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それぞれのでき方や見た目、成分の違いは分かるのですが、特徴にはどのようが違い(どちらが丈夫か等)がありますか?
墓石には花崗岩(酸性岩)が多いですが、何か理由(酸性雨に強い等)があるのでしょうか?

A 回答 (2件)

> 特徴にはどのようが違い(どちらが丈夫か等)



熱・温度の上下変動があると、岩石の組織が斑状が目立つものは破壊されやすくなります。
水分を吸収しやすい組織だと塩分の変動で、岩石は破壊されやすくなります。
熱変動や水分による変動がない新鮮な岩石の場合、堆積岩なら続生度(間隙水がなくなって、分子間の結合度が上がる)で硬さ・強固さが高まります。
火成岩でも脱気度が低ければもろいものになります。
圧力が高まる、高温にさらされると変性作用を受けて、一般的にはもろい部分が出現し均質度が下がります。

ショア硬度(ダイヤモンド半球を取り付けたハンマを自然落下させて、落下点の岩石表面で反発し跳ね返る高さを測定し、硬さの指標とする)の場合、落下点の鉱物が、雲母⇒長石⇒石英となるにつれて、硬度が高まります。
そのこともあって、石英と長石類を多く含む酸性火成岩類は、ショア硬度も大きくなるようです。 (石英を多く含む酸性火成岩類)の方が(中性~塩基性火成岩類)よりも、ショア硬度は高いといっていいでしょう。
壊れにくいか/壊れやすいか(靱性/脆性)では、爆破しにくいか/爆破しやすいかを、合板とガラス板とを比較した場合、合板が壊れ難く、ガラス板は壊れやすい、ゆっくりの圧縮に強いのはガラスで、ゆっくりの圧縮でもつぶれるのは合板。 大理石や花崗岩は比較的圧縮に強いが爆破の強烈な衝撃に脆性破壊を起しやすく"さくい岩"、砂岩や凝灰岩は大理石や花崗岩に比べれば衝撃波に強く"しわい岩"と呼ばれるようです。

http://www.cmi.or.jp/cmirepo/pdf/1302.pdf

酸性雨は、金属を溶かします。 カルシウム、アルミニュムは岩石の成分ですから、影響はします。
大理石は石灰、花崗岩は黒雲母が、溶け出すようです。
https://www.nhk.or.jp/sonae/column/20141022.html
「深成岩と火山岩の違い、塩基性岩と酸性岩の」の回答画像2
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火成岩のうち、地表付近で固まったものを火山岩、深部で固まったものを深成岩と言います。



凝固現象の基本なのですが、火山岩のように地表近くで急冷された場合、冷却速度の影響で結晶になれる成分と成れない成分があり、見た目が斑晶と石基に分かれます。
また、ガス成分が分離して火山岩に小さな穴を造る事が多いです。

それに対して深成岩は溶けたマグマが冷却されて固まるまでゆっくりと冷却していくので結晶が十分に成長しており、等粒状組織となります。

火山岩全般で使う 酸性岩と塩基性岩 の違いは、岩石に含まれるSiO2成分の違いで少ない方から 超塩基性岩→塩基性岩→中性岩→酸性岩 と分類されています。
日本の火山は、火山岩では中性岩である安山岩のものが多いのですが、富士山等は玄武岩で出来ています。

どちらが丈夫かというのは難しいですね。
西日本に多い花崗岩の山などに登ると、花崗岩の露頭があって、その下の地面に結晶がバラバラに崩れたものが積もっていることもあります。
火山岩は噴火時に溶けたマグマの中に含まれたガスが揮発して、極端な場合には軽石になります。
火山体の周りが侵食されて、過去に火道だった部分が玄武岩や安山岩の岩山として侵食されずに残っていることもあります。
また、観光地で層雲峡他たくさんのところで、火山岩の柱状節理が観光資源になっています。

墓石に限らず花崗岩(御影石)を建造物に使うのは、酸性雨が無かった昔から御影石が多いです。みてくれで鉱物の結晶が見えているところが格好が良いからだと思います。
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