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正確な時間を得るために日本では二つの局から標準電波が送信されていますが、GPSを利用すれば用が足りるように思います。
以前は周波数の高いGPSの利用は困難だったでしょうが、最近では腕時計のような小型の装置ですらGPSを利用し時刻を校正しています。
インターネットで調べた限りでは標準電波の利点は数十メートルの深さの海中でも利用できることしか見つけられませんでした。
あと一つ思いつくのは誰かの利権になっていることくらいです。
標準電波って今でも必要なんでしょうか。存在意義をご存知の方がいらっしゃったらお教えいただけませんか。よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • 「標準電波の使われ方」で検索してみましたが、1番目から50番目まで時計関係でした。
    それ以外の使われ方をご存知の方がいらっしゃったらぜひお教えください。

      補足日時:2022/06/20 08:43

A 回答 (13件中1~10件)

…先進国の証明みたいなもんで。



 時刻・周波数標準を自前で持つのはある意味先進国の義務みたいな面もありましてね。止めれば中国なんかが「もうアジアで先進国は中国しかない」みたいな事を言い出します。

 …というのはうがち過ぎとしても、周波数・時刻標準くらいは自前で持ってないとまずいです。GPSは実質米軍のものなので、一応民間に開放してるしSA(Selective Availability)は使わないとアメリカ自身は言ってますが、EUでさえGalileoをわざわざ作ってるくらいなので額面通りに信じちゃったら良くて「使用料寄こせ」悪けりゃ止められるなんて心配をしなくてはなりません。

>アンドロイドってNTPを利用してるんですね。

 cdmaOneとかCDMA1xの時代にはGPSで時刻補正してましたが、docomoなんかは手動補正でしたね。(携帯・スマホの時刻補正はOSによる要請の部分と通信システムによる要請の部分があります。)

>あとイラク戦争の際にイラク近辺ではGPSを使用不可能にしたけれども、米軍自身が困ったという都市伝説があります。

 都市伝説というか、事実は逆です。湾岸戦争のときなんか軍事用受信機(Pコードの受信できる奴)がふんだんにあれば良かったんですけど全然足りなくて民生用受信機をかき集めた関係で、あの時期は位置精度がスペックの限界まで向上してました。イラク戦争の頃には軍事用受信機も十分あったでしょうから、C/Aコードの精度を大幅に落としても米軍には屁でもない。

>「標準電波の使われ方」で検索してみましたが、1番目から50番目まで時計関係でした。
それ以外の使われ方をご存知の方がいらっしゃったらぜひお教えください。

 40kHz/60kHzそのままでは使いにくいんですけど、そのものずばり周波数標準としての機能があります。実際にやるとすると乗っかってる時刻信号を基に1pps信号を作って10MHzくらいの信号をロックさせるってやり方になりますけど。これはGPSの信号でも全く同じことができます。個人的には10MHzの時刻・周波数標準だけは廃止するべきではなかったと思ってます。10MHzならそのまま周波数の基準として使いやすい。

※かつて日本は2.5MHz/5MHz/8MHz/10MHz/15MHzの標準電波を出していました。アメリカもつい3年前まではやってたんですが、どうも止めちゃったくさい。

>あと一つ思いつくのは誰かの利権になっていることくらいです。

 アメリカでさえ短波帯を止めちまうくらいなので、利権どころか金食い虫として目の敵にされている可能性すらあります。

#6氏
>一方、GPSは時計(端末)が衛星に向かって上りの電波を出して下りの電波で今の時間を貰う と言う様な仕組みになるでしょう

 んなアホな。そこら辺で売ってる奴はもちろん、軍事用の奴でもGPS受信機は送信しません。GPS衛星の電波信号を基に自分で位置と時刻を計算してます。
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この回答へのお礼

多方面にわたる詳細なご説明ありがとうございます。

>40kHz/60kHzそのままでは使いにくいんですけど、・・・
>10MHzくらいの信号をロックさせるってやり方

>10MHzの時刻・周波数標準だけは廃止するべきではなかったと
>思ってます。

正直に言って膝がカックーンと折れました。10MHzなんてフェイジングなんかで正確性を期す時には不便なんでしょうかね。

>アメリカでさえ短波帯を止めちまうくらいなので、
>利権どころか金食い虫として目の敵にされている可能性すらあります。

金食い虫なのに残してるのが利権のためってことはよくあるように思います。情報通信研究機構というところが運用してるようですが、書類書きしか能がない輩が、まじめな技術職に偉そうに命令し、そこには各企業が蟻のように群がってるイメージがわきます。もっとも効率が悪くても企業が技術を高めてくれればそれはそれでいいことだとは思いますが。

