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素朴な疑問。北欧のフィンランドがNATOに加盟しましたが、
今まで加盟してなかった理由はあるのですか?
フィンランドは西側諸国にとっては味方それとも敵?

A 回答 (9件)

フィンランドは西側と同じ価値観を持つ国家です。

敵ではありません。

まず、フィンランドはNATOに加盟申請する段階です。フィンランドは人口的には小国ですが、大国ロシア(ソ連)の侵略戦争に勇敢に戦った歴史があります。第二次世界大戦後、フィンランドがNATOに加盟して来なかったのは、ロシア(ソ連)を刺激せず、軍事的に中立が2度と戦争せずに、平和を維持出来ると考えていたからです。ところが、狂人プーチンは馬鹿な事をしました。ウクライナはロシアの兄弟と言いながらも、嘘を言い続けて独立国ウクライナを侵略し、無差別爆撃、無差別殺人の限りをし続けています。病院・学校・住宅・・関係なく爆撃、非戦闘員の子ども・高齢者・病人・・も見境なく殺人。虐殺・処刑・拉致も平気。他人の家に土足で乗込んだプーチン子飼いのロシア軍です。ロシア軍の悪さを目のあたりに目撃していれば、何処の国でも丸腰では侵略されると思うのは当然でしょう。
フィンランドはロシアと長い国境を接しており、ロシアが侵略して来たら単独での防衛は厳しいと考えて、NATO申請を考えた訳です。ロシアを侵略する為ではなく、フインランドの自由と平和を維持する為ですね。

日本はプーチンと同じ穴の狢の習近平・金正恩が身近にいます。日本はNATOの様な強力な軍事組織が回りになく、ウクライナ・フインランド・スウェーデンよりもっと厳しい環境下ですが、眠れる日本はまだ平和ボケが心配です。フインランドは国民も防衛の重要さを目覚めているのは立派です。
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第二次世界大戦後のフィンランドの中立政策のことは「フィンランド化」と呼ばれ、揶揄されていました。



フィンランド化
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3 …

大戦前の1930年代にもフィンランドは迫り来る世界大戦の危機を他の北欧諸国同様に中立によって乗り切ろうとしていました。しかし、このフィンランドの政策はソ連の安全保障欲求を満足させることができず、二度に渡ってソ連と戦う結果になり、戦後は領土の1割を失うと共に多額の賠償金に苦しむことになります。こうした絶望的状況の中で、保守派のパーキシヴィ政権が新しい外交方針を採用します。

ソ連の目的はフィンランドの征服と共産主義化にあるというのがフィンランドの旧来の認識で、だからこそソ連に対して徹底的に抗戦したのですが、パーキシヴィ政権は、ソ連の目的はあくまでもレニングラードの戦略的安全確保という防衛的なものであるという認識から、ソ連の安全保障さえ満足させてやれば、フィンランドは独立と独自の生活を維持できると考えます。
この方針に従って、フィンランドは米国のマーシャルプランを拒否し、1947年にソ連との間に講和条約を締結することに成功します。
ソ連という超大国に国境を接する小さな中立国として、力の現実にその政策を適合させたのです。

米国や西側諸国から見れば、フィンランドはソ連に外交政策を従属させているように見えましたから、侮蔑的な意味も込めて「フィンランド化」と呼んでいたのです。パーキシヴィ政権の後のケッコネン政権においてソ連の意向に留意しつつ政治運営を行う手法がとられていき、冷戦終結までフィンランドとソ連の関係は、この状態が続きます。

しかし、やがて1980年代後半からソ連が崩壊していく過程で、フィンランドの中立政策にも変化が生じます。特に1990年の東西ドイツの統一実現はフィンランドの外交政策に大きな影響を与えます。というのも、フィンランドの戦後の対外関係を基礎づけていた1947年のパリ講和条約及び1948年のソ連・フィンランド友好協力相互援助条約は、ドイツと直接関連付けられていたからです。

