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生物の研究者になるにはどうしたらいいのでしょうか?

A 回答 (3件)

資格が必要ということはありませんので、知識や経験などについて客観的に考えて自分で生物学の研究者であると自分で思えば生物学の研究者です。

ただ生物学の研究者を職業とする(それで生計を立てるか少なくとも収入を得る)ならばほとんどの場合、研究機関や大学、あるいは財団や会社(製薬、医療技術関連、農業関連、食品関連、環境科学関連など)に所属して研究者・技術者として働くことが必要になります。なので雇用する側が、この人は生物学(生命科学)の研究者とみなせると認めてもらう必要があります。具体的には大学や高専で生命科学関連(生物学、農学、薬学、医学、獣医学、保健科学、臨床検査学等)を専攻し、さらに大学院に進んで修士課程を修了もしくはそれと同等のキャリアがあることが一応の基本ラインになると思われます。

ただ研究の現場である程度主体的に働くには現実的には博士号(PhD)を持っていることが求められますので、大学院博士課程まで進んで正式な学術雑誌に論文を発表して博士号を取得してから就職するか、大学院修士課程修了の時点で就職し(日本ではこのパタンが多いです)、上記のような職場で働きながら自分の研究も時間をかけて少しづつ続けて論文を発表し、それを元にどこかの大学から博士号を取得するか、ということになると思います。ただこれは職場の理解や仕事環境によるので実際のところスムーズにいくかどうかは職場次第ということになります。(こうした方法で博士号を得る制度が、将来的に存続するかどうかわからないので注意してください。)

いったん大学もしくは大学院修士課程を終了してすぐに就職して数年〜十数年働いてから退職して、研究者を目指して大学院に入学してくる方も少なくないです。私の知っている院生でも元高校の先生とか製薬企業の技術職員の方とかいました。

前者については、博士号取得後すぐに正規の研究職につくことは(元々空席が少ないので、よほど優秀か幸運でないと)現状では大変難しいので、2~4年の任期の有期雇用の研究者(ポストドクトラルフェロー(ポスドク、博士研究員)と言います)として国内や海外の大学や研究所などでそれなりに有名な先生の研究室で働きながら研究業績(論文)を増やして、良いポストがあれば応募するという感じになります。ポストドクトラルフェローの給料は幅がありますが、通常は少なくとも一人で自立して生活する分には十分な程度の給料はもらえますが2人だと厳しいかもしれません。給与面などの待遇は海外の方がいいと思います。)ポストを得るのは本人の業績だけでなく運や上司の先生方のコネクションもかなりあるのでこうした生活を繰り返し長く続けざるを得ないことも多く、この辺が(生物学にかぎらずどの分野でも)研究者を職業とする場合ある程度覚悟が必要なところかもしれません。


生物学と一口に言ってもその分野は非常に広く、分子生物学や細胞生物学から形態学、生理学、環境科学や生態学、医学や薬学に近い分野まであり、もちろん全範囲をカバーしている人などはまずいません。偉い先生方も、現実には、みなさん生物学のなかの非常に限られた分野だけの専門家にすぎません。
分子生物学などは研究するには高額な分析機器や試薬、研究設備、実験動物施設などが必要ですので、個人で行うことは不可能ですのでどこかの研究機関に属さないと行うのは難しいです。
一方で、動物や植物の生態学とか環境等の分野では小中高校の理科や生物の先生方や、生物学とは関連のない職業を持ちながら、研究機関に属さないで個人として生物学研究に取り組んでおられる方も少なくありません。

生物学の研究者になると言っても、こうしなくてはいいけないみたいな硬直したものでなくて、結構、いろんなルートや働き方があるので、自分にあった方法で将来計画されると良いと思います。今はいろいろな生物学系の大学、学部が生物学に興味のある中学生や高校生を対象にサマースクールのようなものを開催して、研究者や若い学生さんの方から研究の話や、最先端の実験や観察などを体験させてくれる機会もあると思いますのでそうしたものを活用するのも良いと思います。
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そういう学部がある大学に入ります。


東大なら、理学部生物学科ですね。

そんで大学院に進学します。

そして、大学の助教や准教授になり
教授になります。
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研究することに特に資格は要らないので、自分なりに研究してそう名乗れば今日からあなたも研究者です。

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