがた」という部分です。
分かる方がいらっしゃいましたら是非よろしくお願いします!

A 回答 (1件)

高校生ですか、大学生ですか?


大学生ならば、国語学概論(日本語学概論)とか、国語音韻史とかの講義や入門書を読めばだいたいわかるはずですので、自力解決してください。
高校生ならば、「授業で習った」というのは、高校の先生が話題提供として話してくださったのでしょうね。これも詳しく知りたければ大学で国語学(日本語学)で日本語の音韻の歴史を学べばわかりますが、説明すると長くなるので、かいつまんで。
『源氏物語』が成立したのは西暦1000年頃、11世紀のはじめです。あなたが挙げている部分で現代と発音が違うと推定されている箇所は、ハ行子音=ファ・フィ・フ・フェ・フォ、ということでしょうか。語頭以外のハ行音をワ行で発音するハ行転呼は過渡期だったという説があります。
「はじめよりわれはと思ひあがりたまへる御かたがた」
→「ふぁじめよりわれふぁとおもふぃあがりたまふぇるおんかたがた」
でしょうかね。
もっと細かく推定すると、濁音(ガ行)が鼻濁音だとか、いろいろありますが。
当然ながら録音機械はない時代なので、様々な文献から発音を推定するわけですが、一つの推定として、金田一春彦による復元録音『朗読 源氏物語』(大修館書店)というのがあります。おそらく学校の先生は、この復元録音のことを念頭に置いているかと思います。この音源の一部をYouTubeにあげている人がいるようですが、著作権に触れるのでリンクは貼りません。探してみてください。
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この回答へのお礼

とてもご丁寧にありがとうございます。
とても助かりました!

お礼日時:2020/07/07 13:43

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