フィンランド政府は上記二つの条約の見直し作業を行った結果、東西ドイツの統一に伴い1947年パリ講和条約第3部のドイツに関わる規定はその意味を失い、1948年ソ連・フィンランド友好協力相互援助条約のドイツに関わる規定も時代にそぐわないものになったという一方的解釈を行い、イギリス及びソ連に事前通報の上、1990年9月に解釈変更を決定し、ソ連との間に交渉を行い、一旦合意を見ますが、その直後にソ連が崩壊したため、1992年1月に「国家間関係の基礎に関するフィンランド共和国とロシア連邦共和国間の条約」という形に変えて調印され、1948年ソ連・フィンランド友好協力相互援助条約は効力を失うとの覚え書きも同時に交換されます。新条約の下では、二国間の軍事的協議義務はなくなり、国連憲章とCSCEの原則に重点を置いたものとなります。

また、フィンランドは新たな国際環境に対応するため、1989年から欧州連合(EU)への加盟を模索し始めます。同じく中立国であるスウェーデンやオーストリアがEC加盟の動きを見せたことで、ついに1992年にフィンランド議会でEC加盟が決議され、ソ連との正式協議無しにフィンランドはEC加盟を決定し、EC加盟の必要性とフィンランドとしてはソ連との良好な信頼関係を引き続き重視して行くべき旨を述べたメモランダムをソ連に送りつけることで処理します。
1993年にはマーストリヒト条約が発効し、ECはEUに変わります。そしてフィンランドでは1994年にEU加盟に関する国民投票が行われて過半数の賛成を得て加盟が承認されます。その後、1999年7月~12月までフィンランドはEU議長国を務めます。

更にフィンランドは、1999年12月のヘルシンキ欧州理事会で発足が決まったEU危機管理のための緊急展開部隊に積極的に参加することを決定します。同部隊は、将来の紛争においてNATOが全体として関与しない場合にEUとして危機管理・危機防止のための軍事オペレーションを開始・遂行するため5―6万人規模の部隊を60日以内に展開し、最低一年間維持できるようにするものです。NATOとの関係では、1994年にスウェーデンと同時にその「平和のためのパートナーシップ」スキームに参加し、NATOとの協力関係を築き上げています。

このように、ソ連崩壊を契機として、フィンランドの外交政策は以前の中立政策からは大きく乖離して、西側諸国との経済・軍事的協調関係を重視するようになっているのです。フィンランドはEUの完全な一員となっていて、欧州防衛安全保障体制に既に十二分組み込まれてしまっていることから、将来の課題としてNATOへ正式参加するかどうかがオプションとして残されているだけでした。しかし、ロシアは、バルト三国はじめ東欧諸国等へのNATOの拡大は極力阻止したいとの態度を崩していませんでした。このため、フィンランドがNATO加盟を行うかどうかは、加盟のメリット、ロシアとの関係、フィンランドと同様に軍事的非同盟政策を維持してきているスウェーデンとの関係に依存していたのです。

今回、ロシアがウクライナ侵略などを行わず、関係が良好なままなら、敢えてロシアを刺激するようなNATO加盟を行うことはメリットよりもデメリトが大きかったので必要がありませんでした。しかし、ロシアがウクライナに侵攻したことがきっかけになって、NATOに加盟していなければプーチンのロシアに侵略される懸念があることから加盟のメリットが大きくなり、ロシアが侵略施行である以上正常な関係を続けることもできず、スウェーデンもNATO加盟へ向けて同様の動きを見せていることから、一気に加盟に動いたのです。
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現在は、加盟ではなく、加盟申請ですね。


また、NATOの主要加盟国のトルコが反対してるので、全員一致になるには、まだまだ難航しそうです。

フィンランドのNATO加盟の意向は以前からあったものですが、フィンランドがNATOに加盟する事で、NATO自体が民族主義を容認する方向に変貌する可能性もありますが、それよりも、NATOとロシアの核攻撃を含む緊張感が更に高まる点が気になるので、周辺のEU諸国にとっては脅威になるかと。
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昔っからロシア(ソ連)には痛い目にあっていたからでしょ。

