カンパ〜イ!←最初の1杯目、なに頼む?

先日似たような質問をしておりますが、よくわからないところがあり、大学側には直接聞きにくいので、再度こちらで質問させていただきます。

下記の記載例を読んで考えたのですが、「研究遂行に関連して間接的に必要であるもの」というのは研究者自身が大学側に要求することは可能でしょうか。あるいは、まったく大学の判断で使用することになりますか。その場合、こちらで何も言わない限り、水道光熱費等以外には、研究に何が間接的に必要かは分からないですよね?

皆さんは実際どうされていますか。


間接経費について下記の通り書かれています。
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研究機関では、間接経費を事務費として補填することができますので、学校法人の外部資金獲得の一部になるとも考えられますが、主たる目的は直接経費による研究活動を支えるものに利用します。
間接経費は、直接経費による研究遂行に関連して間接的に必要であるものに幅広く使用できます。具体的に、次のような費用が考えられます。

①人件費(研究代表者・研究分担者の人件費として使用することもできる)
②施設費(整備費、管理費等)、設備費(購入費、運用経費等)
③大学等の共用施設の施設整備費、技術職員の配置
④図書館費(施設整備費、維持費、管理の経費等)
⑤共用使用のコピー機・プリンタ消耗品費等
⑥科研費の研究成果に関連する特許出願費用、弁理士費用、審査請求費用
⑦科研費事務補助者の雇用(他に、科研費による研究の応用等のために必要となる研究者、研究支援者の雇用)
⑧関連する大学の共用施設の施設整備、図書館の図書購入のために必要な経費
⑨研究の広報活動費
⑩競争的資金に関する管理事務の必要経費
⑪特許出願費用、弁理士費用、審査請求費用等

直接経費の対象となるものは、間接経費として使用できません。また、経費の執行にあたっては、全く同一の物品の購入であっても、「補助事業の遂行に必要なものとして購入する場合」は「直接経費」により支出し、「補助事業の遂行に関連して間接的に必要なものとして購入する場合」は「間接経費」により支出することになっています。
いずれの経費で支出するかは、「どのような目的で使用するのか」といった観点から判断する必要があります。次の例が参考になります。

(1)パソコンを購入する場合
①科研費の交付を受けた研究課題のデータの分析のために必要なパソコンの場合
⇒直接経費で支出

②科研費の経理事務処理のために事務室に設置するパソコン
⇒間接経費で支出

(2)図書を購入する場合
①科研費の交付を受けた研究課題の研究に必要な図書
⇒直接経費で支出

②図書館に常備し多くの研究者等の閲覧に供する図書
⇒間接経費で支出

A 回答 (4件)

よく読めばわかるように,その規定は個々の教員に対して述べたものではなく,大学全体の組織の活動に間接経費を使うということを述べています。

再度書きますが,教員は直接経費しか原則使えません。帳簿ってわかりますか。
 例えば,〇学分野(昔の小講座)の教授つまり分野長が山田先生で,佐藤准教授,木村助教がいる研究室には,大学から研究費が配分されます。直接経費です。例えば教授は年間80万円,准教授に60万円,助教に40万円といった具体で,合計180蔓延が講座費・校費になります。決済は分野長ですから,山田のハンコが必須です。民主的な研究室なら,この配分額通りに3人に分けますが,たいていはそこまで厳密にはりませんね。これが講座の帳簿です。決済には山田の了承とハンコが必要。山田は科研費も持っているかもしれません。山田が決済する科研費の帳簿です。また山田は企業等から奨学寄附金を集めていて,それは奨学寄附金の帳簿で決済は山田です。佐藤も科研費を持っていたら佐藤の科研費の帳簿(直接経費)があるわけ。決済は佐藤一人でできます。ただし,科研費で実施する研究に関係したものにしか使えません。その研究と関係無い出張には使えない。佐藤は奨学寄附金もあるかもしれません。これだけで,五つの帳簿がありますが,佐藤が自分で決済できるのは最後の二つだけ。実験室の換気扇の修理には,講座費から出すのが一般的ですから山田の了承とハンコが必須です。奨学寄附金は年度を越えて使えますから,もっと有効利用しないと駄目です。そしてこれすべて直接経費です。間接経費の帳簿には山田も佐藤も木村も手は出せません。
 科研費の間接経費等はすべて学長が決済します。利用目的はご質問文に書かれているもので,全学のそういったことに使います。学長裁量経費の間接経費分になるわけです。以前の回答で述べたキックバックの学部長への直接経費は学部長裁量経費で,元がだれの外部資金かは関係なく,例えば学部の共通講義棟の設備更新などに学部長決済で使います。キックバックで教員にもどったものは,科研費の帳簿に入れてもいいし,講座費に入れてもいいけど,自分で使いたいなら前者でしょうね。でも,いずれも年度末にはゼロにしないといけない。
 ただ,これはすべて管理上の帳簿です。そもそもは公式には大学全体の直接経費と間接経費の帳簿しか存在しません。
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我々教員は,間接経費は使えません。

