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司馬遼太郎のアメリカ紀行から取り上げます。

司馬たちのガイドを三世のマーガレット・鳴海がしています。彼女はおそらく三十路くらいと思われます。
司馬は、彼女は、バラ科であっても梅でなく、どうみてもプラムである、と評しています。
彼女は「男はつらいよ」がすきです。
その彼女が曰く、
<「だけど、あの映画の中でリアリティ―のあるのは”社長“だけでしょ」>と。
この文を司馬は次のように解説しています。
<”社長“を除き、寅さんをささえているその家族たちは、現実の日本にいないし、いそうにもなく、いわば架空の人間群だろうというのが、日本留学の経験者である米国人マーガレットの見方である。>と。

質問は、寅さんの映画の中で、リアリティ―のあるのは”社長“だけでしょうか?

A 回答 (10件)

僕は昔から寅さんが好きで見ていますが



昔は色んな人が居たように思います

エロ・グロ・ナンセンスが流行った時代もあり

高度成長やオイルショック、バブルや不況まで続いた(50話で)

寅さんは 昔はそんな人もいるような時代でした

昔のほうがダメ男やダメ女 旅人やフーテンが居た様です

義理人情が廃れたと言うか 世の中が厳しくなったように思います

小さな子供に対しても厳しい躾をしています

親の思いは何時も同じかもしれませんが(家庭教師で多く見たので)

昔は戦争に負けたので 親のない人とか思想信条が分からない人

それは今もですが 

寅さんのようなバカな生き方をする人は 今は少ないですねえ

世の中甘くないです。

昔は人情で「あんまり可哀想だから」とか「ずっとそう思ってた」とか

そういう思いがよく在ったようです。

結果としては僕も寅さんのような人生を送り 59才作業員ですが

あんな雲に成りてえのよ という寅さん。

僕も千の風に成るまで言い残して行こうと思っています。

ボケたら終わりです。
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この回答へのお礼

解答は
<寅さんのようなバカな生き方をする人は 今は少ない>ですか。

お礼日時:2022/01/17 13:07

私の個人的な話になりますけど、登場人物の設定は社長以外にリアリティーがないかもしれませんが、人間模様というか【心理描写】の中に、少しリアリティーを感じたことはありました。




いつだったか忘れましたが、寅さんがいなかった間にメロンか何かをもらって、誰も寅さんの分を考えずに分けて食べ始めて、そこに寅さんが現れたときに急に慌てだしたエピソードがありました。


寅さんがさくらたちを責めた言葉の中に、自分のことを念頭に置いていなかった家族たちに対して淋しさの裏返しの怒りをぶつけたシーンは、私の家族でも昔体験したことだったので。私がいない時に、祖母と母と姉妹がおいしそうなケーキを食べていて、中学校から帰宅した私がショックを受けたというか。私の分を残していなかったので。


個人的には、家族関係の中の【心理描写】にリアリティーを感じることがありました。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
どの作品にも、大小、軽重などのリアリティーがあります、ということですね。上は作品のリアリティーから、下は風景のそれまで。
<家族関係の中の【心理描写】にリアリティー>ですね。
このようなリアリティーの重ねによって、全体として寅さんの映画が共感呼ぶのでしょう。

お礼日時:2022/01/10 09:43

社長の言葉にリアリティがある分だけ、一方で、そうは言っても、日本人が気づいても良い「理想」や「メッセージ」が、他のキャラクターにはあるということですか?対極同士の意味、教え、メッセージは見落とせませんね。

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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<対極同士の意味、教え、メッセージは見落とせません>ですね。

お礼日時:2022/01/10 17:24

寅さんの映画の中で、リアリティ―の


あるのは”社長“だけでしょうか?
 ↑
そうだと思います。

寅さんみたいのが現実にいたら
家族は、暖かく迎えたりしませんよ。

絶交状態になります。

和尚さんだって同じです。
現実の和尚さんは、葬式産業や観光業に
過ぎません。

街の人間からは鼻つまみ者あつかい
されます。
村八分です。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
社長だけがリアリティーですね。
<寅さんみたいのが現実にいたら
家族は、<絶交状態>ですね。
<現実の和尚さんは、葬式産業や観光業に>ですね。
現実も避け、楽しい夢を見ているのでしょうね、この画面のなかで。

お礼日時:2022/01/09 14:44

社長は本音を言いますからねえ



また寅さんの失恋話が増えるのか(笑い)とか

お前みたいな遊び人に中小企業の経営者の苦労がわかって堪るか とか

本当のことを言ってるのは社長で

毎回美人に惚れて失恋するのは寅さん。どうやって食べてるのか分かりませんが

昭和にはああいう人が居たようです。お祭りに来ていました

でも寅さんほど純情な人はいませんでした。

おいちゃんおばちゃんも あんなに寅さんのことを思ってくれる人が居るか?

