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ある記事の表題が ” pantarhei pangloss ” です。
後半の pangloss の意味を教えて下さい。

A 回答 (3件)

それは福岡伸一氏が週刊文春で連載していた「パンタレイ パングロス」と題したコラムをそのまま英字にしたものではないでしょうか。

正確には「Panta Rhei Pangloss」のはずです。

ご本人による解説ではありませんので根拠はわかりませんが、以下にも題名の意味が書かれています。
https://www.ytv.co.jp/michiura/time/2018/08/post …
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。週刊
<正確には「Panta Rhei Pangloss」>なのですね。
紹介して頂いた資料によると
<*「パンタレイ」=あらゆることは偶然で、すべては移ろっていく=万物は流転する
*「パングロス」=すべては宇宙の偉大なる設計者によってあらかじめ計画・配剤されている>のですね。
筆者は、「偶然で」と「あらかじめ計画・配剤されている>とを並列に列挙していますね。
私はたまたま週刊文春の記事に出会いましたが、単行本の方も読んでみたいと思います。

お礼日時:2021/03/21 14:03

#2さんへのお礼コメントを見て、「言葉の意味」の理解としては少し問題があるのではないかと思って回答させていただきます。


 まず、"panta rhei" Τα Πάντα ῥεῖ という言葉に「偶然」の要素は含まれません。日本語では「万物は流転する」と訳すのが慣例となっており、「あらゆるものは固定した相を持たず、様相を変化させながらこの世界に存在する」と解釈されます。この言葉は古代ギリシャのヘラクレイトスという人物の考えを表したものとされますが、今に伝わる彼の著作の断片には見えないため、実際に彼が残した言葉ではないとされています。彼の考えを示す言葉としては、ほかに「同じ川に二度足を入れることはできない」があります。川は流れているものであるから、「同じ川」というものは存在しない、次に足を入れたときには既に「違う川」になっている、というような意味合いです。やはり「流転」ですね。
 次に "pangloss" ですが、これはヴォルテールの『カンディード』という小説に出てくる人物の名です。主人公カンディードの家庭教師であり、師匠に当たる人物です。古代ギリシャ語起源で、"pan" は「すべての」「あらゆる」を示す接頭語(これは英語など現在の印欧語系の言語にも引き継がれて生きています)、「gloss」は「舌」を意味する "glossa" γλώσσα から来ており、「あらゆることを喋ることができる」=「何でも知っている」といった含意があります。現代英語にそのまま直すと "polyglot" がそれにあたるでしょうか。こちらは多言語話者の意味です。
 「言葉の意味」としては以上です。お礼コメントの中で言及されている週刊文春の連載は読んだことがありませんが、筆者の方が "panta rhei" や "pangloss" という言葉をそのように拡大した解釈をされている、と考えたほうが安全です。
 もっとも、「偶然」はともかくとして、"pangloss" の解釈のほうはわからないでもありません。というのは、『カンディード』はヴォルテールが「予定調和説」を批判しておちゃらかす目的で書いた小説で、その予定調和説がまさしく「この世の中は、あらかじめ最善の結果に向けて仕組まれているものだ」と解釈されるものだからです。厳密にはライプニッツの「単子論」の考え方を批判したのですが、物語の中では単子論の考え方をグロテスクに曲解して、パングロス先生は「世界は常に最善に向けて進んでいる」と澄ました顔で述べる人物として描かれています。(ライプニッツは、天文学や微積分で有名なあのライプニッツです)
 以上、ご参考になれば。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
panglossは.もともと登場人物の名に由来し、「あらゆることを喋ることができる」=「何でも知っている」という意味になったのです。
そして、<おちゃらかす目的で><「世界は常に最善に向けて進んでいる」>と皮肉っているのですね。
面白い経緯があるものですね。

お礼日時:2021/03/23 18:20

(ヴォルテールの風刺に登場する底抜けの)楽天家


とあります。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<底抜けの)楽天家>ですね。
著者の自己認識かもしれませんね。

お礼日時:2021/03/20 18:46

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