小説の最後にある解説について。

こんにちは。
初めて質問させて頂きます。

単行本の小説の最後によくある解説についてです。

色々調べてみて、解説はその本の出版元が依頼をして書いてもらっているということは分かったのですが、その本の作者は実際に出版される前に、その解説に目を通したりするものなのでしょうか？

というのも、先日とある小説を読んだのですが、最後に付いていた解説が個人的にしっくりこず、モヤモヤしてしまったからです。

小説自体はとても面白く、読後の余韻に浸りつつ、流れで解説まで読んだのですが、自分の読み方の解釈と、解説を書かれている方の解釈があまりに違い、複雑な気持ちになってしまいました。

その解説の中では、「作者は社会問題に切り込み、新たな解決策を提示している」といったニュアンスのことがかかれていましたが、個人的には主人公の必死に生きる姿と、その成長していく過程に純粋に感情移入して感動しました。

小説のテーマ自体は確かに社会問題を取り扱うものではありましたが、「社会問題に鋭く切り込む」の様な意図はなかったのでは、、、？と感じました。

もちろん、これはただの一読者の感覚なので、どちらが正しいとかはないとは思うのですが、ふと、小説の作者自身はこの解説の内容にタッチしているのかな？と思ったのです。

今回の例でいうと、もし作者自身が事前にこの解説を読み、okを出しているのだとしたら、その解説は少なくとも大きく外していないということになるかと思うのです。

実際の本の題名を出さず、抽象的な質問となってしまい申し訳ないのですが、少し気になったので質問させて頂きました。

長文になってしまいましたが、解答頂けましたら幸いです。
よろしくお願い致します。

No.6 回答者： princeigor 回答日時： 2022/02/02 10:20

版元勤務の元編集者です。

著者はすべての原稿を見る権利があります。
著者が面倒がって「あとよろしく」とでも意思表示しない限り、ダマで完成する部分などありません。
帯、カバー、扉などテキストが入る部分はもちろんのこと、見返しや花切れなど装丁部分もすべてチェックしてもらいます。
それ全体で一冊の本で、本の最大の権利者は著者だからです。

No.5 回答者： hondarawa 回答日時： 2022/02/01 23:32

恐らくは、作者と出版社、作者と解説者の力関係、人間関係の複合条件によると思います。

とある文庫本の解説ですが、解説者が、この本の作者は解説文を事前検閲している、この作者はそういう事をする人なんだよ、そういう訳でこの解説文は作者が気に入る様に書き直したものだと、暴露していました。
ここで分かるのは、解説を事前検閲する作者は存在する、
しかし、あまり一般的ではない、という事です。
一般的ではない検閲をする作者ですが、この作者も文庫解説の中で検閲を暴露する事を許容する程度の度量はあるという事でしょう。
まぁ、そうは言っても、検閲の暴露も事前に打ち合わされた事でしょうが。

というわけで、作者は嫌な解説文を拒否する事ができるし、検閲も可能でしょうが、書き直しを命じたりすると、解説する人間も気分を害するかもしれない。解説する方が偉い人だ後々面倒です。出版社側も面倒くさい作家だと思うでしょう。
作者が、そうした諸々の関係をどう考えるかによって、対応は色々でしょう。
あくまでも自分の考えを押し通すか、どこかで妥協するか。

No.4 回答者： quantum 回答日時： 2022/02/01 06:49

自費出版はやった事ありますが、普通の出版は全く知りません。

が、想像するに、作家はタッチしないと思います。
出版社（編集者）は関与するでしょう。あまりにひどければ載せないという選択肢もあるでしょうが、解釈の相違にまで関わるとは思えません。

No.3 回答者： 前向きさん 回答日時： 2022/02/01 02:06

そのニュアンスは読んでなくても書けそうですね。

多分読んでないです。あなたにとって納得いく物だけがあなたの養分になると思います。

No.2 回答者： FADEDLOVE 回答日時： 2022/02/01 00:02

通常は

その作家を高く評価している人か
または
仲のいい人を選ぶことが多いようです

出版社の方でも
この方でいいですかくらいの打診はあるでしょうが
内容については
出版社も作者も
まったくのおまかせで了解はしているでしょう

まあ、悪く書く人を選びませんからね

また
今の単行本にある解説は
この本の読み方ではなく
感想ですから
あなたの印象と違うこともあるでしょうね

なるほどそういうふうに読む人もいるのかということですね

そして
作者の経歴や日常はどういう人かなども書いてあってりして
作品をより膨らみを持たせるという意味合いもあります

わたしは
作者の本は読んだことがなくても
好きな解説者が書いていれば
きっと面白いんだろうなと
購入することもあります

No.1 回答者： OnneName 回答日時： 2022/01/31 23:07

>その本の作者は実際に出版される前に、その解説に目を通したりするものなのでしょうか？

普通はないでしょうね、読んだとしても変更を求めることは至難でしょう。