1. この哲学カテの紹介記事です。
▲ 哲学とは世界や人、神など万人共通の普遍的・根源的なものを深く追求した結果得られた独自の結論とその結論を求める行為のことです。
2.けれども 《世界や人》について たとえば《ひとは 言葉を話す》といった普遍的な事例として 普遍性を言うのと 神について言う普遍性とは わけが違う。
3. 世界や人は 経験的で有限かつ相対的な事象である。その場合の普遍性は 例外があったりまた例外はなくても 時間的な限界の中の一般性でしかない。うつろいゆかざるを得ないという但し書きをたずさえている。
☆ ご見解をどうぞ。
A 回答 (12件中11~12件)
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No.2
- 回答日時:
bragelloneさん
おはようございます
言葉ってお互いの共通理解がないと
成り立たなくて当然でね
大航海時代には、言葉の通じない原住民を虐殺したり、奴隷にしたりとしてたから
人は言葉を話すのが普遍性ではないんじゃないかな?
人は他人の考えてる事を、知ろうとするのが普遍性であって
そのために言葉があるだけなんじゃなかろうか?
そもそも、他人てな認識がされないと
虐殺や物のように扱うのは、現代でも起きてる事象ですけどね
なら、人はなにかを考えるからこそ、他人や相手の考えを知ろうとするのが、普遍性ではないでしょうか?
おはようございます.
ご回答をありがとうございます。
★ 言葉ってお互いの共通理解がないと
成り立たなくて当然でね
☆ 学問のばあいは特にそうであるようです。しかも 学問によっても定義が違ってくる場合がありますから なおさらです。
★ 大航海時代には、言葉の通じない原住民を虐殺したり、奴隷にしたりとしてたから
☆ まぁ バルバルつまり 日本語でならペラペラ・ペチャクチャと訳の分からない言葉をしゃべるというんで バルバロイとギリシャ人は 文明の薄い異邦人のことを呼んだ。ペチャクチャ人とでもいうように。
アフリカのベルベル人もそうですし――かのアウグスティヌスがベルベル人でした―― いま女性の名でバーバラもそうであるようです。
★ 人は言葉を話すのが普遍性ではないんじゃないかな?
☆ ですから 人間が言葉によって意思疎通において一般性ないし普遍性を共有しうるようにとする場合の普遍性は 神の普遍性とはわけが違う――というのが 問いになっています。
★ 人は他人の考えてる事を、知ろうとするのが普遍性であって
そのために言葉があるだけなんじゃなかろうか?
☆ 同じ一つの言葉には みんなに共通の意味があって互いに理解しあえるというのが 人間社会のあるいはつまり経験世界の目ざす普遍性です。
★ なら、人はなにかを考えるからこそ、他人や相手の考えを知ろうとするのが、普遍性ではないでしょうか?
☆ 神の普遍性や如何に? と問うています。同じなんでしょうか?