これまでは中立の立場をとってりゃ手は出されないと思っていたけれど、クリミア以降は兄弟国であろうと難癖付けて強欲に土地を奪いに来てる。もう中立の意味はなくなってしまったということだと。
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軍事力の強大な隣国ロシアを不用意に刺激しないように気を遣って


いたのです。
「自分たちはロシアの敵ではないので、NATOに加盟せず中立ですよ」
というロシアへのメッセージだったのです。

これほど気を遣っていたのにロシアがウクライナへの侵攻を見て
フィンランドも次は自分たちが攻撃される可能性があるので遠慮
せずにNATOに加盟しようと決めたのです。

これまでもNATOと共同訓練などはしていたようなので西側諸国に
とっては全く問題ない決断です。
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まだ加盟していません。

加盟申請を正式決定しただけです。フィンランドは戦後、中立を保って東側とも西側とも距離を置いてきました。それが2014年ウクライナ騒乱以来、西側に接近を図っているようです。ただし、そうすんなり加盟できるかどうかはわかりません。

フィンランド NATO加盟申請を正式表明 _ NHK _ ウクライナ情勢
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220515/k10013 …

(1) トルコ 北欧2か国のNATO加盟に難色 ロシアはフィンランドへの電力供給停止へ|TBS NEWS DIG - YouTube
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NATO加盟の意志を示すと、ロシアと国境を接するフィンランドを敵とみなして攻撃する可能性が強いと思われていた。


しかし、今のウクライナ戦争でのロシア軍の民間人にも容赦のない無差別攻撃を見て、フィンランド政府はこのまま中立を保っても危ないと判断し、国民も同調した。

フィンランドは、第二次世界大戦の序盤の英仏軍とドイツ軍の激突が始まる前の段階で、ソ連軍(ロシア)の激しい攻撃を受けた。フィンランド軍は善戦したが領土を割譲する条件で何とか休戦に持ち込んだ。
ところが、ポーランドが侵略されても何もしなかった英国が、これを見てフィンランド支援を名目に北欧のノルウェーに派兵した。

これで焦ったのがヒトラー。ドイツが依存していたスウェーデンの鉄鉱石供給を英国に断たれると判断したからだ。
ヒトラーは大軍を速攻で北欧に送り、英軍を北欧から追い出したが、これを契機に本格的な英仏対ドイツの戦いが始まり、独軍は瞬く間にフランス全土の占領に成功する。

しかし、英国侵攻作戦は失敗し、そうこうするうちに、ドイツはソ連との不可侵条約を破って、独ソ戦が始まることになる。この独ソ戦を以て、敵の敵は味方の論理が働いてソ連と英米が同盟した。

この独ソ戦の最中に、ソ連と休戦中のフィンランドが動いた。割譲という名目で奪われた領土を取り戻すためにドイツ側に立ったことになる。

この判断が裏目に出て、結果的にフィンランドは第二次世界大戦の敗戦国のレッテルを貼られることになった。

フィンランドがNATOに入れなかったのは、そういう経緯があるが、その後の冷戦構造の中でフィンランドにとっての敵はあくまでもソ連だった。西側諸国とともに動いていたことは間違いない。
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加入することで隣のロシアとの軋轢が増す、それによって平和が維持できなくなる可能性を恐れていたからです


ところが、ロシアが無茶苦茶な理由を付けてウクライナに攻め込んだのを見て、考え方が変わったってことです
元からロシアのことは信用はしていなかったとは思いますけど、次のウクライナは自分たちかもしれないと思うのに十分だったってことでしょう
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ロシアに中立的立場を取っていたからです(恐いから)。

フィンランドも土地を奪われる歴史を繰り返しています。
やはりアリン首相だと必ずなめられるので、ジジイの大統領がお出ましになりまして、電話でプーチンと会談したそうです。
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