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DNA相同性試験とはどういうものなのでしょうか?DNAの相同性を利用するものだと思うのですが・・・どのような原理を元にこの試験は行われているのでしょうか?
また、この試験にはビオチン標識したプローブを用いるとあるのですが、プローブにはどういう化合物を用いるのでしょうか?
どなたかご教授ください。

A 回答 (2件)

DNA相同性試験という用語はおそらく細菌をやっている人以外はあまり使わないと思うので、そのつもりで書きます。

最も基本的にはシークエンスで配列を読んで比較することですが、ビオチンラベルが出てきてるということから、マイクロプレートを使った方法だと思います。基準となる菌のDNAを一本鎖にしてからマイクロプレートに固定。次に比較したい菌のDNAを抽出・精製し、一本鎖にしてからこのDNAにビオチンを付加してプローブにするのです。そこで二本鎖になったものが相同性の高い物ですので、二本鎖を形成したものをビオチンで検出します。このようにして、二本鎖を多く作る物が相同性が高いという判断だと思います。

この回答への補足

回答ありがとうございます。生物は詳しくないので大変参考になります。
相同性の高いDNA同士は2本鎖を形成するということですが、それぞれのDNAは塩基配列が全く同じというわけではなく、A→T、G→Cの関係で一方がAの部分には相手のTの部分が結合するのでしょうか?
あと、ビオチンで検出するとありますが、(蛍光や酵素?)などで標識したアビジンを結合させて検出したりするのでしょうか?
質問ばかりですみませんm(__)m

補足日時:2005/04/12 14:49
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まず最初に私は表題の実験をやったことがないので、間違いもあるかもしれません。

予めご了承ください。
ビオチンラベルについては、蛍光標識したアビジンで検出するのだと思います。
DNA配列のアニーリングについては、ご指摘の通り同一の配列は二本鎖にならず、相補鎖(A-T,G-Cという関係の相方の鎖です)がアニーリングします。ただ、生物のゲノムDNAは二本鎖であるので、プレートに固定する一本鎖DNAはどちら側の鎖でも問題ありません.
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この回答へのお礼

丁寧な回答でよく分かりました。ありがとうございます。アニーリングという言葉は始めて聞きました。勉強になりました。

お礼日時:2005/04/12 17:07

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