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【住宅ハウスメーカーの化学担当者さんに質問です】新築一戸建て住宅を建てる際に、ハウスメーカーの営業の人からポリウレタンフォームで断熱するかガラスウールの断熱材を入れるか聞かれて、ポリウレタンフォームを充填した方が断熱効果が高いと説明を受けたのですが、10年間乗ったトヨタ車の天井が垂れて来て、正規ディーラーに持って行ったら、経年劣化と言われて、質問サイトで見たら、10年前のくださいは天井にポリウレタンフォームを使用して断熱していて加水分解して天井が垂れる欠陥があると指摘を受けて、あれ?自宅の壁内、天井内全てにポリウレタンフォームを充填した記憶は蘇ってきたのですが、住宅のポリウレタンフォームは10年後に加水分解して天井や壁材が水浸しになることはないのでしょうか?不安になってきました。これはトヨタ自動車だけの欠陥なのでしょうか?全ての断熱材のポリウレタンフォームが加水分解して天井が垂れる欠陥があるのでしょうか?10年後に住宅に打ち込んだポリウレタンフォームが加水分解して天井や壁材がびしゃびしゃになるのでしょうか?

A 回答 (1件)

私は住宅HMの化学担当でもないし、HMの人間でもありませんので、一般論として回答いたします。



ウレタンはそれが開発された当初から、水分に触れるような部分に置かれると、少しづつ加水分解する性質があり、今でもそれが改善されているわけではありません。

TOYOTAの例は、車内が人体からの水蒸気発生で、車内が暖かいこともあり、かなりの水蒸気が室内で充満している状態は珍しくないわけですが、車が停止し、夜間などに外気温が下がりますと、そこで使われているウレタンの透湿性能次第では、拡散によって水蒸気が車のボディーというか鉄板面に達しますからそこで水蒸気が冷えた鉄板面に触れて結露を起こすことは十分に考えられます。
まあ、以前のウレタンはオゾン破壊型の発泡剤が使われていたこともあり、比較的透湿性の低いウレタンだったと思われますので、かなりの経年によってゆっくりと加水分解が起きたのではないでしょうか?

一方住宅のウレタンにおいても全く同様のことが起きるわけでして、特に最近多く使われる、非オゾン層破壊型のCO2発泡(別名水発泡)のウレタンA種3タイプのものが使われていて、かつ室内側に防湿層が設置されていない場合(こういうケースが結構あります)やはり躯体の外側の構造用合板面などに結露が生じて、ウレタンの加水分解が起きることは十分にあり得ます。

ウレタンも日進月歩で、最近はA種3タイプよりも透湿性の低いA種1Hタイプなども出て来ていますし、工務店やHMの意識も向上してきていますので、ウレタンは常にリスクが大きいというわけではありません。どういうウレタンタイプが、どういう壁構成で使われているか次第ではリスクが少ない場合もあります。
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お礼日時:2022/06/08 15:25

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