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本日3/23にパイオニアが開催した企業説明会で、今年夏に「シングルスキャン法のプラズマディスプレイを市場投入する」と表明したらしいのですが、「シングルスキャン」とはどのような技術なのでしょうか?
これと対になる技術は「デュアルスキャン」だそうなので(下記URL参照)、CRTでいうところの「マルチスキャン」、「シングルスキャン」とはまったく別物のようなのですが。。。

http://www.devicetimes.com/article/2004/06/20040 …

当方、ディスプレイ全般に関して素人なので、ある程度噛み砕いて説明して頂けると大変嬉しいです。
質問しているくせにわがまま言って申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

PDPのスキャンは1ラインごとに行なわれます。



シングルスキャンは1ラインごとに全ラインをスキャンします。
デュアルスキャンは1画面を上下の2つに分け、1度に2ラインづつスキャンします。
デュアルスキャンでは1画素当りの電圧印加時間が倍になり、発光量が高く出来ます。
もちろん回路の簡単なシングルスキャンのほうが製造コストは安くて済みます。

画素数の少ないVGA級(640×480)ではシングルスキャンとデュアルスキャンの
両方が実用化されています。

ところが、画素数の多いXGA級(1024×768)ではシングルスキャンは
画素の発光量が少なくなる為実用化が難しく、もっぱらデュアルスキャンが
使われていました。

今回XGA級で、LG社がシングルスキャンでも充分な発光量を得る技術を開発したわけです。

なお、CRTのデュアルスキャンというのは通常言うオートスキャン機能
(パソコンの出す水平周波数、垂直周波数に自動追従)の内2種類の周波数にのみ
対応しているもののことですから、ここで言うデュアルスキャンとは全く無関係です。

参考URL:http://koreanap.com/koreanap_j/sub/board/?table% …

この回答への補足

早速の回答ありがとうございます!

>シングルスキャンは1ラインごとに全ラインをスキャンします。

へぇ、そうなんですか。
一括で全画素を発光させているものだと思っていたのですが、そうではないのですね。
上記の指摘を受けて、新たな疑問がふつふつと湧いてきてしまったのですが(笑)、全画素一括ではなく、1ライン毎(デュアルスキャンの場合は2ライン毎)に発光させる理由は何なのでしょうか?消費電力の問題ですか?

あと、確認させて頂きたいのですが、「1画面を上下の2つに分ける」というのは、インターレスのような、偶数ラインと奇数ラインという分け方を意味しているのでしょうか?それとも、画面の上半分と下半分という意味ですか?

また、富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)が採用しているALIS方式との関連についてはどう理解すればよいのでしょうか?
ALIS方式では偶数ラインと奇数ラインを別々に発光(インターレススキャン)することにより走査電極を半減させているようですが、これはFHP独自の方式なので、上記のシングルスキャン、デュアルスキャンとは全く別の分類になると理解すればよいのですか?

度重なる質問ですみません。

補足日時:2005/03/26 00:24
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No.1です。

補足質問に回答します。

>>シングルスキャンは1ラインごとに全ラインをスキャンします。
> 一括で全画素を発光させているものだと思っていたのですが、そうではないのですね。
1度に全画素を光らそうとすると、PDPから沢山の線を引き出す必要が有ります。
ごく原理的に言うと、縦線1本と横線1本でその交点の画素を光らせているのです。
ただし色のことについては無視しています。
これを1ライン同時に発光する方式に拡張しています。
これもごく原理的に言うと、横線1本と縦線1024本で1ラインを発光させて
いることになります。
横線を順番に切り替えていけばラインごとのスキャンが出来ます。

> 全画素一括ではなく、1ライン毎(デュアルスキャンの場合は2ライン毎)に
発光させる理由は何なのでしょうか?消費電力の問題ですか?
消費電力では有りません。上で説明してしまいました。

> 「1画面を上下の2つに分ける」というのは、インターレスのような、
> 偶数ラインと奇数ラインという分け方を意味しているのでしょうか?
> それとも、画面の上半分と下半分という意味ですか?
上の原理説明から類推できるように、もちろん画面の上半分と下半分です。

> 富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)が採用しているALIS方式との関連については
> どう理解すればよいのでしょうか?
> 上記のシングルスキャン、デュアルスキャンとは全く別の分類になると
> 理解すればよいのですか?
全く別の分類です。
FHPは原理的にシングルスキャンとでもデュアルスキャンとでも組み合わせて使えます。
電極数を減らしてインターレースをしていますが、最終的なスキャンライン数は
結局普通のものと変わりません。

この回答への補足

再び回答頂き有難うございます!

>ごく原理的に言うと、縦線1本と横線1本でその交点の画素を光らせているのです。

なるほど!そういう仕組みだったんですね。
その原理を教えていただけたことで、ALISとは全く別の話であることも納得できました。

ところで、ご説明頂いたような仕組みであるとすると、PDPは有機ELや液晶でいうところの、パッシブマトリックス駆動ということになるんでしょうか?
有機ELや液晶の場合、パッシブ型はアクティブ型より性能的に劣るというイメージがありますが、PDPではパッシブ駆動によるデメリットはないのでしょうか?

何度も追加質問を立ててしまって本当に申し訳ないのですが、是非アドバイスいただけたら嬉しいです。

補足日時:2005/03/26 15:41
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No.1、No.2です。



> PDPはパッシブマトリックス駆動ということになるんでしょうか?
> PDPではパッシブ駆動によるデメリットはないのでしょうか?
PDPにはパッシブとかアクティブとか、あるいはTFTとか言うのは無関係なようです。
と言う事は、あえて言えばパッシブですね。
PDPの場合、LCDやELのアクティブに匹敵する高速性と解像度が得られるようです。
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この回答へのお礼

度重なる質問に丁寧にアドバイス頂き本当に有難うございます。m(_)m

お陰さまで疑問が氷解してすっきりしました!

お礼日時:2005/03/26 21:14

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