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歴史学についての質問です。

ギリシア文明以前に“万物の根源”を提言したり考え付いた人間は居るのでしょうか。
そしてあるならばどのような言葉を用いて(あるいは生み出して)“万物の根源”を表したのでしょうか。

アナクシマンドロスが万物の根源を“アルケー”と言う語を生み出し表した様に。

A 回答 (2件)

いたかもしれません。

ギリシアの文明はエジプトや地中海の文明の影響を受けていますから、ありえたかもしれませんが、ギリシアは都市国家という形式の支配体制を確立させ「世襲の王」以外の支配者による政治を行い「奴隷制」により、「市民が労働から解放された」体制なので「王のための学問」ではなく「自分たちのための学問」が最初に成立したと考え「自己探求」の結果「万物のアルケー」という概念を最初に考えたのだと言う主張もあります。私自身はそこまでは「考え過ぎ」だと思いますが、実際万物の根源を真剣に追及した記録が、ギリシア以前いはほとんどないことの説明としては、納得できるものです。
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これが、「歴史学の質問」になるのか、ちょっと疑問です。


"万物の根源"というのは現代日本語なので、"万物の根源"を17世紀以前に考える人は地球上にはいなかったろうと思います。

"万物の根源"的なことに思い巡らした人ならば、前8世紀か7世紀のインドにはいたようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%BC …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%83 …
https://www.happycampus.co.jp/doc/60208/
どうやって無から有が生じえようか。まったくそうではなく、愛児よ、太初、この世は有の承であった。唯一で第二のものはなかった。 その有は思った。「われ多とならん。繁殖せん」と。それは熱を創り出した。その熱は思った。 「われ多とならん。繁殖せん」と。それは水を創り出した。….:その水は思った。「われ多とならん。繁殖せん」と。それは食物を創り出した。:・… かの有は思った。「さても、われはこの三つの要素(熱、水、食物)のなかに、生命である自己をともなって入り込み、世界を流出せしめん」と。…… 有はそれら三つの要素の各々を三重にした。…… 世界の多様な諸事象は、言葉によって産出されたものであり、たんなる名称であり、三つの色(熱の赤い色、水の白い色、食物の黒い色)があるということの承が真実である。(『ヤーンドーギヤ・ウパニシャッド』6・2・2〜6・4・1)

前8世紀にギリシャのヘーシオドスは、「最初に カオス(混沌)が生じた。その次に、ガイア(大地)とタルタロス(冥界)、そして エロース(愛)がともに誕生した、カオスからは エレボス(幽冥)と ニュクス(夜)が生まれ、両神が交わってニュクスは ヘーメラー(昼)と アイテール(清明な大気)を産んだ。

前6世紀頃のギリシャには、イオニア学派と後世呼ばれる人がいて、その人達は工学や土木に関係していて、その筆頭?のタレスは、"万物の根源(アルケー)を(水)と考え、存在する全てのものが水から生成し、水へと消滅していくものだと考え、そして大地は水の上に浮かんでいる。世界は水からなり、そして水に帰るという説"を唱えたと伝えられています。
ただ、タレスに関するアリストテレスの証言は間接的断片的で、しかもアリストテレス一流で「ウーシァー実体」とか「ストイヶイオン元素・要素」とか「パテーマ様態」とかいった特殊専門用語によって固められた文脈のなかで、《水》を「ヒューレー質料・素材」としてのアルヶーと表現しているので、実際にタレスがどう考えていたのかは不明です。
タレスの後継者のアナクシマンドロスに関しても言葉はほとんど伝えられてなくて、その言葉が伝えられているのではないですが、次のように説明してくださっている方もいます。

アナクシマンドロスは、「アルケーは水でも、その他のいわゆるストイヶイオン要素・元素ではなくて、それらとは別の何か無限な原質ピュシス(φύσις,physisである」と言います.アナクシマンドロスにとっては,アルケーをタレスのように水とみなす必要はなかった.宇宙は一つの存在であるというよりも、相対立・反対的なものが規則的に交替変化する世界であり,その変化は時間的な秩序の中にあるように思われた.アナクシマンドロスの言葉は、『時の定めに従って、互いに不正の裁きを受け、償いをする』という詩人的な表現になっている.
  ~~~ アナクシマンドロスの言葉は『』だけらしいです ~~~
『必然によって』破滅もまた起こるのである。『なぜなら、それらはみずからの犯した不正に対して、時の布告に従って、互いに裁きを受け、償いをしあうのであるから』
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