直接経費は何にでも使えるので換気扇は校費で修理できます。ただし,科研費でその換気扇の修理はできません。だって,科研費で申請した研究「だけ」に使う施設じゃないから。教員が持っている・使える経費はすべて直接経費です。間接経費のことは忘れ去るべきです。大学は,外部資金の間接経費を使って,学生の教育等のために必要なものに当てます。ただ,大学によって扱いは異なりますから,あなたの学部の経理課の課長にアポイントメントをとって詳細を聞いたらいいです。あるいは学部の事務部長の方が経緯も含めてよく知っているかもしれません。学部の雑用をあまりやらないほとんどの教員や事務職員はそのあたりの知識はありません。
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お礼コメントを読みました。



>先日内定前に、共用施設で使っている換気扇が故障になってて、施設課の人が先生の予算で使いなさいと言われたのですが

科研費の内定前に言われたのであれば、それは科研費の間接経費を使用することは想定していない回答でしょう。
その「共用施設」がどのようなものかにもよりますが、科研費で購入した備品の修理でなければ、科研費ではなく校費(所属機関からの教育研究の予算)から支出してくださいと言われます。共用施設の場合は、そこを利用している先生方との話し合いですかね。場合によっては所属部局長に掛け合って、部局長の裁量経費から出してもらえるようになることもあったりしますが。
自分の間接経費から出してくれというような指定はできなくても、所属機関の別の経費で修理してもらえるかもしれないので、打診は可能です。施設課にも守備範囲があり、その共用施設の換気扇は施設課の守備犯以外だった可能性もあります。所属部局の総務課に相談してみては。
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「直接経費の対象となるものは、間接経費として使用できません。

」とありますが、研究者が用途を判断して指定できるようなものは自身の研究に必要なもので、直接経費の対象となり得るものです。
間接経費の対象は、主に所属機関の事務遂行と機関全体の環境整備に必要なもので、研究者が判断できない・しにくいものです。なので、普通は間接経費の使い道は大学が判断して決めます。というか、研究者には判断できないので、事務方にお任せするしかありません。
逆に、研究者が間接経費の使途まで決めることにしてしまうと、事務方から「科研費の経理事務処理のためにパソコンの更新が必要です。先生、購入の許可をください」といちいち決済を求められたら、そのほうが研究に支障が出るとは思いませんか。
他の質問での回答にあったように、学部の内規で間接経費の一部を研究者に戻した分については研究者が使えますが、それ以外についてはノータッチです。

科研費は、研究者個人に付く研究費とは言え、所属研究機関を通して配分されるものです。完全に個人のものではありません。間接経費は、所属機関のための事務経費として配分されていると思ってください。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。例えば、先日内定前に、共用施設で使っている換気扇が故障になってて、施設課の人が先生の予算で使いなさいと言われたのですが、この場合は、大学に間接経費から出してもらうようにすることは可能でしょうか。

お礼日時:2021/04/05 12:07

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