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日本語を勉強中の中国人です。心象の金閣寺と現実の金閣寺のほかの言い方も教えていただけませんか。よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • 三島由紀夫の「金閣寺」を説明する番組の中で聞いた表現です。「心象の」と「現実の」の部分をほかの言い方にも言い換えていただけませんか。後者は「リアルの金閣寺」でよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。

      補足日時:2021/05/07 07:56

A 回答 (3件)

心象の金閣寺…心の中に思い描いている金閣寺、自分のイメージしている金閣寺



現実の金閣寺…実際の金閣寺、「リアルの金閣寺」で合ってます(^^)
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この回答へのお礼

早速にありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2021/05/08 11:13

テレビ番組「100分de名著三島由紀夫 金閣寺」や三島由紀夫の作品「金閣炎上」を離れて、日本語の勉強という視点でのコメントです。



私は、「リアルの金閣寺」というのは「収まりの悪い、違和感のある表現」です。 「リアルな金閣寺」「現実の金閣寺」「実際の金閣寺」「心象の金閣寺」「夢の金閣寺」「アンバランスな金閣寺」「見事な金閣寺」「美しい金閣寺」「有名な金閣寺」「三島の金閣寺」「京都の金閣寺」などは普通の日本語表現ですが、「リアルの~~」のような表現は、疑問です。
https://collocation.hyogen.info/word/%E3%83%AA%E …
ここに「リアルの上に見たならば」がありますが、そのような表現は私には不自然としか思えません。 「リアルの最後のたのみの」の場合は、"リアル"が人名とか呼び名であれば理解できますが、「たのみ」を強調するための表現法として使っているつもりならば、おかしな日本語だと思います。

三島の作品を離れるという前提で、「心象の」と「現実の」の部分をほかの言い方にも言い換えるのであれば、
日本人の感覚のなかにある"金閣寺"、イメージとしての"金閣寺"、心象風景としての"金閣寺"、想い描いていた"金閣寺"、
実際の"金閣寺"、京都の"金閣寺"、写真や小説の中にあるのではない"金閣寺"、写真に写っている"金閣寺"、観てきた"金閣寺"、資料に記載されている"金閣寺"、焼失した"金閣寺"、再建された"金閣寺"、葺き替え工事が終わった"金閣寺"、観光地としての"金閣寺"、臨済宗相国寺派大本山相国寺の境外塔頭である"金閣寺"、

多くの場合は、ただ単に「金閣寺」と言うだけで、「"現実の金閣寺"ではなく」、「"その人の心象の金閣寺のことです"のことだろう」と理解しているでしょう。
「"現実の金閣寺"は~~~」という場合でさえも、その発言や記述をしている人の「"現実の金閣寺"の心象」を指していることが多いです。 
例えば、「現実の彼女は」「現実の金閣寺は」「現実の日本は」「現実の中国は」「現実の私の生活は」などの表現にあるように、「現実の」の表現はとても多いのですが、それらは「表現者の心象・イメージでは、……」と言い換えてもいいようなものです。
ある事柄に関して視点の違いを表現させたいという目的を持って、「心象のAは◇◇◇であるが、これに対して現実のAは□□□である」といくつかを対置させている場合には、Aや◇◇◇や□□□を、表現者がどのように捉えようとしているのかを理解する参考になりますが、そうではない多くの場合は、第三者から観れば、「心象のA」でも「現実のA」でも意味にはさほどの差はないです。第三者としては、表現者の気持ち・心情を理解する手がかりに使えるだけで、Aそれ自体の理解に明瞭さを加えてくれることは滅多にないです。

コロケーションとして調べるのならば、ネットで、類語、同義語などを検索しても、参考になるものを獲られます。
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E7%8F%BE%E5 …
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございました。この番組を見ていました。辞書も大変助かりました。心から感謝いたします。

お礼日時:2021/05/08 11:14

ほかの言い方はありません。



「心象の金閣寺」というのは、三島由紀夫の小説『金閣寺』の中で、心の中で思い描いていた金閣寺ほど現実の金閣寺は美しくなかった、ということを対比して表すために使った言葉であり、いわば「ことわざ・慣用句」に近いものです。

しかし「心象の金閣寺」と言う言葉が一般に知られているわけではないので、そういう使い方はよほど教養のある人達じゃないと伝わらないです。

>「心象の」と「現実の」の部分をほかの言い方にも言い換えていただけませんか。後者は「リアルの金閣寺」でよろしいでしょうか。

後者は「リアルの金閣寺」でもいいのでしょうが、いずれにしても意味のない言い換えです。


・心象の金閣寺と現実の金閣寺

この意味を知りたいなら、以下のようになります。
「日本人は歴史でも習い、修学旅行でも行くので『金閣寺』に対して誰でも一定のイメージを持っている。これを【心象の金閣寺】といい、キラキラ光っていて黄金の建物、という認識をもっている。
 しかし、修学旅行でほぼすべての日本人が金閣寺を見学するが、そうすると大体みんな"思っていたよりもこじんまりしていて、キラキラ光っていない"というある種の幻滅を覚える。これが【現実の金閣寺】ということ」

ちなみに、日本人は小中校と修学旅行に行く、関西や四国なら小学生の修学旅行で京都などに行き、関東に住んでいるなら中学の時に京都・大阪・奈良に行く、九州や東北・北海道なら高校で京都に行くもので、昔は「京都はほぼ日本人全員が訪れるし、金閣寺もほぼ日本人全員が見るモノ」だった。

最近の修学旅行は海外に行くこともあるので、三島由紀夫の時代とはだいぶ異なるようになってきています。
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この回答へのお礼

金閣寺などについて詳しく教えていただき誠にありがとうございます。大変勉強になりました。

お礼日時:2021/05/08 11:13

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