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シードケーブル線のシールド効果と働きについて教えて下さい。マイクなどに使うシールド線の被服はアースされていなくてもノイズ軽減の「シールド効果」はありますか?

いま訳あってある2台の音響機器のマイクラインのケーブルを6芯のモジュラーで(他の信号線とともに)一本のケーブルにして接続する必要が生じました。
そこで「6芯シールド」を使い先端を6芯用モジュラーにし、そしてもう一方は6ピンの無線用マイクプラグで接続しました。

ところが、ケーブルのシールド(被服)を無線用プラグのほうは機器筐体のシャーシケースのアースから流れるように接続しましたが、モジュラーの機器のほうは構造上シールドがシャーシに被服が接地できません。自分でモジュラー用圧着ペンチで端子をつけたのですが、シールドの被服は手前で単に切断されたままになっています。

お聞きしたいのは、シールドでノイズ除去効果を得るためには、両方の機器の両方ともシャーシをシールド被服に接地しないといけないのでしょうか?
そもそも「シールド線」とは被服にはアースが流れていなければオーデーオ信号等のノイズ遮断は期待できないのでしょうか?
それともシールドがあるだけ(浮いている状態)でも「遮断効果」がありますか?
一般にたいていの機器はシールドにシャーシがつながっているようにおもいますが・・・ここが判りません。

2つの機器のシャーシ間で片方だけがアース接地されていてかたほうはつながなくてもノイズ除去の効果はあるものですか?
(1)アースは両方つなげる事が必要
(2)アースは片方だけで良い
(3)アースはつながなくても良い
効果のためにはどれが正しいでしょう・・・
どなたかお教え願えませんでしょうか?
どうぞよろしくお願いします!

A 回答 (2件)

#1さんの回答を拝見し「確かにその通り!」と感じるオーディオ畑の者です。



参考程度に“一般論”を書かせて頂きます。

>マイクなどに使うシールド線の被服はアースされていなくてもノイズ軽減の「シールド効果」はありますか?

どの周波数帯域に対してか? 希望する減衰量となるか?については状況しだいですが、効果はあります。

しかし、ラインケーブルであればノンシールドも多く見られますが、マイクケーブルに限ってはやはりシールドをアースすべきです。


使用される機器がアンバランスかバランスか分かりませんが、文面からは6芯ケーブル自体でマイク出力のホット、コールドの芯線は確保できており、その外側にシールドが存在するのだろうと想像します。
(その前提で進めます)

>シールドでノイズ除去効果を得るためには、両方の機器の両方ともシャーシをシールド被服に接地しないといけないのでしょうか?

両端ともシールドをアースせよ、と決まっている訳ではありません。

◆3つのパターンがあります。
(アンバランスでは2芯シールド以上、バランスでは3芯シールド以上の場合)

◇両端ともフローティング(浮いている)のもの。

 主に高周波に対するシールド効果はあるが、電源ハムなどには弱いとされています。

◇一方のみアースされているもの。

 オーディオの世界ではポピュラー。
 一方のプラグ内ではコールドの芯線とシールドが一緒に接続されており、反対側のシールドはオープンになっているケーブルが多く見られます。

◇両端ともアースされているもの。

 聴感上問題なければOKですが、アースループが出来るため、電源ハムなどを拾いやすいと考えられます。

◆一般的には片方だけアースされているものが多く、上流(送り出し)側の機器にシールド線がアースされるのが普通です。
ただし、聴感上問題がなければ、ケーブルの向きが逆になっても何ら支障はありません。

◆市販のラインケーブルの中には、シールドの両端からリード線を出し、下流側での片側アースを含め4パターンのアース方法を選択できるものもあります。

>そもそも「シールド線」とは被服にはアースが流れていなければオーデーオ信号等のノイズ遮断は期待できないのでしょうか?
それともシールドがあるだけ(浮いている状態)でも「遮断効果」がありますか?

どのような形のシールドであれ、飛び込みノイズを遮蔽してくれれば、程度の違いはあっても「効果」ありとはなりますが、信号電圧の微弱なマイク回路では、電源ハムが主な除去対象と思われますから、フローティングではダメでしょう。

プロの現場であれば測定もするでしょうが、個人レベルなら耳で判断されても良いと思います。

自作ケーブルのシールド線(編組線)の両端にリード線をハンダ付けし、4パターンの中から最もノイズの少ないものを採用してはいかがですか?

場合によっては、選択したシールドのアース法に加えて、#1さんが仰るように金属箔を両端フローティングで巻くことで、さらに効果の上がることもオーディオの世界では珍しいことではありません。
(外装の上からになります)

因みに、理想的な大地アースが取れていない場合には、各機器の接地によって、逆にノイズの増加や音質の劣化が起こることがあります。

これもケーブルの接続とは別に、やはり聴感上の判断で決定されれば良いと思います。

この2つの問題は個々の現場(環境/使用機器)で異なるため、結果でしか分からない要素が多分にあります。
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この回答へのお礼

ご回答有り難う御座います。
マイクシールドとアースの関係がこれほど多岐に判断が分かれるとは思いませんでした、本当にとても参考になります。
さすがオーデーオノイズ除去で相当苦労されたプロ的な方とお見受けいたします。
今回はマイク入力ですが、素人でオシロもないため聴感上の判断で判断したいと思います。
詳しく、かつご丁寧なご説明をいただき深く心から感謝いたします。誠に有り難う御座いました。合掌

お礼日時:2005/01/25 11:22

ノイズの測定をしたことがある者ですが、


アルミホイルで測定対象を覆うだけで
外来のノイズが防ぐことができ、
ノイズのレベルは下がります。

こだわるなら実際に測定することをオススメします。
アースされていてもノイズが入る場合があり、
あえて接地しない場合もあります。

知り合いにノイズの研究をすると一生を棒に振る
くらい大変なことだと言っていた人がいますので
あまりこだわらない方がよいかと・・・
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この回答へのお礼

ご回答有り難う御座いました。
ノイズというものはこだわり始めるととんでもなく大変なことになるんですね。
少しラフに考えて聞いてみて実質的に支障なければよしとすることに致します。
とても参考になりました。
本当に有り難う御座いました。

お礼日時:2005/01/25 11:05

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