>周波数・時刻標準くらいは自前で持ってないとまずいです。
確かにこういう気概と自立に対する姿勢は大事にしたいですね。

お礼日時:2022/06/21 05:06

…#12です。

補足。

 アメリカの標準電波(短波)はまだ止まってないそうです。GPSを運用している当事国が長波どころか短波も続けている、というのが必要性の証明と言えるのではないでしょうか。

>正直に言って膝がカックーンと折れました。10MHzなんてフェイジングなんかで正確性を期す時には不便なんでしょうかね。

 はい、精度だけで言えば10^-1だったか10^-2だったか、うまくやれば10^-3行けると聞いた記憶があります。確かN大学の研究施設で。(短波廃止されたら困ると言ってたのが25年ほど前の話。)あと距離と季節と時間帯で最適な周波数が変わるのが慣れてない人には不便。(10MHzは他でも出してるので、被らない8MHzを残すのも手だったか…?)

>情報通信研究機構というところが運用してるようですが、書類書きしか能がない輩が、まじめな技術職に偉そうに命令し、そこには各企業が蟻のように群がってるイメージがわきます。

 一つには、度量衡の標準を営利企業が握っちゃうとライバルには使わせないとかいろいろヤバい事になるからでしょう。10^-15(1秒狂うのに300億年とか)なんてアホな(誉め言葉)精度の時計なんて普通の実用上不要なので、まあ国家機関がやるしかないでしょう。レベルの高い研究開発とかには10^-12(Cs)だと不安ですけど。

※私の生業でも10^-9くらいは普通にないと困る…
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この回答へのお礼

重ねがさね、ご丁寧にありがとうございます。
>1秒狂うのに300億年とか
なるほどねー。そういうことなら、ちょっとあれな言い方ですが、国家の威信をかけてでも継続する価値がありそうな気がしてきました。

2番じゃどうして駄目なんですかと吠えた政治屋が叩かれたのと通じるような感じでもありますね。

お礼日時:2022/06/23 10:49

ちなみにスマホが部屋で動きを検知するのは加速度センサーがあるからでGPS関係ないです。

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GPSつけたら電池持たない。

チップ高い。直接衛星見えないと受信できない。インフラとしてコミットしてるやつ廃止なんかできない。世界と約束した仕組みなど、

考えれば、そんな単純な話ではないとわかります。ただ、マンションなどでは室内受信ほぼ無理ですね。でもGpsだとなお無理なので、それはどっちもどっちですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ホントに単純な話ではないですね。
鉄筋コンクリート造りの職場の中で電波時計の較正するために、わざわざ窓際までもっていってるので、私は標準電波は役に立たないもんだなと思った次第です。
一方で、スマホはLTEはもちろん届いてるし、GPSが受信できない云々とは文句を言わないしで結構部屋の奥までGPSの電波って届くもんだなと思ってましたが、そんなわけないですね。
GPSがつかめてるかどうか判定するアプリって存在しますかね。
あれば一度使ってみたい気がします。

>GPSつけたら電池持たない。
某サイトで陸上自衛隊の方が書き込んでらっしゃたんですが、位置の判定にはGarmin が手放せないそうです。スマホでは電池が持たないけどGarminではそんなことがないとのこと。何時間単位だったか、何日単位の話だったかは忘れましたが。

あと加速度センサーの件ですが、ショッピングモール内でポケモンGOをするときに、1階では位置の移動を感知できないことが多くガラス天井の2階では結構感知できるので、位置移動の検知には加速度センサーはあんまり役立たない印象がありますが、これはアプリの作りこみに関係するし加速度センサーの問題ではない可能性も大きいとは思ってます。(GPSはやっぱり平時には役に立ちやすい印象)

