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No.1
- 回答日時:
理想気体が定圧変化を受ける時に気体がした仕事Wは、
W = pΔV ・・・・・(1)
で与えられます。
この時に、圧力が一定ではなく、体積Vの時の圧力が体積の関数
P(V)で与えられるような変化をしているとします。
体積がV1→V2と変化するとして、この変化の過程の中で、体積が
V→V+ΔVと微小体積ΔVだけ変化したとき、圧力変化を無視して、
圧力p(V)で定圧変化したと見なすと、このときに気体のした仕事
ΔWは、(1)式より、
ΔW = p(V)ΔV ・・・・(2)
となります。
ここで、ΔV→0とすると、
lim(ΔW/ΔV)= dW/dV =p(V)
よって、体積がV1→V2と変化するとき、気体のした仕事Wは、
W = ∫p(V)dV (積分範囲はV1→V2)・・・(3)
で与えられます。
これが一般的な式です。
理想気体で、(1)式から(2)式への移行の前提が守られている
過程(準静的過程*)ならば、理想気体の状態方程式 p =nRT/V
を使い
W = nRT∫dV/V (積分範囲はV1→V2)
= nRT*ln(V2/V1)
となります。
ご質問の文にある<・可逆的な場合・・・・急に膨張させた場合>
は「準静的な過程の場合とそれ以外の一般的な過程の場合」の理解
ではないでしょうか。
*Wiki:準静的過程(じゅんせいてきかてい、英: quasistatic process)とは、
系が熱力学的平衡の状態を保ったまま、ある状態から別の状態へとゆっくり
変化する過程を指す熱力学上の概念である。
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