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原発事故から10年、事故の収束作業は、実はほとんど進んでいない。
原発建屋の周辺のがれきの片づけがほぼ終わり、
3号機から使用済燃料の取出しがやっと完了したものの、
大量にたまり続けている汚染水は、その7割はトリチウム以外の放射性物質がまだ多く含まれておりALPSで再び浄化する一大作業が必要だ。しかも、浄化後にもし海に放出すれば、国際的に批判されるだけでなく、福島の漁業に再び致命的な風評被害を招くことになるだろう。
また、特に、極めて困難とされる「デブリ取り出し」は、まだその方法すらもわかっていない。
今も、原発の恐ろしい危険性は続いており、また、事故収束のための莫大なコストはどんどん膨れ上がっていく。


◆質問①:核燃料プールの危険性は?
もし地震やテロなどで、全国の原発のどこか1か所の核燃料プールにひびが入って冷却水が漏れて冷却できなくなったら、どうなる? 大量の核燃料のメルトダウンが始まり、対策もできずに、福島原発事故の数十倍の放射性物質を1年間も放出し続け、隣国を巻き込んで日本国の全域が永遠に死滅する?
本当は、こんな恐ろしく危険な「原発」は、決して商業化してはいけないのでは?
本当は、「原発」は決して再稼働してはいけないのでは?


◆質問②:数日が20年もかかる?
核燃料プールから使用済燃料を取出すだけの作業が、3号機だけで10年かかった。
事故を起こしていない通常の原発なら、数日でできることなのでは?
本来、数日でできることが、10年かかった。
さらに、福島原発の1~6号機全ての核燃料プールから、全ての使用済み核燃料を取り出す作業の完了予定時期は、2031年とされる。
本来、数日でできることが、20年もかかる?


◆質問③:本当の廃炉期間は?
廃炉作業のメインである、原子炉の圧力容器や格納容器の廃炉作業は、核燃料プールからの使用済燃料の取出しより、けた違いに何十倍も何百倍も難しいのでは?
ならば、廃炉作業を完了するのに要する時間は、30~40年ではなく、百年?もしかして数百年?


◆質問④:本当の廃炉コストは?
廃炉作業を完了するのに必要な費用は?
・当初の国の試算では6~9兆円だったが、現在の試算では81兆円という数字も出てきており、膨大な額に膨れ上がってきた?
・必要な期間が30~40年ではなく百年~数百年に延びるならば、必要な費用も百兆円~数百兆円にさらに膨れ上がる?
事故が起きたら実質的に収束できない、そんなもの、「原発」は、本当は決して商業化してはいけないのでは?
本当は、「原発」は決して再稼働してはいけないのでは?


◆質問⑥:本当の原発コストは?
政府・経産省・資源エネ庁は、今も原発の発電コストは安いとする。
しかし、その根拠となる国の試算では、なんと、
「事故原発の廃炉費用」も、
「再稼働すればどんどん増加する核廃棄物の将来の処理・管理費用」も、
「事故を起こしていない原発への13兆円を超える安全化費用」も、
「事故後ほとんどが停止してしまった、原発の実際の設備利用率」も、
「福島の2/3の面積を占める森はそもそも除染していない。それでも膨れ上がる除染費用」も、
「将来にわたる風評被害を含む農林水産畜産業の被害金額」も、
全てが、原発維持に都合がいいように、今もまだ、異常に過小評価しているのでは?
実は、本当の原発コストはもの凄く高い?
本当は、原発を再稼働すると、日本国民は、ものすごい金額の損失を被ることになるのでは?
本当は、「原発」は決して再稼働してはいけないのでは?


・・・

『3号機、使用済み燃料取り出し完了 炉心溶融の建屋で初』2021.2.28. 朝日

「東京電力は28日、福島第一原発3号機の使用済み燃料プールにあった核燃料566体を取り出す作業を完了した。炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機で搬出を完了したのは初めて。水素爆発などで損傷した建屋に使用済み燃料が残るという危険な状態が、事故発生から10年を前に、一歩改善された。ただ、廃炉工程全体ではまだ課題が山積している。

強い放射線と熱を出す使用済み燃料を建屋から取り出すことは、廃炉の重要なステップの一つ。放射線を遮り冷却を続けるための貯蔵プールは建屋の上層階にあり、次に大地震などに見舞われると、壊れたり冷やせなくなったりするリスクがある。東電は、より安全に保管するため、敷地内の共用プールに運び出すことを計画。がれきを撤去したり、燃料取り出し用のクレーンを設けたりするなどして、2019年4月から3号機で取り出しを始めた。

3号機の建屋内は放射線量が高く、ほとんどの作業は約500メートル離れた操作室から遠隔で行われた。初期は機器やクレーンの不具合が続出。プール内に入ったがれきや取っ手が変形した燃料などもあって難航したが、最終盤には24時間態勢で作業を加速。2月28日に最後の6体を共用プールに移し終え、「20年度内」とする目標の期限まで約1カ月を残して完了した。国と東電が11年に示した当初の廃炉工程表の目標からは約3年遅れだった。

使用済み燃料は、事故時に炉心に燃料がなかった4号機では14年末に取り出しを終えている。一方、メルトダウンした1、2号機にはまだ計約1千体が手つかずで残り、東電は24年度以降の取り出し開始をめざしている。ほかに、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)が1~3号機に計約800~900トン残っている。(小坪遊、福地慶太郎)

■「30~40年後に廃炉」目標、依然困難
水素爆発や炉心溶融(メルトダウン)で傷ついた東京電力福島第一原発3号機の建屋から、使用済み核燃料がすべて運び出された。事故から10年。大量のがれきや高い放射線量などの困難を乗り越え、廃炉のリスク低減は一歩前進した。だが、この先にはもっと難しい工程が待ち受ける。「30~40年後に廃炉完了」とする国と東電の目標が厳しいことに変わりはない。・・・」

「『福島原発の廃炉は、本当は何年かかる? 」の質問画像

A 回答 (4件)

政府も東電もマスコミも真実を明かしませんが、現代の技術では、建屋のあちこちに分散している核燃料デブリをすべて取り出すことは不可能です。

 デブリが取り出せなければ、廃炉にすることは出来ません。 デブリを完全に取り出すためには、高レベルの放射能にも耐えて、鉄腕アトムのように、自分で判断して人間よりも器用に動けるような人型ロボットでも開発されなければ不可能です。 また、たとえデブリが取り出せたとしても、その処理・処分方法が今はありません。 フィンランドでは、高レベル放射性廃棄物を半永久的に地中に埋める処分を行っていますが、地震の多い日本にはそんな場所がありません。 福島原発も、チェルノブイリと同じように放射能を外に漏れ出さない「石棺」で覆い、いつになるか分かりませんが、デブリの取り出しや処理ができる技術を人類が開発できるまで、ひたすら待つしかないのです。 チェルノブイリの場合も、事故から35年の年月と数十兆円の費用をかけて、出来たことは唯一、老朽化した「石棺」の建て替えだけです。 今でもその石棺のメンテナンスのために、事故原発から数キロのところに作られた特別な町に住む3000名の人たちが、専用の列車に乗って、毎日事故原発まで通勤しています。
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廃炉は20年程度で終わると報道されてますが、完全に廃炉作業が


終わっても、まだ放射能は残っていますので、放射能が完全に消え
るまでは何年掛かるか分かりません。
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2030年にガゾリン車の販売禁止するって事は、無くすつもりないんじゃないですか?

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質問②③→未定(わからない状態)

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