「並べる」という意味について

「次男の蟹は小説家になった。勿論小説家のことだから、女に惚れるほかは何もしない。ただ父蟹の一生を例に、善は悪の異名であるなどと、好い加減な皮肉を並べている。」

この「並べている」はどういう意味ですか。「言う」という意味に近いですか。この文章には、次男が皮肉なことを言う習慣があるということですか（例えば、「善は悪の異名である」）。

No.1 回答者： AR159 回答日時： 2021/05/28 16:59

その通りです。

「並べ立てる」ともいい、列挙するという意味で使いますね。

No.2 回答者： OKAT 回答日時： 2021/05/28 17:00

並べるという位だから、たった一度書いただけではなく、何度か書いたのでしょう。

しかし、そればっかり書いていても、小説にはならない。
　この文章そのものが、大した書き手でも無さそうに思われます。まさか、芥川の文章ではないでしょうね。

No.3 回答者： finalbento 回答日時： 2021/05/28 17:00

もちろん「言っている」と言う意味ですが、この文の場合で言えば「一つだけでなくいくつも皮肉を言う」と言う事です。

ちなみに同様の言い回しに「御託を並べる」と言うのもよく使われます。

No.4 回答者： princeigor 回答日時： 2021/05/28 17:08

言うの意味。

「などと」を受けて、それが複数挙げられていることを示しているので、「並べる」となる。

詳しくは書かないけど、こんな御託をほかにも色々言ってんだよね。という意味です。

No.5 回答者： signak 回答日時： 2021/05/29 09:58

「習慣がある」、という意味ではありません。

店先にものを並べるように、「適当に列挙している」、辺りの意味でしょう。