人生のプチ美学を教えてください!!

質問です。

とある知り合いから聞いた話ですが、

「最初に誕生したアメーバといった原始生命は雌しかいなかった。でもそれだと種を存続させることが出来ないため雄が生まれた」

と言ってました。これって本当ですか?

A 回答 (6件)

まずオスメスというのは、配偶子(生殖細胞)の大きさで定義されるのが普通です。


結果的にオスがメスに産ませる形になるので、一般的には子を産むのがメスという感じになります。

大きさのちがいなので、無性生殖の時には性というものが定義できるものではありませんし、有性生殖でも配偶子の大きさが同じものが現在もいていて、それらは雌雄で分けられません。

なので、原始の生物ではメスしかいなかったというのは誤りです。


また、有性生殖は環境変異に対する適応スピードが速いので、無性生殖よりも長期的に見ると有利に働くと考えられてはいますが、無性生殖で種を存続できないわけではありません。
実際に、現在でも無性生殖の生き物は多く生き残っています。

むしろ種とは何かを考えると、有性生殖は環境に対して早い変化を起こして生き残るという戦略なので、変化後に変化前の種は消えてしまっているともいえます。

また、進化は「種の存続」のために起こるわけではなく、環境の変化や、偶然の突然変異によって生まれた有利不利により、生存率や繁殖率などが影響を受け、集団内の遺伝子頻度が変わることで起こります(より正確に言うと「遺伝子頻度の変化」こそが進化であり、目に見えて形が変わるとは限りませんし有利不利すら関係なく起こります)。

つまり、「雌雄が無ければ生き残れなかった」わけではなく、「雌雄に別れたものが有利に生き残った」のです。

「しなければ種の存続ができなかった」と「偶然生まれた性質が生存に有利で残った」では全く異なる話であり、遺伝子に種を存続させようという「意思」はないので、前者は間違いだと言えます。


以上の二点から、ご友人がおっしゃられたことは、全くの誤りであると言えます
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一般論的に言えば、オスはメスから派生して生まれたものです。

オスはメスの派生物です(つまりメスが原型です)。

「アメーバといった原始生命は雌しかいなかった」というのは間違いで、アメーバにオス・メスの区別がなく、無性生殖します。

オス・メスの区別が出来たのは、細胞分裂するときに(たまたま何かの拍子に)減数分裂とそれに伴う遺伝子の組換えが生じて出来た、と見られます。
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それで言ったなら今も存在する単細胞生物は全て雌と言う事になるでしょう。


細胞分裂で数を増やしている単細胞生物に雄とか雌とかの定義は無いと思いますがね。
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膜が形成されて環境から分離したあたりが生物の開始なんでしょうね。

オパーリンによるコアセルベートに似た存在でしょう。

なお、有性生殖は相当時間がたってからだと考えられていますから、最初の生物とは関係ありません。

現在発見さえている構造をもったもっとも古い多細胞生物であるエディアから生物群では有性生殖の痕跡は発見されていません。
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分裂のみで増えるやつらに「雄」も「雌」もない. もちろん「雌雄同体」ともいわない. 雌雄の別はもっとあとで, 有性生殖を獲得してさらにたってから.



というか, 「雌しかいなかった」ところでどうやって「雄が生まれた」んだよ....
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原初の地球を実際に観察する事は出来ませんが、


少なくとも現代の生き物は全てメスが原型です。

その手の学問をやると「メスは存在、オスは現象」
という言葉を習うそうです。
例えばローソクがメスで、ローソクに火を灯した状態がオスです。

その証明として「環境ホルモン」という事件が昔ありました。
男性ホルモンと同じ形をした化学物質が水道水などに混入し、
人も動物も、それを摂取したオスは体がメス化してしまいました。
メス化したと言うより、ローソクの火を消したのでメスに戻った
と言った方が正しいかもしれません。

動物の中には、生まれた後にオスがメスに変化するものや
逆にメスがオスになるものも居るそうですが、
そもそもアメーバは雌雄同体なのでオスメスは無いですよね。

生命がオスメスに別れた理由は、遺伝子の組み換えパターンを
多様化する事で、種の存続を狙った生存戦略が主な理由です。
なので言い方は少し違いますが、ご友人の説は大筋で合ってます。
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