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No.2
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日本は島国ですが森林の多い国です。
木が多い国なので昔から林業が盛んだったということも、日本で木造建築が多い理由の一つではあると思います。しかし、「日本に石やレンガはないのか?」というと、決してそういうわけではありません。 日本には、栃木県の「大谷石」や、福島県の「白河石」など建材として使えるようなすばらしい大きな石もたくさんあります。
古墳には石が積まれていますし、お城にも石をたくさん積んだ石垣があります。
日本でも、石を運んだり、精密に積んだりするという技術は昔から持っていた、という事もそこからわかります。
それでは、なぜ木造建築が多いのかと言うと、さまざまな理由があると思います。
大きな理由は「日本の気候」でもある四季です。 日本は、夏は暑く湿度が高いため、石で家をつくると家の中は蒸し暑く結露だらけになってしまいます。 木造なら、断熱性が高く、調湿作用もあり、日本の気候にとても適しています。
明治維新後、西洋建築の技術が日本に入ってくるようになり、戦後には、鉄筋コンクリートの使用も一般的になりました。
しかし、今でも戸建て住宅の8割以上が木造で建てられています。 戸建て住宅全体の約7割が、日本で昔から使われている「木造軸組工法」です。 やはり日本人は“木”という素材を好んでいるのです。 木は「高温多湿な気候」や「地震の多い風土」とマッチしていて、鉄やコンクリートよりも劣化しにくく、コストパフォーマンスにも優れています。 健康という面からもリスクも少なく、環境負荷も低い素材であるため、日本人は木造建築を好むのです。
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