アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

以下の伝統音楽を聴いた感想を聞かせてください!
課題にカッワーリーかメヘテルハーネの音楽を聴いた感想を書く欄があるのですが、聴いても何も感じず書けなくて困っています。参考にしたいのでどちらかを聴いての感想を単純にで良いので教えてください!

A 回答 (1件)

≫感想を単純で良いので教えてください!


私は、一応音楽の専門家なので、あなたの質問をきっかけに自分の文章として書いてみました。youtubeは見ましたが、それ以外のWikiなどは一切読まずに聴いた感想だけを書いてみました。

パキスタンの伝統音楽「カッワーリー」を聴いて
「カッワーリー」
伝統音楽カッワーリー(Qawwali)の楽団「Marifat Sufi Band」


 カッワーリーは、パキスタンの伝統音楽だ。
 聞いてみると、ノリの良い打楽器が印象的だ。
 割と無味乾燥で単純な大太鼓のリズムの上に、小太鼓が細かいリズムを刻んでいる。
 この小太鼓はボンゴのように大小があり、手で打たれている。パキスタンはインドの近くにある国であるためか、この小太鼓はインドのタブラとまったく同じもので、奏法も同じように見える。
 この打楽器隊のリズムは、ほとんどバリエーション無しに最初から最後まで打たれ続けている。
 前奏や間奏に入るメロディー楽器は、アコーディオンのような明るい音だ。動画を見てみると四角い箱に付いたフタのようなジャバラを開閉して空気を送っているが、奏者は多分鍵盤を弾いていると思われるが、こちらから見ることはできない。
 使われている音階は、インド音楽と異なり、西洋音楽に近いが、これは、このアコーディオンのような楽器のせいだと思われる。インド音楽では、弦楽器が主なので、弦を指で押さえることで、半音の間の微妙な音を使っているが、カッワリーは、弦楽器でなく鍵盤楽器なので、半音の間の微妙な音は出すことができない。
 しかし、歌が始まると、聞き慣れないうちは、歌手が音痴なのかと思うくらいに微妙な音程が出てくる。歌を聴いて特徴的だと思ったことは、最初に男性が歌って、それに女声が入るが、そのときにオクターブでまったく同じメロディーを歌っているところだ。
 したがって西洋音楽のようなハモリが一切なく、歌に使われている音域も狭く、読経のように響きが単調で、ハーモニー感がほとんど無い。
 もう一点気が付くことは、楽器だけの演奏部分と歌の部分が同等の扱いで、西洋音楽のように、歌が主役、すなわち前奏のあとに歌があり、間奏のあとにまた歌があるという作りではなく、楽器だけの演奏部分と歌の部分が同じウェイトでできているという点だ。
 これは歌手ののど自慢と同じように、楽器の腕自慢を見せているのではないかと思われる。
 以上のような点から、この音楽の特徴は、インドから来たと思われる打楽器、ヨーロッパから来たと思われるアコーディオン風の楽器が使われること。
 メロディー楽器は西洋風の音階を使っているが、歌はインド風に無音階で歌われているときがあり、ハーモニーやコーラスは無いので、キーもはっきりしない。歌が主役で楽器が脇役ということがなく、両者は同等のウェイトと見られる。
 そのような点で、カッワリーは、西洋音楽とインド音楽が融合したような音楽ではないかと思われる。地理的にもそのような場所なので、インド音楽の影響が大で、これに西洋音楽の要素が入り込んだという印象を持った。
    • good
    • 8
この回答へのお礼

この音楽の特徴が見えてきました!とても参考になりました、ありがとうございました!

お礼日時:2020/11/28 11:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!