No.2ベストアンサー
- 回答日時:
欧米の識者がロシアの分裂について述べています。
私も、ロシアの分裂の可能性は低くないと思っています。イギリスのシンクタンク「王立国際問題研究所(チャタムハウス)」の客員研究員であるティモシー・アッシュは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とロシア軍がウクライナに敗れるのは避けられないと考えています。 ロシアによる軍事侵攻が始まってから13カ月目を迎える今、ロシア政府にのしかかる真の問題は、プーチンのロシアがどうなるのか、そして歴史は繰り返すのか、ということだと彼は言いいます。
ウクライナとロシアの問題をめぐる政策について、複数の政府に助言を行ってきたアッシュは、1月21日付のウクライナの英字紙「キーウ・ポスト」に論説を寄稿しました。 その中で、戦争に敗北すればロシアは複数の国家に分裂することになるだろうという考えを示しました。 これはプーチンが約1年前にウクライナに軍事侵攻を開始した時に目指した「大ロシア」再生とは真逆の結末です。
「プーチン時代の終わりを目の当たりにすることになる可能性は十分にあるし、1991年のソ連崩壊の時のように、ロシア連邦が崩壊して数多くの新国家に分裂する可能性もあると思う」とアッシュは論説の中で述べました。
ロシア崩壊の可能性を予想する専門家は、アッシュだけではありません。
米ラトガーズ大学ニューアーク校の政治学教授で、ウクライナとロシアの問題に詳しいアレクサンダー・モティルは、1月7日のフォーリン・ポリシー誌の論説の中で、プーチンが権力の座を去った後には「熾烈な権力闘争」が起き、「中央集権制が崩壊し、ロシア連邦が分裂する」可能性が高いと指摘しました。
「その場合は誰が権力を握っても政権は弱体化し、ロシアは戦争遂行にかまけてはいられなくなるだろう」とモティルは述べました。 「この混乱を生き延びた場合、ロシアは中国の弱い属国と化す可能性が高いし、生き延びられなければ、ユーラシアの地図は大きく変わる可能性がある」と。
フランスのシンクタンク「モンテーニュ研究所」の地政学専門家であるブルーノ・テルトレも、ウクライナ戦争が「二度目のソ連崩壊」をもたらす可能性が高いと指摘しました。
テルトレは昨年12月に、「プーチンはロシア世界(ルースキーミール)の統一に失敗しただけではない。今回の戦争によってロシアに最も近い複数の隣国も『脱ロシア』を望むようになった」と書いています。
米シンクタンク「ジェームズタウン財団」の上級研究員であるヤヌシ・ブガイスキは、西側の政策立案者たちは「差し迫る」ロシア崩壊に向けた備えがまったく出来ていないと警告します。
ブガイスキは1月12日発行のポリティコ誌に寄稿した論説の中で、次のように述べました。 「西側の当局者たちは、ロシア崩壊の影響に備えたり、ロシア帝国主義の崩壊につけ込んだりする代わりに、冷戦後の過去に戻れると信じたがっているように見える」と。
No.6
- 回答日時:
戦争犯罪人プーチンとその一派を相手にしている国は殆どなく習近平とルカシェンコ位のものです。
よって現状、プーチンがウクライナ侵略を続ける限り、ロシアは内部崩壊し、ロシア連邦は解体される運命です。解体を一番狙っているのは習近平かもしれませんね。何せロシアの沿海州は清の時代にロシアから略奪された土地。覇権主義習近平は中共も被害国だと言って沿海州を取り戻す事でしょう。中露は今や親分習近平と子分プーチンの関係、習近平は取り戻すのに余り労力はいりませんNo.5
- 回答日時:
その可能性は捨てきれません。
かつてソ連が崩壊し、ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ジョージアも含めた幾つかの国(約15ヶ国)に分裂したとき、様々な原因(要因)がありました。
主因となるのは、アフガニスタン戦争による戦費増大、米国との軍拡競争、原油価格低迷などによる経済悪化だと見られています。
翻っていまのロシアを見ると、共通する要素があります。それはまずウクライナとの戦争でロシアが疲弊し、戦費を使いすぎてしまう心配があること。
軍拡競争ではないが西欧(NATO)・米国から後れをとっていること、経済制裁で市中の経済情勢が徐々に悪化していること、などを踏まえると、プーチンに反旗を翻す人々が増えてきかねません。
中国はロシア寄りの姿勢を示していますが、習近平の真の狙いはロシアが弱体化し、中国が覇者になるための目障りな存在(ロシア)から降りてくれることです。
プーチンの政策が行き詰まれば、ロシアに内在する不満分子が増殖し、国内は割れる可能性があります。
No.4
- 回答日時:
可能性は、あるかも知れません。
結局、ロシアや中国というのは、領土を
征服によって、拡大してきた国でしょう。
ウクライナを見てわかる通り、その民族が、
ロシアへの愛国心を持っているとは、思えない。
取り分け、極東は、中国の侵略が進んでいるし、
アジア系も多い。
本体が弱れば、忠誠を尽くす民族は、多くないのでは?
しかし、西側としてみれば、分裂されると、世界情勢が
不安定になるし、核の管理にも、不確定要素が発生する。
その意味では、好ましいとは言えない。
No.3
- 回答日時:
今回の侵略戦争で貧乏籤を押し付けられた連邦を構成する幾つかの国では、連邦からの離脱機運が高まるでしょう。
ロシアは自分自身をソ連時代からの盟主と壮大な勘違いをしているので、自分達もソ連から独立したという事実を忘れ、ロシアに取り込まれるべきだという思想です。
連邦からの離脱には軍事作戦をもって対処し、離脱できてもロシアに接するあたりの地域を更に分離独立させロシアの緩衝材に用いると思われます。
かくしてロシアは更に嫌われ、ロシア国内でテロ、っとそうじゃなかった、「正義の鉄槌」が下されることでしょう。
でも、ロシア人は純朴で素晴らしい笑顔の民族なので、笑って死んでいくでしょう。ロシア人は自分達の加害による人の死を気にしませんから、自分たちの死や家族、友人の死が被害によってもたらされても気にしません。そもそも為政者による人口過多であるロシアを戦争を通じて人口調整を行うのは大昔からの伝統芸です。
No.1
- 回答日時:
内紛とかがあれば分裂はあるでしょうが、今のところ一つにまとまっているようですから、分裂はないでしょう。
ただ、ウクライナ戦争でどこかの段階で停戦が実現しても、国内経済が完全に疲弊していれば、中国を当てにするしかなくなります。
それを良しとする人間と、中国を当てにすれば乗っ取られるという人間が出てくるでしょうから、一つにはまとまらないでしょう。
強権発動で抑え込めばその反動は大きくなります。
これまで抱えている問題と連動して大きく国内が動く可能性があります。
ウクライナ戦争がどうなるのかが一つの分岐点でしょうね。
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