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「上つ方」という言葉には「身分の高い人々」という意味があるそうですが(広辞苑)、この「上つ方」の「つ」にはどのような意味があるのでしょうか。

A 回答 (3件)

「つ」は「奈良時代」に使われていた格助詞で、主に体言(名詞)について、連体修飾格を表します。


「~の」という意味になりますね。

「平安時代」になると、次第に使われ方が固定されてきて、複合名詞に変わってきました。現在まで残っているものもあります。
・目つ毛(まつげ)→睫(まつげ)
・夕つ方(ゆうつかた)
同種の語に「な」があります。
・水な門(みなと)→港
・目な子(まなこ)→眼(まなこ)

参考 有名な古文の書き出しにも使われていますよ。
「あづま路の道の果てよりも、なほ奥つ方に生ひ出でたる人・・・」(「更級日記」菅原孝標女)
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この回答へのお礼

詳細な回答、ありがとうございました。
睫などが格助詞の「つ」と関係があったとは意外でした。大変参考になりました。

お礼日時:2005/03/02 17:53

連体格の格助詞で、NO.1さんのおっしゃるとおり、「の」に直してみるとわかりやすいですね。


天つ神(=天の神)の「つ」と同じ使い方です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
国津神、天津神の「津」が格助詞の「つ」とは知りませんでした。
大変参考になりました。

お礼日時:2005/03/02 17:56

「の」と置き換えると分かりやすいかも・・・



「・・・に属する」とか、「・・・にある」と言う意味ですが、どちらかといえば、一言で言い表せる短い言葉にしか用いられません。
これに比べて、格助詞の「の」のほうは、柔軟性が高いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
参考になりました。

お礼日時:2005/03/02 17:59

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