お礼日時:2022/06/21 04:42

手段の多様性に対する考え方だと思います。


例えば、東日本大震災のあとで「NICTおおたかどや山標準電波送信所」がかなり長期間にわたり停止していましたが、そのような場合に、それを補完するものが必要になります。必要になった時点で新たに規格を決めて設備を作っていたのでした間に合いません。
現在、自動で時刻を調整する場合、GPS、JJT、NTP の3種類が考えられます。手動での時刻調整も入れて4種類です。GPS電波 が届かないようなビルの奥まった部屋では JJT が、長波すら届かないような場所では NTP が、インターネットが利用できないような場所では GPS や JJT がそれぞれ有効です。
常に代替手段が存在する、つまり、手段の多様性があれば持続可能な運用が可能です。それは危機管理のためにも重要なことです。持続可能な社会生活を構築することは、手段の多様性を維持し守ると言うことに繋がります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ちょっと検索して初めて知りました。
アンドロイドってNTPを利用してるんですね。
てっきりGPSを利用して時刻を較正してるもんだと思ってました。

今、目の前にある電波時計が標準電波をつかめないので月に1回窓際までもっていったりしてます。スマホは移動させると動きを検知するので、GPSはひろえてると思ってるます。そのために立てた質問でした。
「手段の多様性」は確かに大事だと思います。

お礼日時:2022/06/20 12:40

コストで言うと電波時計用チップとGPS用チップでは雲泥の差があります。

壁掛け用電波時計は千円で買えますがGPSを搭載した時計はその値段では大赤字かと。
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#2です。

お礼ありがとうございます。

GPS云々ではなく「主体的な国家として維持しておくべき能力」として考えるべきでしょう、というのが回答の趣旨です。

日本がアメリカの意に沿わない戦争をするかどうかは、尖閣問題や台湾有事をなどを考えれば、必ずしも日本とアメリカの利益が一致するとは言えないので「ほとんどない」とはだんだん言えなくなってきています。

というより「ほとんどない」からだんだん「やっぱりありえるかも」に代わっていく時期から、こういう地道なものを整備しても遅いです。

日本は標準電波を出しているから電波時計が普及しているわけで、こういうものを普及させるには時間がかかるわけです。

だから「無くてもいいが、国家の基本」だと回答しました。これが存在意義のもっとも重要な部分ですよ。

もちろん、衛星みちびきのようなシステムによって代替えできるなら、標準電波をやめてもいいと思います。でも「国家の基幹である時間の設定を他国にゆだねる」ことはすべきではないです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「主体的な国家として維持しておくべき能力」が大事だということはよくわかります。

まったく違う話なのですが、水道事業の民間への譲渡をゆるすなんてのは全く怪しからんと思ってます。
あとロシアの巡航ミサイルはGPSじゃなくて間違いなくGLONASSを使ってますよね。

重ね重ねの回答、本当にありがとうございます。

お礼日時:2022/06/20 12:24

>チップを1個搭載するという発想で考えれば~



電波時計は1日2回、一方的に今の時間を送って時計側で補正する

一方、GPSは時計(端末)が衛星に向かって上りの電波を出して下りの電波で今の時間を貰う と言う様な仕組みになるでしょう

1回だけのアクションと2回で受け取るアクションを考えたらチップ1枚じゃ済まないと思う
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あ、結論わかりにくかったか?



時計のために行っているモノではないので、GPSも標準電波も
だから要らないって事にはならない
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この回答へのお礼

>1.事業の目的
>標準電波は、高精度の標準周波数を長波帯の電波により
>送信するもので、無線局から発射される電波の周波数精度の
>維持・向上等に利用されるとともに、
>将来的にはこのような高精度の周波数を基準とした、
>より一層稠密な周波数割当ての実現につながるものです。

なのですね。
実際にどう使われてるんでしょう。
>将来的にはこのような
なんて文章を読むと「ほんとはたいして役に立たないけど、利権のためにもうつぶせないんだよ」と書かれている気がします。

お礼日時:2022/06/20 08:32

電波時計は、標準電波を使った時間補正の機能であり


標準電波=時計ではないのですけどね・・・・


GPSだって位置情報の特定のために正確な時計が必要->その時刻情報を自分の時計補正に使えば良いんじね?
という事なので・・・・
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