No.1
- 回答日時:
言語は理性的法則を意味する
社会の 「法則 」は人間の理性によって解明され、言語によって
表現されるという信念があることに注意しなくてはならない
その淵源を、
「太初に言(Logos)あり、言 は神と供にあり、言は神なりき」(ヨハネ伝福音書第1章1節)と 説いたキリスト教に求めたのです
すなわち 、
『神の言葉 』を一切の根本とする ロゴス(言語)中心主義は 、
キリスト教文明 の根底にある もっとも大きな特徴といってよい のです
しかし
言葉は、はたして生々流動しゆく実在を、あますところなく写し取ることができるのか。人聞はそうした実在を固定化してしまう「言語の虚構性の罠」「抽象化の罠」から、どうしたらけ出ことができるのか、このような「言葉の虚構性 」に対する警戒 、さらには「言葉への不信」さえもが、いまほど必要とされている時代もないと思います。
ロックは言語論で目的達成への道具と捉えていますが
私的性格を主張している以上、私的のみに限られすべてを表せないのです
又、受け取る側の多様な環境により容易に別の意味に変化してしまうのです
言葉の限界、と見ていいと思います
ヴィトゲンシュタインの私的言語論は有名だが
後に彼は
すべての言語はある社会的な機能の召使いにすぎない、と言っています
そこに言葉への絶対の信頼はありません
言葉で本質を明らかにすることはできません
それどころか言葉の落とし穴があることを発見しました
更に、これを指摘したのは巨人ゲーテです
ファウストの「太初に行ありき」がそれです。
ゲーテのもっとも東洋的な側面であり、東洋的発想ではないかと思います
そこに無条件に成り立っ透徹した自信が、信念が見えるのです。
これが分からないと
「知識によって描き出されたユー トピアへの青写真どおりに、
強引に社会をっくり変えよう」とする思考法の罠に囚われていくのです
ご回答をありがとうございます。
★ 言語は理性的法則を意味する
☆ ① 言葉≒概念を整理し全体観にも立って世界を認識できるように理論づけるなら そういったハタラキがあります。
そのほかには② 感性によって受け留めた感嘆詞やそれに近い自己表現を示す言葉があり また③ むしろ筋道立てた論理から自由になって論理よりは特に想像力を発揮しつつ世界を想い描こうとする文学などもあります。
★ 社会の 「法則 」は人間の理性によって解明され、言語によって
表現されるという信念があることに注意しなくてはならない
その淵源を、
「太初に言(Logos)あり、言 は神と供にあり、言は神なりき」(ヨハネ伝福音書第1章1節)と 説いたキリスト教に求めたのです
すなわち 、
『神の言葉 』を一切の根本とする ロゴス(言語)中心主義は 、
キリスト教文明 の根底にある もっとも大きな特徴といってよい のです
☆ ここにあやまちがあります。
ロゴス・言語・言葉・・・そういったたぐいのどんな語を用いようと 経験事象に対応させた語は みな相対性のもとに制約を受けています。そのもとで一般性としての普遍性を示す役割りを持つしかない。
ところが 人知を超えた神については――ヨハネ福音はそのような意図で用いているのですが―― 相対的な語をあくまで仮りに用いているに過ぎない。
次のくだりで そういった問題性に――いくらか別の観点で――触れておられます。
★ しかし
言葉は、はたして生々流動しゆく実在を、あますところなく写し取ることができるのか。人聞はそうした実在を固定化してしまう「言語の虚構性の罠」「抽象化の罠」から、どうしたらけ出ことができるのか、このような「言葉の虚構性 」に対する警戒 、さらには「言葉への不信」さえもが、いまほど必要とされている時代もないと思います。
☆ 違いは 神の言葉と人間の言葉とのあいだにあって 後者では初めから言語表現は 仮象でありせいぜい《事実》との近似値でしかないと分かっています。
前者・神の場合は 初めから絶対性〔を仮りに示す言葉〕と〔その言葉のような〕人間の言葉との間には 絶対の隔たりがあるからです。
つづく
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№1お礼欄つづき
★ ロックは言語論で目的達成への道具と捉えていますが
私的性格を主張している以上、私的のみに限られすべてを表せないのです
又、受け取る側の多様な環境により容易に別の意味に変化してしまうのです
言葉の限界、と見ていいと思います
☆ 相対性問題は 主観の限界という問題と見ていいでしょう。
しかも神は 主観か客観かといった論争を超えています。むろん 絶対真理です。(しかもこれは 無すなわち絶対無であるかも知れない)。
★ ヴィトゲンシュタインの私的言語論は有名だが・・・
☆ ざんねんですが まったく当たり前のお話です。
★ ファウストの「太初に行ありき」がそれです。・・・
☆ これは 神が《ロゴス》だと言っても その言葉が仮象であるということ 言いかえるなら言葉を超えたもののただのシルシだということです。ゲーテがそう説明してくれていれば・・・。