ガジロウみたいな男が寺で頑張ってるか?

サクラのような兄思いな妹がいるか?

甚だ疑問です。

今や兄弟姉妹も仕事が忙しくて 早々相手も事の面倒は見れませんねえ。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
社長曰く<お前みたいな遊び人に中小企業の経営者の苦労がわかって堪るか>
<本当のことを言ってるのは社長>ですね。
<今や兄弟姉妹も仕事が忙しくて 早々相手も事の面倒は見れませんね。>
きれいごと過ぎるようですね。

お礼日時:2022/01/09 14:37

マーガレットさんが、社長にリアリティを感じたのは


彼が日ごろから経済的なことで苦しんでいるからじゃ
ないでしょうか。私には賛同できませんが。

登場人物にリアリティがあるのが優れた作品というなら、
ドキュメンタリーを撮ればいいわけで、小説や映画は
リアリティーのない登場人物がでてくるからこそ、観客は
日ごろの生活を忘れ架空の世界に遊び、共感し感動できると
思います
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<彼が日ごろから経済的なことで苦しんでいる>から、彼女は共感できるのですね。
彼女は、大企業に所属しているようにみえず、個人の才覚で働いているようにみえます。それだけに、彼が金策などで苦労していることに、彼女は同感し、リアリティを感じているのかもしれませんね。

お礼日時:2022/01/09 12:31

すみません、少し考え直して再度回答します。



寅さんは架空の人物です。しかし、少なくとも昭和40年代の日本人は大なり小なり「寅さん的」情緒は持っていて、だから多くの人に共感を持たれたのだろうと思います。多くの人の心情に最大公約数であるべき寅さんは確かにリアリティがないのは当然です。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
<多くの人の心情に最大公約数であるべき寅さん>は、抽象化された人物であるせいで、リアリティが薄くなるのは当然なのですね。

お礼日時:2022/01/09 12:22

うーん、どういう点にリアリティがないとおっしゃるのか、それは切り取られた文章からでは読み取れませんが…。



私、葛飾柴又に在住しておりますが、この地はまだ昭和の人情が生きていて、寅さん映画とあまりギャップのない生活をしています。というか、「だから柴又を選び居住して、なんら後悔のない日々」です。

まあちょっと実際に寅さんのような人はいなくて、寅さん自体はリアリティがないと言われても仕方ありませんが、寅さんの家族のような人はザラにいます。さくらさんみたいな清楚な美人はあまり見かけませんが、満男みたいな少年はよく見かけます。

ちょっと何を言っているのかよくわかりません。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<この地はまだ昭和の人情が生きていて、寅さん映画とあまりギャップのない生活を>なのですね。映画全体としては、リアリティは充分感じられるのですね。とくに<寅さんの家族のような人。については。
<寅さん自体はリアリティがない>は目立ちますが。

お礼日時:2022/01/09 12:19

アメリカ紀行ではなく、アメリカ素描の話ですよね?


男はつらいよが描いている家族群像は、昭和30年代の高度成長期前の日本のリアリティであって、
1985年に30代日系女性の留学経験で体験した日本のリアリティは昭和40年代後半から50年代頃の核家族化と団地化が進んだ日本ですから、そりゃ彼女の現実の日本にはいなかったでしょう。

バック・トゥ・ザ・フューチャーで1985年の世界では機械はなんでも日本製でレーガンが俳優から大統領になっている話を1965年の人達がリアリティを感じないのと一緒。
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この回答へのお礼

早速のご解答ありがとうございます。
dogday様は、アメリカ素描をよく読み込まれているのですね。
この映画は、<昭和30年代の高度成長期前の日本のリアリティであって>
彼女は、<昭和40年代後半から50年代頃の核家族化と団地化が進んだ日本>なのですね。
両者の時代間には、少し(?)溝があるのですね。

お礼日時:2022/01/09 08:55

その女性がどれだけ日本人を見てきたのか?にもよりますが


逆に、寅さんだけがリアリティがなく
他の登場人物はおよそ巷の日本人らしいと思います。
その設定で成り立っているドラマですから。

まあ「外国人が見たニッポン」として
話のネタとしては面白いかもしれないけど
「解説」というほどのことではないでしょう。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<寅さんだけがリアリティがなく
他の登場人物はおよそ巷の日本人らしい>ですね。
中心に寅さんという架空・・理想・創造上の人物を設定して
日本人の人間群を躍らしているのですね。

お礼日時:2022/01/09 08:34

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